イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ああせい個ぉ性

2011-07-14 23:51:08 | 昼ドラマ

『霧に棲む悪魔』最終話(1日)で圭以(入山法子さん)のサプライズ記者発表にぶっ飛んでいた、龍村貴金属の宮下社長=矢島健一さんは、翌週からさっそく『おひさま』の安曇野国民学校改め新制・安曇野小学校の萩原校長にワープ。

放送期間、初登場日が、偶然、重なることなく“隣接”したおかげで、矢島さん得意の“機を見るに敏”キャラ2週にわたって堪能できましたな。こういう矢島さんの人物像、大好物です。職場にいたら思いっきり「大ッ嫌い」って胸張って言える。『ハゲタカ』のアイアンオックスも、『宿命19692010の財務省上司も、『華麗なる一族』の帝国製鉄社長も、微妙にニュアンスを変えながら、いつも“機を見るに敏と言うより、機を見るのが趣味、て言うか本能”“ハラにイチモツと言うより、すべてにイチモツ”“身体じゅうどこを切ってもイチモツ無い所がない”(←誰だいろんなこと想像したのは)。

人呼んで(誰呼んでだ)“ミスター慇懃無礼”

あるいは“魂胆でできている男”

矢島さんが、あらゆるご出演作で演じる役柄はすべて、日本の人間社会における“文化”そのものです。

『霧に~』の宮下社長は「忙しくなりそうだー!」とウキウキ張り切った途端に圭以さんの鶴のひと声で「バンザイ…無しよ」状態になってしまい、“のちの事知りたや”のままでエンドでしたが、『おひさま』の萩原校長という役は、陽子先生(井上真央さん)のような、“理不尽な環境でもせめて子供たちに良かれと、自前の健康な倫理観と軍国教育との狭間で悩みつつがんばって来た”教師たちが、戦後、落下傘的に来た付け焼刃進歩主義の偉そう管理職に抱く違和感、嫌悪感を体現するキャラとして矢島さん得意の持ち味を最大活用。キャスティング的にもお見事。

陽子ちゃんは今週めでたくご懐妊で、教師を続けるなら産休とらなければなりませんな。オンナ先生には何だかんだ理由つけて辞めてもらいたいらしい萩原校長のイヤミシーンは堪能できるかしら。

……『霧に~』のレヴューの続きを、矢島健一さんに事寄せて書きたかったのですが、ここまで書いたところで、PCキーを操作する手に外科的アクシデント発生。落ち着いてからまた行きましょう。終わったドラマだから、追いつかなくなる心配もないですしね。

コメント
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