イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

前にゼロをつけるな!

2007-08-09 17:52:09 | CM

 一応地元なんで、ジンクス的に、日ハムファイターズの話題は“スルーという名の応援”をシーズン中貫くつもりだったので、あくまで芸能ネタとしてね。

 ダルビッシュ有投手、やっぱり噂の彼女=サエコさんと結婚宣言するらしいですね。札幌ドームでの楽天戦、地上波TV中継あるみたいだけど、そんなアナウンス、試合前の球場でやらなくてもいいのに。

 別に、「神聖な球場やマウンドにプライベート下半身問題を持ち込むな」とまでは思いませんけど、物事にはTPOってものがあるんで。

 野球を観たくて球場に足を運んだファンと、ダルくんのラブ&セックスに興味津々な人種とは、あんまり重ならない気がするんですが。

 …と、月河が思うよりは、意外に重なってるのかな。

 夏休みの小さなお友達もお父さんお母さんと一緒に相当数スタンドを埋めてるはず。わかるような言葉で宣言できるのか、ダルくん。

 それにしても、もう、笑っちゃうぐらい続きますね、若手女優・アイドルのできちゃった婚。

 何週か前の『たかじんのそこまで言って委員会』では、このテの“若者のフシダラ”系の話題にはナーバスであることを売りのひとつにしている三宅久之さんが「未婚の男女が交わって、妊娠して慌てて結婚なんて恥ずべきことなんだから、TVカメラの前でニコニコ発表する神経が由々しいし、それをニヤニヤ許して報道するマスコミもどうかしている、そもそも“デキチャッタ”なんて呼び方の軽さがよろしくない」みたいな発言をされて、番組的には「それならもっと恥ずかしい呼び方にしよう“ズッ婚バッ婚”でどうだ」という話になっていました。

 結婚前にマジわるのがフシダラか、妊娠がわかってから結婚決めるのが恥ずべきことなのかの判断はおくとして、いまや“できちゃった婚”という言葉は、“軽い”と言うより、言葉の中の“失敗”“予想外”“あせって”というニュアンスが実態にフィットしない気はしますね。

 今回のダルビッシュ投手なんか、マウンドさばきやan‐an誌の表紙(買ってないけど。いやホント)のイメージも手伝って、「ええ、やりましたよ、そうですよ中で出したから孕んだんですよ、中なんだから孕むに決まってるじゃないですか、それが何か」ってぐらいの勢いに見える(爆)。

 「カウント2ボールの後外角に落ちる球投げたら振ってくれるじゃないですか」みたいなノリ。

 こういうときは“できちゃった婚”より“だから何婚”ぐらいでどうでしょうか。

 『金色の翼』第29話。

 これまでの修子の回想話の中で、映像がついたのは今日の“出かける前の日ノ原氏によるビンタ”シーンが初めてです。少なくともここだけは、ドラマ的にも叙述トリックではないと見てよさそう。

 日ノ原氏が死のフライトに発ったその日の行動、槙への修子の語りに、普通のドラマなら当然のように敷地の中を走るリムジンや、先回りして庭を突っ切る免許なしの修子のジープ、滑走路で銀色に輝くセスナ機の翼…などがモノクロ粗粒子映像でオーバーラップ、もしくはフラッシュするところですが、ここで映るのは27話で絹子が描いて槙に見せた滑走路の平面図と、槙の部屋で修子が手に取って弄んでいたミニチュア模型飛行機のみ。

 これを“昼ドラゆえの撮影予算のミニチュアぶり(嘲)”と取ってはこのドラマ、だいぶ損な味読になります。

 裸電球の照明を点け忘れた、月明かりの槙の部屋の作業机に広がる手描きの図面から、主(あるじ)を待つ新しい機の朝日に輝く翼を見た修子の渇望感を察し、槙の手が思わず翼を折ってしまい床に落ち砕ける模型のイメージから、修子の秘められた過去を今度こそ知った槙の、胸の痛みに心をいたすべき。

 “視聴者の想像力に全幅の信頼を置いた”演出の冴えが、今日も際立ちました。

 あとね「毎年、妻の誕生日に洗濯槽の掃除をしてあげる。」って草彅剛くんのCMも、じんわりイラつくな。

 自分のパンツ毎度毎度洗ってくれてるんだから、1年に一度の誕生日程度で恩に着せるなっつうの。

 それより誕生日ぐらい、所帯くささを忘れさせてくれるような非日常的なプレゼント、どーんと贈ったれよ。

 年齢相当のカラット数のダイヤモンドとかさ。

 …そう言うと「あ、0.39カラットでいいの?」とか言うダンナ、居るだろうな。首絞めて、意識失わせて、肝試しジャンプだね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする