弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【商標】出願から登録までにかかる期間

2021年12月08日 08時53分44秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます!
雨模様の@湘南地方です。そして、結構寒いです。
今季初、セラミックヒーターを作動させています。
加湿器兼暖房なので、加湿器の試運転も兼ねて。

さて、今日はお客様のご質問でよくある標記の件。
「審査ってどれくらいかかるんですか?」は、よく訊かれます。

実は特許庁は、審査着手状況を公開しています→こちら

表にあるように、出願の分野によって多少のズレはあるものの、
現状は概ね7~10カ月程度、といったところでしょうか。
いっときは12か月以上かかっていたので、多少は改善されたと言えるでしょう(…というか、このあたりも先日取り上げた出願件数の減少も関係しているのかな)。

それでも、「えっ、そんなにかかるんですか?!」と驚かれるケースもあります。
まあ、一般的な行政手続でこんなにかかるのってあまりないですからね、気持ちは分かります。
ただ、「出願」手続=実体審査が伴う、かつ、少人数で年間10万件以上をこなしている、ということを考えれば、
審査待ち案件が生じるのもやむを得ないところかな、という風にも感じています。

上記は「審査着手」までの見込みで、そこから実体審査、査定の連絡、登録料の納付、登録手続き、と経ていくことになるので、
出願から登録まで、スムーズに行っても現在は約1年弱かかる、ということになります。

もちろん、早期審査やファストトラックを活用することで、この期間を大幅に短縮することができます。
早期審査だと、事情説明書提出から1~2か月程度、
ファストトラックだと、通常審査よりも約4月短縮されるということなので現状だと3~6ヶ月ということになりますね。
※ファストトラックの短縮期間目安の表示が変更になってますね。というか、ファストトラックは6月でファーストアクション出す、という流れなんですね。

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