昨日ご紹介したヴェローナから更に東へ124㎞移動すると、アドリア海に面したヴェネツィア(ベニス)に至ります。
このヴェネツィアの地名は、英語でヴェニス(Venice)と呼ばれていることやシェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」などから、日本ではベニスの呼称に馴染みがあるのではないでしょうか?
「ヴェネツィア(ベニス)」
ベニスは中世にはヴェネツィア共和国の首都として栄えた都市で、「アドリア海の女王」とか「水の都」、「アドリア海の真珠」などとも呼ばれた町です。
町がある本島は、アドリア海の最深部ヴェネツィア湾に出来た潟に、何百万本、何千万本もの杭を打ち込んで出来た人工の島だそうです。
このため、地盤沈下で傾いている建造物もありました。また海水面との差が余りないことから高潮の時などには浸水が度々起こるそうです。
ヴェネツィア(ベニス)本島へ渡る船です。
船着き場に面したベニスの市街です。
「サンマルコ寺院」
イタリアで最も有名な大聖堂と言われています。
サンマルコ寺院はビザンティン建築を代表する記念建築物であるとされ、その当時、コンスタンティノポリスで500年以上も前に流行した形式を採用しているそうです。
この寺院はサンマルコ広場に面して建ち、ドゥカーレ宮殿に隣接し、繋がっています。
建物の内部は黄金に煌く壁や天井と祭壇には2000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立(ついたて)がありますが撮影禁止でした。
サンマルコ寺院は、9世紀エジプトから運ばれた聖マルコの遺体を納めるために建てられたものです。
・サンマルコ寺院正面の彫刻や壁画です。
入口上部にあるこの4頭の青銅馬(コピー)は、13世紀ヴェネツィアの十字軍がコンスタンティノーブル(現在のトルコ:イスタンブール)より持ち帰ったもので、紀元前400年~200年頃の作品と云われています。オリジナルは内部にあります。
「サンマルコ広場」
正面のサンマルコ寺院を挟んで、左側の建物が旧政庁、右側の建物は新政庁です。高い塔はサンマルコ寺院の鐘楼です。
「ヴェネツィアの守護神」
翼を持つライオン像はヴェネツィアの守護神で、聖マルコの象徴として造られているそうです。
「サンマルコ寺院の鐘楼」
この鐘楼は、高さは98.6mあって、サンマルコ寺院の前の角に単独で建っています。
下半分はシンプルなレンガ造りになっており、その上部にアーチ型の鐘架があり、中に5つの鐘があるそうです。
鐘楼は1514年に現在の形で完成しましたが、1902年に崩壊したため、現在サン・マルコ広場に建っているのは1912年に再建されたものだそうです。
ヴェネツィアのサンマルコ寺院は、精巧な造りですね。ちびまる子ちゃんも行きたがるでしょう。
寒かったこの冬が影響して、春の花の開花が遅れてますが、待たされた分 花見は盛り上がることでしょう。
1週したい国ですよ。。。