辰と風雲
2024-01-22 | 雑学
自民党内の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑に関して、関係する派閥が収支報告書の訂正を検討していると報じられていました。
安倍派では約6億円近くに上る裏金化の可能性があることから、取り扱いを巡る問題が表面化しており、政治資金の舞台裏では風雲急を告げているようです。
今年は辰年で、この「風雲」という言葉は辰に関係がある言葉なので、辰年の年に政治の世界でこの言葉を使用するような出来事が判明したという事は、もしかすると龍が怒ってこの問題を明らかにしたのかも知れません。
「風雲」
「辰」と「風雲」はどのような関係なのか、広辞苑によれば「風雲」とは、
①風と雲。自然。
②龍が風と雲とを得て天に昇るように、英雄、豪傑などが世に頭角を表す好い機会。また、世が大きく動こうとする気運。
と説明しています。
「竜」は古代中国に由来する架空の動物で、雲をよんで雨を降らせ、好機に天に昇るとされています。
辞書が示すように、「竜」は、天に昇る時には風と雲に乗って天に昇るように英雄、豪傑などが世に頭角を表す好い機会であり、転じて、世の中が激しく動きそうな気運をも言うようになりました。
そして、今にも大きな変動が起きそうな、差し迫った情勢を形容して「風雲急を告げる」と表現します。
政治における「風雲」とは、新勢力が旧勢力を凌駕する変動期という事でしょうか?
自民党内でも今「風雲急を告げている」ように感じられます。
風雲急を告げている今こそ、自民党内から風雲児が出てほしいものですが、今の自民党の体制の中では党内からの風雲児の出現は難しいでしょうね。