昨日は「サンマルコ寺院」をご紹介しました。
今日も引き続きヴェネツィアのサンマルコ寺院に隣接している「ドゥカーレ宮殿」をご紹介します。
「ドゥカーレ宮殿」
「ドゥカーレ宮殿」はヴェネツィア共和国総督の政庁として9世紀に建てられた宮殿ですが、何度かの火災に遭い、現在の建物は15世紀に建てられたものだそうです。
宮殿内にはいくつもの評議員の部屋や大会議室などがあり、ティントレット、ヴェロネーゼなどの素晴らしい絵画が飾られています。
・これは宮殿中庭奥に配された巨人の階段で、15~16世紀にかけてアントニオ・リッツォによって作られました。
階段の上には1554年の作と云われているサンソヴィーノ作の海の神ネプチューン像と、戦いの神マルスの像があります。
「ティントレットの天国」
宮殿内部には、行政府、裁判所や監獄まであります。
2階大評議の間にあるティントレットの「天国」は7×22mの世界最大の油絵と云われています。
こちらも撮影禁止でしたのでネットより拝借してご紹介します。
ドゥカーレ宮殿、黄金の階段です。
ドゥカーレ宮殿、黄金の回廊です。
ドゥカーレ宮殿回廊の黄金の天井です。
「十人委員会の間」の天井画です(撮影禁止のためネットより)
「溜息橋」
溜息橋はドゥカーレ宮殿から地下の牢獄へ渡る橋です。
囚人がこの橋を渡ると2度とこの世に戻ってこられないと言われ、橋の小窓からこの世に別れを惜しみ溜息をついたと云う逸話から「溜息橋(ためいきばし)」と呼ばれています。
この溜息橋は、16世紀に架けられたヴェネツィアの橋の1つで、白い大理石で造られています。
この橋には覆いがあり、石でできた格子の付いた窓が付けられており、この窓からの眺めは囚人が投獄される前に見るヴェネツィアの最後の景色であったと云われています。
「密告の口」
これは「密告の口」と言われ、治安機関である十人評議会へ密告の手紙を出す窓口だったそうです。
日本でも1721年(享保6年)に徳川吉宗が設置した「目安箱」がありましたが、これは差し詰めイタリア版の目安箱というところでしょうか。
「ゴンドラ」
ゴンドラはヴェネツィアの伝統的な手漕ぎボートのことで、何世紀にも渡って、ヴェネツィアでの主な交通手段であり、現在も、大水路の岸と岸をつなぐ渡し船として公共交通機関の役割を果たしています。
現在、ゴンドラの数は200~300艘あって、そのほとんどは観光タクシーとして使われており、数艘がトラゲットや個人所有の舟だそうです。
ヴェネツィアのゴンドラ、800年の歴史があると言われており、当初はヴェネツィアに住む貴族たちの交通手段だったそうです。
私たちツアーの一行は5人ずつに分かれてゴンドラの遊覧を楽しみました。
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「溜息橋」は、日本の泪橋と同じ意味のようです。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/6bde1259c689852bc46910c8b7a013e0
当然なことではありますが、洋館が古くからたくさん建てられていたのですね。
カンガルーが“カン軽るー”と軽々とカバを抱えています。
いいな~