いま、私の畑には、真っ白なニゲラが咲いています。
「ニゲラ?」
ご存じないかも知れませんね。
そこで、今日はニゲラの蕾から花が終わって種ができるまでをご紹介します。
・これがニゲラの花です。
「ニゲラの蕾」
ニゲラはキンポウゲ科クロタネソウ属の一年草で、5月~7月頃に花を咲かせる植物です。
草丈は40cm~90cm程、茎が伸びて枝分かれをし、その先に3cm~5cmの花を一輪咲かせます。
下の画像はその蕾です。
真上から見ると渦を巻いているように見えます。
・ニゲラの蕾です。
原産地は地中海沿岸と西アジアで、日本には江戸時代末期に渡来し、当初は野菜として栽培されていたようです。
この花の特徴は細長い花びらを幾重にも重ねているところや茎からそのまま細長く枝分かれしている葉の形状にあります。
・蕾が開き始めました。
「名前の由来」
ニゲラという名前はラテン語の「Niger ・黒い」からきています。
花後にバルーン状の果実が膨らみ、中に黒い種が出来る事からこの名前がつきました。
和名は「黒種草(クロタネソウ)」と呼ばれていますが、これは種が黒いことに由来しています。
・我が家の花は純白ですが、他にも、青、黄、ピンク色、薄紫などの花色があります。
穢れのない純白のニゲアの花は綺麗です。
「花後のバルーンに種」
花が終わってもそのまま育てていくと、だんだんとバルーン状の実を形成していきます。
最初のうちは緑色ですが、成熟が進むと茶色っぽく枯れていきます。
完全に枯れてしまうとバルーンが弾けて種が散らばってしまうので、少し早めに収穫してカビないように風通しのいいところで乾燥させ、完全に枯れたらバルーンを開いて黒い種を採取できます。
我が家ではそのままにしているので、この辺りに種が散って、来年にはここで芽を出します。
・花が終わって茶色のバルーンができました。この中に種が入っています。