弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

事務所開設12年目!
本ブログがKindle本に!「アマゾン 三色眼鏡」で検索!!

【雑記】やりたいことと、求められること

2020年10月28日 08時31分23秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
気持ちの良い風が吹く@湘南地方です。

昨夜、「プロフェッショナル 仕事の流儀」を視た。
今回は、田中みな実に半年密着。
“いやー、そういう番組じゃないだろ!?”と思いつつ、
他局の番組への出演の様子も放映されていてNHKにしては斬新だな、なんて思いつつ。

でも、意図が分かった。
「あざとさ」のプロ、というだけではない。
求められていることを演じ切る。その意味でのプロ。

番組冒頭からすっぴん、フロスをしている様子まで映され。

途中、幼少期から大学時代、TBS入社、「朝の顔」になりたくて奮闘するも求める場所には辿りつけず、フリーに。
実力不十分で飛び立った結果仕事は減り、藻掻いた末に雑誌への露出がきっかけで一転して「美のカリスマ」に。
挫折と、再生。

中盤の見せ所では、真夜中(自身が出演している番組を視ていたのでおそらく土曜日)の自宅、やはりすっぴん部屋着で。
真夜中から始まるインタビュー。
「田中さんはテレビに出ている田中みな実のことを、好きですか?」という、核心をエグる問い。
あなたは今の仕事を本当にやりたくてしているんですか?”という意味も含まれる、なかなか正面切って訊けない問い。
(この問いに対しては、しばらくタメがあったあと、「…好きとか嫌いという観点では視ていないですね。」という答え。)

ものすごく悪い言い方をすると、「電波芸者」。
でも、それをわかってやっている。わかった上で、それを凌駕しようとしている。
「期待に120%応えること」というのの「+20%」は、相手の想像なんか超えていくんだ、という決意と理解した。
同時に、視ていて時折こちらが息苦しくなった。
いや、恋とかではなく(笑)、刹那的過ぎて。
時折口を突いて出る「(私の取材に)飽きてないですか?」という問い。
求められることに応えようという気持ちが勝ちすぎて出ている言葉に思えた。
いつまでも今のままではない、ということを自覚していつつの日々。
それでも、“使い捨てられてたまるもんか”という思い。

自分が求めていることに辿りつけなかったが故に、求められることに応える、ということに徹するに至った。
でも、ただ応えるだけではなく。
雑誌原稿やドラマの台本についても自分の意見は面倒くさいくらいに伝えて、
相手が求めているものの本質に近づけていく。

この番組、「何かを成し遂げた人」から、プロが“歩んできた道”を知る、という偉人伝風のものと捉えていたけど、
今回は「今、この瞬間全力でプロな人」が“これからどう歩んでいくんだろう”という、冒険譚的なものに感じられた。


まあ長々と書いてきて何が言いたいかというと、
「あざとさ」って人間力よね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【知財記事(意匠)】内装の... | トップ | 【知財記事(著作権)】オン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

趣味・その他諸々の雑記」カテゴリの最新記事