らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

一日中が何故「四六時中」

2024-03-04 | 雑学

近くのEスーパーの2階に「四六時中」というレストランがあります。
私は午前中にスーパーに行った時、長引いて昼を過ぎる場合に時々利用しています。
美味しいのでコロナ前は数十分並ばなければ入店できませんでしたが、コロナ後は客が減り、いつでも直ぐに入店できます。
「四六時中」という店名の由来は知りませんが、今日は「四六時中」という言葉の由来について調べることにしました。

「四六時中とは」
このレストランの名前にもなっている四六時中(しろくじちゅう)という言葉はご存じの通り一日中とか常に等の意味があります。
広辞苑でも、①二十四時間中。一日中。二六時中(にろくじちゅう)。
      ②始終。つねに。日夜。
と説明しています。

「四六時中の由来」
辞書が示しているように、この言葉は一日中あるいはいつでもずっと、という意味ですが、でも、なぜ四六時中が一日中という意味なのでしょうか?
調べてみると、もともと、一日中という意味で使われていた言葉は「四六時中」ではなく、江戸時代からの「二六時中(にろくじちゅう)」でした。
それが、1873年に太陽暦、及び24時間制が導入されたことをきっかけに、現在の「四六時中」が使われるようになったと言われています。

江戸時代の「二六時中」については、当時は日の出から日の入りまでを「昼」、日の入りから日の出までを「夜」として、それぞれ昼夜を6つに分けて、一日は「十二時(とき)」としていました。
そのため、旧暦では2×6=12で、『二六時中』という表現を使っていたようです。
それが、明治6年以降に「太陽暦(新暦)」が採用されて一日を24時間で表すようになってから、4×6=24の『四六時中』と言うように変わったということです。

「参考:12刻」
また、なぜ12という数が1日をあらわしていたかというと、江戸時代までは1日を12刻としていたためで、12刻は十二支を使って表現されていました。
1刻は約2時間にあたります。
映画やドラマで「子の刻(ねのこく)」や「丑の刻(うしのこく)」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これらはそれぞれ午後11時から午前1時頃、午前1時から午前3時頃を指しています。

更に、2時間ごとの1刻は30分ずつ分けられ、それぞれ「一つ時」「二つ時」「三つ時」「四つ時」となります。
怪談などでよく耳にする「丑三つ時」は、午前1時から3時をあらわす丑の刻を4つに分けた3つ目、つまり午前2時から2時30分のことです。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 飲酒量と健康リスク | トップ | 美味しい「文旦」 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
二六時中 ❔  (iina)
2024-03-04 09:23:27
『四六時中』が、太陽暦(新暦)「4×6=24」 からきたなんて知らなかったです。
こんど、みんなと呑むときに自慢しよう。


> 悪質な訪問販売もそうですが、オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺が相変わらず多発
さまざまに変えて忍び寄ってくるのですね・・・。
(寒々)ねづっちです。

コメントを投稿

雑学」カテゴリの最新記事