先日、孫娘の高校の入学式がありました。
この高校は本人の志望校だったのでとても喜んでいます。
それ以上に喜んでいるのが両親です。
受験前には両親は相当心配して「頭ごなし」に叱りつけたこともあったようですが、結果は万々歳でした。
爺も嬉しくなって早速、入学祝を贈ったところです。
ところで、「頭ごなし」とよく似た言葉に「頭越し」という言葉があります。
今日はこの二つの言葉の違いについて調べました。
「頭越し」
「頭越し」とは、ご存知のように、そのことに利害関係のある者、先ず相談すべき者などを差し置いて、相手に直接働きかけることを言う言葉です。
頭越しは、もともと、「人の頭上を越して何かの動作をすること」という意味があり、それが転じて、「間に立つものをさしおいて、直接働きかけること」、つまり当事者の意見を聞くことなく、勝手に話し合いを進めること、という意味になります。
例えば、「交渉が頭越しに進められた」などのように使われます。
「頭ごなし」
一方、「頭ごなし」は相手の言い分をよく聞かず、初めから一方的に物を言うときの言葉です。
「頭ごなし」 の 「ごなし」 は、もともとは「こなす」 という動詞を名詞化したもので、「こなす」 という動詞は、形があるものを砕いて粉状にする、という意味になります。
そこから意味が広がり、食べものを消化する意味で は「腹ごなし」 と言ったり、「思うままに扱う、自由に扱う」という意味で「こなす」と言うようになり、更に、「使いこなす」「着こなす」のように物事をうまくやることができる、という意味にも使われるようになりました。
この二つの言葉の意味を簡単に言えば、
・頭越し・・・当事者を差し置いて話を進めること。
・頭ごなし・・相手の言い分を聞かずに話を進めること
です。
この言葉の違いは、よく考えればわかりますが、とっさに使おうとすると思わず間違えてしまうかも知れません。
使用するときは十分気を付けたいですね。
ひとつの難関を乗り越えたわけですから、当人を含めて家族はうれしいです。
ことしは、桜の開花が遅れて入学式のころに満開とめでたさに花を添えている印象です^^
きのうは、地元の自然公園で弁当下げてお花見してきました。ちょうど満開でしたょ。
ブログに里山が漏れていたので、追加しました。