らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「まんまと」の語源

2012-10-19 | 雑学

「うまく騙された」と云う時に「まんまと騙された」などと言いますが、今日はその「まんまと」の語源について調べました。

「まんま」とは、「まんまとだまされた」「まんまとひっかかった」などと使われ、【上手にとか、ものの見事】にという意味ですが、このことばの語源をたどると味覚の表現にたどりつきます。

この言葉、実は、【味が良いこと】をいう『うまい』に由来しいるそうです。
即ち、「うまい」と同じ意味で『うまうまと』ということばがありますが、これが「うまうま→んまんま→まんまと」に変化したようです。

江戸時代には、「うまうまと食わせる」「まんまと食わせる」両方の表現があったようです。
しかし、なぜ本来【味が良い】という意味のことばが【ものの見事に】という意味でも使われるのか。

「うまい」や「うまうま」の“うま”は熟した果実の味をいう“熟(うむ)”が由来で、そこから味が良いことをいうようになりました。
味が良いと感じると心が満たされますが、そのため、味覚だけでなく他の出来事でも心が満たされるときに使われ、その意味を広げていったようです。
【上手、ものの見事】と感じるのも、何かが成功したり、巧みなやり方で思い通りに事が運んだりと、心が満足するからなのだそうです。

野田総理は18日夜のテレビ番組で、谷垣自民党総裁と交わした「近いうち信を問う」という合意について、「首相問責決議が出てきたという状況の変化があり、「近いうち」の合意が白紙になる可能性を示唆したともいえる発言をしています。

しかし、8月8日の「近いうち信を問う」の約束は、マスコミを通じた国民との約束でもあり、これが白紙に戻ると言うことは、60%近い国民が年内解散を求めている人たちとの約束をも白紙にすることを意味しています。
そうなると、自民党、公明党の党首は勿論、国民の皆さんも野田総理に「まんまと」乗せられたことになります。

ネット上では野田総理を「やるやる詐欺」と揶揄する書き込みもみられるようになってきています。
総理が詐欺師にならないことを願います。


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1 コメント

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まんなあること (iina)
2012-10-19 08:18:11
いまVHSをBRに、デジタル録り込みしてますが、わが子が1歳半に成長しました。幼児は、何でも口にいれ食べれる
か確認しているようです。
うまいかまずいかを確かめるようにして、自分なりの味覚をつくっていくのでしょう。言葉も、はじめに「うまうま」の食べ
物を覚え、このデジタル化は思いのほか楽しい作業です。

政治家の言葉は、政治的ニュアンスが伴っているので言質をとられると窮してしまいます。それにしても、幼児的攻防
がつづいています。
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