今年も今日を含めて残り4日となりましたが、正月の準備はお済みでしょうか?
未だのご家庭はできるだけ今日中にされることをお勧めします。
何故でしょうか?
お正月の飾り付けはできるだけ28日までに行うのが良いとされています。
何故なら、29日は9の末日でもあることから「くまつ」と言って「苦を待つ」に通じ、更に「二重苦」に通じることから避ける慣わしがあります。
そして、31日も「一夜飾り」と言って、葬儀の飾りが一夜限りであることに通じるため縁起が悪く、飾り物やお供えなどの準備に向かない日とされています。
それでは、30日ならいいのでしょうか?
30日も相応しくありません。
旧暦では30日を晦日(みそか:三十日)と言い、晦日は月の最後を意味するため31日と同様の意味で相応しくないのだそうです。
お正月とは、本来、歳神様を家にお迎えし祝う行事なのです。
歳神様とは、先祖の集合霊のことを呼んだもので、年の初めにやってきて、その年の家族の健康や五穀豊穣を約束してくれる神様です。
正月飾りは、その歳神様を心から歓迎するための準備として飾るものです。
よく知られている主な正月飾りには「門松」「注連縄飾り」「鏡餅」がありますので、今日はその意味を略記します。
「門松」
門松は、歳神様の依代(よりしろ)で、正月飾りのなかで最も重要なものとされており、歳神様が迷わずに降りてくるための目印となるものです。
「注連(しめ)飾り」
新しい藁に裏白、ゆずり葉、橙(だいだい)などをあしらって作ったお飾りを注連飾りといいます。
新しい藁は、古い年の不浄を払うという意味があり、裏白は長寿、ゆずり葉は子孫の繁栄、橙は家系の繁栄を願ったものです。
注連飾りは神様を迎える清浄な場所を示すために飾るものですが、玄関に飾ることで、災いが外から入る事を防ぐともいわれています。
「鏡餅」
鏡餅は、もともと神饌(しんせん:神様の食べ物)として歳神様にお供えするための餅です。
そして鏡餅が丸いのは、人の魂(心臓)をかたどったものと言われ、鏡は魂を表す神器でもあることから、歳神様にお供えした餅を食べると新しい生命が授けられると言い伝えられてきました。
また、大小の餅を二つ重ねるのは、陰(月)と陽(日)を重ねることに通じ、福徳が重なることを願うためです。
「飾り付け日」
これらの準備は関東では12月8日、関西では12月13日から始まり、12月28日までにすべて済ませます。
門松を飾るのは、準備期間中ならいつでもいいのですが、28日に飾るのが一般的です。
「喪中の場合」
なお、喪中のご家庭については、新年の挨拶状(年賀状)を控えることはあっても、門松やしめ飾りを飾る事に問題はありません。
同じように、鏡餅も、新しい年の健康と幸せを願うと言う意味からも、飾っても良いと言うことです。
お正月準備が未だのご家庭は、できるだけ今日中に終わらせるようにしましょうね。
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