らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

食べられる雑草「エノコログサ」

2023-09-25 | 情報

「エノコログサ」という雑草をご存じでしょうか?
名前だけではわからないかもしれません。
では「猫じゃらし」と言えばどうですか?

「エノコログサ」
エノコログサはイネ科エノコログサ属の一年草で空き地やあぜ道などに生えている雑草です。
原産地はユーラシア大陸で、日本には縄文時代前期に、アワの栽培に伴って渡来したようです。
草丈は30~70㎝ほど、6~9月に茎の先に長さ3~6㎝ほどの花穂をつけます。
一つの穂には300~800個の実があり、その基部から細長い剛毛がたくさん生えているため、ブラシのような、あるいは犬やキツネの尻尾のようなという印象があります。

エノコログサの中国名は「狗尾草」で、「狗(犬)の尾のような草」という意味です。
中国では「狗(犬)」ですが日本では「猫じゃらし」、更に、英語名は「Fox tail grass」で、キツネの尾のような草となっています。
各国ともに、動物の尾を連想させることは共通していますが、動物名は異なるようですね。

私は日本の「猫じゃらし」が一番可愛らしいように感じます。
子猫の視界内でエノコログサの花穂を揺り動かすと、獲物と思った子猫は我慢できずに飛びかかってきます。
皆さんもご経験があると思いますが、その仕草がとても可愛いですよね。



「食べられるエノコログサ」
猫じゃらしの正式名称は、イネ科のエノコログサ属のエノコログサという植物です。
この雑草は(エノコログサ)は粟(アワ)の原種になります。
「五穀」
粟とは五穀の一種で、五穀とは、米・麦・キビ・アワ・豆の5種類の穀物をいいます。
この五種類は時代や地域よって変ることもあり、
・『古事記』では、米、麦、アワ、大豆、小豆、
・『日本書紀』では米、麦、アワ、ヒエ、豆が五穀とされています。
昔から特に大切なものとされてきた五種類の穀物で、これらの穀物類の総称として「五穀」と呼ばれています。



このようにエノコログサ(猫じゃらし)はアワの原種であり、粟と同じように食べることが出来ます。
ネットによると、猫じゃらしを火で炙ると、ホップコーンのように弾けて、それに醤油を付けて食べる事ができると書いてありました。
他にも食べ方のレシピが載っていたのでリンクしておきます。

「食べ方ページへのリンク先」
文一総合出版さんのページでは、
●エノコログサのクッキー
薄力粉50g、エノコログサの果実大さじ2、メープルシロップ大さじ1、水大さじ1
すべての材料をボウルに入れて混ぜ、手で成形してクッキーの表面に本種の果実をつける。180℃のオーブンで様子を見ながら15分〜20分焼くと完成

自然の中で遊び隊さんのページでは、
・エノコログサを団子にして食べています。

このように雑草ではありますが、粟の原種であることから食べることができるようです。
私は食べたことはありませんが、関心のある方はリンクしておきますのでご参照ください。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エノコログサ  (もののはじめのiina)
2023-09-25 08:46:15
つい抜いて、散歩の道連れにしています。直ぐにすっぽり抜けるものから、途中で折れるものまであります。

名が「エノコログサ」とは、むつかしいですね。なるほど、「猫じゃらし」になりそうです。

粟と同じように食べることが出来るとは、昔の人はいろいろと試みたのですね。^^

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