先日、安倍総理大臣は、アメリカのトランプ政権の閣僚として、初めて日本を訪れたマティス国防長官と会談し、トランプ政権との間でも強固な日米同盟を堅持していきたいという考えを伝えました。
これに対し、マティス国防長官は、沖縄県の尖閣諸島がアメリカの日本に対する防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲だという考えを示し、安全保障上の課題に協力して取り組んで行くことを確認しました。
このことで、トランプ政権も前政権と同様、強固な同盟関係が示され、日本が抱いていた安全保障面における危惧がひとまず払拭された感じですが、問題は10日からの日米首脳会談です。
トランプ大統領は果たして安倍総理と馬が合い、経済や安保などで強固な日米同盟の継続の言質を引き出せるのか、気になるところです。
日本には「阿吽の呼吸」と言う言葉があります。
「阿吽」とは、梵語〈サンスクリット〉の文字である悉曇(しっ‐たん)の字母の初韻の「阿(a)」と終韻の「吽(hum)」で、最初と最後を意味します。
また、阿は万物の根源、吽は一切が帰着する智徳を意味し、密教の宇宙観を表しています。
更に、阿が呼気で、吽が吸気であることから、両者が息を合せることを「阿吽の呼吸」といい、複数の人間が共通の事を行うときに一致する微妙な調子や気持ちを表しているのです。
アメリカ人のトランプ大統領にこの「阿吽」が通じるのでしょうか?
大統領は首脳会談の日程の中で安倍総理をゴルフに招待しているそうです。
トランプ大統領は、「ゴルフを共にすれば相手を知ることができる。大いに楽しみである。私のパートナーになるだろう」と言っているとも伝えられています。
パートナーとは自分の手下になることではありません。共にする仲間です。
日米の首脳が阿吽の呼吸で経済も安全保障も更に世界の平和にも貢献できればいいのですが。
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トランプとはポーカーフェイスで向き合えばよさそうに思います。
たった一人の大統領がいままで強固であった日米同盟にヒビをいれるなら、その一事で向後は疑心暗鬼に陥ります。
きょうの富士山は、2日に江の島-七里ヶ浜を歩いたものでした。^^