連日猛暑日が続いている当地(大阪南部の熊取町)ですが、毎年この時期苦労するのがイチゴの苗づくりです。
秋に定植をするイチゴの苗は、この暑さを乗り越えて育てなければなりません。
今日は私のイチゴの苗作りをご紹介します。
「イチゴの苗作り」
・一般的な育苗
イチゴの苗は、親株の1本のランナーから3〜4個の子株ができるので、この子株を育てて採取します。
一般的に採取する子株は、親株から数えて2番目と3番目の子株がよいとされています。
この2番目、3番目の子株を元肥入りの用土を入れたビニールポットに置き、U字クリップなどで固定して発根させます。
1〜2週間後には、子株の葉が4〜5枚になり、株がグラグラとしなくなったら根づいた証拠なのでランナーを切り離します。
・私の育苗
私の場合は180本くらいの苗が必要なので、このような細かい作業方法をとらず、親株を別畝に移植してからランナーを伸ばさせて苗を採るズボラな方法で育苗しています。
具体的には、毎年梅雨入り前の6月初旬に収穫が終わったイチゴの親株を別畝に数株移植して苗取り用に育てたり、秋野菜を植えない1畝に育苗用にイチゴを植えてそのまま秋まで放置する方法です。
今年は親株を別畝に移植する方法を採っているのですが、いずれの場合も畝を乾燥させないように水遣りは欠かさず行います。
「別畝に移植」
下の画像の中央に植わっているのが親株を移植したイチゴの苗用畝です。
この畝には3品種植えており、左側1/3が「アキヒメ」で、親株を2株移植しました。
そして、右端にこんもりとしているのが親株を1株移植した「アスカルビー」です。
その間に「トヨノカ」の親株を3株植えて育てています。
「アキヒメ」と「アスカルビー」は各30株ほど確保できればいいので、十分確保できているように思いますが、「トヨノカ」は130株ほど欲しいので、今の発育状況では少し不足しているかと思われます。
そこで、追加で苗を育てることにしました。
・親株を移植した畝です。
「放置株からの採苗」
下の画像は5月に収穫が終了して、放置しているイチゴの畝です。
各株からはランナーが伸びて、畝間の土があるところでは発根している株があります。これらを見つけて別の場所へ植え替えしました。
親株から数えて1番目もあれば3番目、4番目もあるかも知れません。
兎に角、定植する180本くらいの苗が確保できればいいので、発根している子株を見つけては植え替えしています。
・収穫終了後放置している畝です。畝の親株は片付け、畝間の発根している苗があると植え替えしています。
「寒冷紗で遮光した追加の苗」
下の画像が植え替えした苗です。
8月の直射日光は強いので、活着するまで寒冷紗と水遣りが欠かせません。
寒冷紗と水遣りは毎日していますが、暑さに弱いことからまだ活着するかどうか分かりません。
半月位経てばしっかりと根が張ると思うので、その後は寒冷紗を取り除き、水遣りと追肥を行います。
・寒冷紗で遮光している70~80本の植え替えた苗です。
上記の放置しているイチゴの畝を片付けながら植え替えに適した苗があれば、130の本数確保を確実にするために、更に移植して育てます。
私にとってイチゴ栽培は最重要野菜なので、苗作りの失敗は許されません。
苗作りの夏越しには毎年苦労しています。
・このように遮光しています。
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一粒ごとに家族の笑顔がうかぶと、やりがいがありますね。
かかる分収穫の喜びがあるのでしょう。
鉢植えのゴーヤでさえ収穫して食べると美味しいのですから。