先日「打ち切ってよし」と勝手に結論出さしてもらったNHK『あさイチ』ですが、3度めのリアルタイム視聴で、ダメなところがひとつはっきりしました。
出演者の声がかぶり過ぎなんですよ。何かに対する感想でも、リアクションでも並んだ全員がわやわや言って、ひとりの声に収束するまで時間がかかりすぎる。VTRの最中でも、ワイプとられてもいないスタジオ出演者の「そうなんだー」相槌とか笑い声が、Vの中の人の声にかぶって聞き辛い。いまのバカそうな感想言ったの誰の声だっけ?と余計なことが気になる。場面によってはVの内容そのものをバカにしているように聞こえるときすらある。
要するに、こういったふうな、ゲストも多人数ならMCもメインだけで3人、レポーターも中継・スタジオプレゼン取り混ぜてうじゃうじゃという生番組の作り方に、演者もスタッフさんも慣れていないのでしょう。Vであれスタジオ生であれ、誰かがものを言ってるときには他の人は黙る。リアクションは代わる代わる発して、音声さんも代わる代わる拾う。これを実行するだけでずいぶん視聴しやすくなるはずです。
あともうひとつ、素で笑うのは一度にひとりずつにすべし。この番組のレギュラーの皆さん、何か勘違いしているんじゃないかと思うほど、とにかくキャッキャアハハと笑い過ぎる。
住まいの除臭剤のCMに「香りでニオイは消えません(=ニオイの上に強い香りを載せてマスキングしようとしても、重なってもっと妙なニオイになるだけ)」というフレーズがありましたが、同様に、“笑い”で“明るさ”は確保できません。出ている人たちがいっぱいキャッキャアハハ笑えば明るい番組になり、観る人が明るい気分になれるというわけではない。大きな勘違い。
今日(13日)はわりとヨゴレ感、イライラしたり気の滅入る要素(離婚とかモンペとか)の少ない、いますぐ役に立つ系の話題(=電子レンジかしこい使いこなし例)だったので点が甘くなりました。