先日、ブドウの袋掛けをしたのでご紹介します。
私のぶどうの栽培方法は、ブドウの蕾が開花する前に、蕾の先端から3~4㎝が残るように、元から摘除しています。
そして、種なしブドウを作るジベレリン処理を2回するのですが、私の場合、濃度25PPMのジベレリン液を作り、1回目の処理を開花日から4日目までに行い、それから10日後に2回目の処理を行っています。
その後、肥大していない小さな粒を取り除き、更に房が間延びして、ぶどうの着果が少ない房を除去しています。
通常、2回目のジベレリン処理後、1週間から10日ほどでブドウの粒が1㎝くらいに肥大するので、それを待って袋掛けをしています。
一般的には、巨峰の場合、1房に35~40粒くらいになるように摘粒を行うようですが、私の場合、趣味で作っているブドウなので、数が多い房もそのまま袋かけをしています。
・これが2回のジベレリン処理後の房です。小さな粒や成長遅れの粒などは摘粒します。
「袋かけの目的」
袋掛けは、野鳥や病害虫からの被害防止を目的に行っています。
この後、1~2回病害虫予防の薬剤散布を行って、8月中旬以降の収穫を待ちます。
・袋かけができる大きさになった房です。
私の畑がある地区では、毎年、西瓜や胡瓜、トマトなどの野菜は勿論、ブドウや梨、リンゴなどの果樹に至るまで、カラスの大群に襲われて大きな被害を受けています。
私の畑でも、過去に梨の豊水と二十世紀が全滅し、リンゴは8割方落とされ、更に、胡瓜、ナス、ブドウなどに大きな被害がありました。
このため、防鳥網を張るようにしたところ、カラスの被害は少なくなりましたが、代わりにアライグマの被害が毎年発生しています。
アライグマ対策として、ブドウの棚を覆うように防獣網を張っているのですが、わずかなスキを見つけては入っているようです。
・袋かけをしたぶどう棚です。
この後、防獣網を下ろして、アライグマ対策をするのですが、8月下旬の収穫期までアライグマが入らないことを願うばかりです。
ところが、害鳥や害獣に荒らされては、苦労が報われません。
最近では、ニンゲンが横取りする者まで現れて困ったことです。