らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

正倉院展(その3)

2012-11-04 | 旅行

正倉院展シリーズ3回目の今日は、今年の展示品の中でも特に注目されている宝物(ほうもつ)3件をご紹介します。

「瑠璃坏(るりのつき)」
コバルトブルーの色とワイングラスのような形が特徴のガラス製のコップです。
ガラス部分の外側には同じガラスで作られた22個のガラスの輪が貼り付けられています。
大きさは、口径8.6㎝、高さ11.2㎝、重さ262.5gです。
このコーナーは一番人気と云う事もあって長蛇の列ができ、待ち時間30分程度を要しました。


「蜜陀彩絵箱(みつださいえのはこ)」
献物(けんもつ)箱です。
絵の具で文様を描いた上から油を塗る「蜜陀絵(みつたえ)」という技法が使われています。
蓋には空想上の鳥である鳳凰と大きなひれをもつ怪物のような魚がぐるぐる回るという不思議な絵が描かれています。
蓋の真ん中には東大寺の大仏さまに瞳を描き入れる儀式の時に2種類のお香を入れて納めたことを記した貼り紙がしてありました。
大きさは、縦30㎝、横45㎝、高さ21.4㎝です。


「螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)」
聖武天皇が愛用したとされる四弦の琵琶です。
四弦琵琶は古代ペルシャで生まれ、現在の琵琶の元になったと言われています。
この琵琶の裏側には花や雲、鳥が貝などで美しくデザインされています。
極楽浄土に住みとても良い声で鳴くと言う人面鳥「迦陵頻伽(かりょうびんか)」の姿もみられます。
大きさは、全長99.6㎝、胴幅41.5㎝です。


上記右側の中央部分の人面鳥を拡大した「迦陵頻伽(かりょうびんか)」です。


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2 コメント

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シルクロード (iina)
2012-11-04 10:54:15
瑠璃坏(るりのつき)のカップは、TV放送ではアラビア辺りで発掘されていますが、同じ姿をしています。でも、ガラス
の態をなさず、往時のままなのは正倉院に保管されたものだけしか残ってない貴重な物だそうですね。
螺鈿紫檀琵琶も紋様が細やかで、いつ見ても目を見張るほど美しいです。
九州の旅の最後は、姉宅に2泊してご馳走になりました。
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http://blog.livedoor.jp/tamirin2005/ (tamirin)
2012-11-05 08:51:55
TVでカップは見た事がありますが
キレイですね~
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