今日は「ブドウ栽培」の3回目として収穫ついてご紹介します。
私は庭と畑で巨峰を各1本ずつ栽培しています。
昨年の栽培結果は、庭のブドウについては満足できるものでしたが、畑についてはアライグマとヒヨドリの被害に遭い、殆ど収穫ができず悔しい思いをしました。
今年はその経験を生かし、昨年より収量増を図り、立派なブドウを栽培すべく、春先より手入れをしてきましたが、結果は惨憺たるものでした。
家庭菜園とはいえ、果物栽培の難しさを実感した年となりました。
気象と野獣と野鳥により、見るも無残な結果に終わった今年のブドウ栽培を振り返ってみたいと思います。
・これは畑のブドウです。
今年のブドウ栽培の第1回目として、5月20日にご紹介しました「ブドウの花」です。この後、1回目のジベレリン処理を行いました。
私が住まいしている大阪南部の熊取地方は、7月中旬以降、日照不足と多雨に見舞われました。この影響で、庭の20房ほどのブドウは、その約半数に粒割れが生じました。
・これは庭のブドウです。
1回目のジベレリン処理から10~15日後に2回目のジベレリン処理を行いますが、 この画像は2回目のジベレリン処理からから数日後のブドウの幼果です。
この後、小さな粒は摘果し、40個ほどの大きな粒を残して袋掛けを行いました。
畑の70房ほどのブドウについては、昨年同様、今年も収穫の直前になってアライグマとヒヨドリの被害に遭い殆ど収穫できませんでした。
・こちらは畑のブドウです。
8月初めにはこのくらいまでに熟し、収穫直前となった房です。あと数日で房全体が濃い紫になると思います。そうなれば収穫です。
・収穫できるまでに熟した房です。この時点では既にアライグマとヒヨドリに10房ほどの被害に遭っていました。
対策として周りに防獣網を張りましたが、網を登ったらしく、翌日には更に10房ほどが被害に遭っていました。
試しに少し収穫してみたところ未だ甘味が少ないようなので他の房は残すことにしました。
周りに張った防獣網は夜の間は外すことにしました。アライグマは来ていなかったようですが、昼間にヒヨドリの被害に遭いました。
・試しに2房収穫した巨峰です。
・収穫できるまでに熟した房です。このころは毎日アライグマとヒヨドリの被害が続くので、ぶどう棚の上部全面に防鳥網を張り、周りにも防獣網を張りました。
この房を収穫しておけばよかったのですが、残したことにより、翌日にはこの房もなくなっていました。
下に落ちている袋や茎の房跡をよく見ると、アライグマに加え、人による盗難のような形跡が見られました。
翌日にはブドウの房は殆どなくなっていました。結局、今年のブドウ栽培で収穫できたのは、全体の1割ほどの6~7房にとどまりました。
今年もまた課題が残ったブドウ栽培となりました。
なお、懇意にしている地元の農家のKさんも、数年前から収穫直前の桃とブドウが多量に盗難にあっており、対策に苦慮しているとこぼしていました。
(参考)
「ブドウの健康効果」
・ブドウのポリフェノールは活性酸素を抑え、がんを予防したり、動脈硬化などさまざまな生活習慣病の予防に効果があるそうです。
・ポリフェノールの量は種子に最も多く、ついで果皮、果肉の順に含まれているそうです。
・ブドウ糖は吸収されやすいのでエネルギー源として疲労回復などの効果が期待できます。
(一言メモ)
・ブドウは世界で1番生産量の多い果物で、紀元前5000年には既に栽培されていたといわれています。
・日本でのブドウ栽培は平安時代末期と言われています。
・「巨峰」は昭和14年に静岡県伊豆地方で誕生した品種だそうですが、戦後、福岡県で栽培研究を重ね巨峰栽培に成功したことにより、栽培発祥地は久留米市と
言われています。 なお、生産量日本一は長野県だそうです。
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