らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ケール栽培

2022-02-03 | 家庭菜園

ケールと言う野菜をご存じでしょうか?
20~30年前に俳優の八名信夫が「まず~い、もう一杯!」という青汁のCMをしていましたが、その青汁の原料がケールなのです。
このCM以降、青汁は健康食品として全国的に知れ渡りました。

我が家でも青汁にして飲むためにケールを栽培していますが、寒さのためなかなか大きくなりません。
ケールは苦い、まずいというイメージですが、バナナや冷凍したフルーツなどと一緒にスムージーにすると美味しく飲めるので、我が家では夏の定番飲み物としてよく使用しています。

「ケール」
ケールは地中海沿岸が原産のアブラナ科の野菜で、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、黒キャベツなどのキャベツの原種で、紀元前から自生していたともいわれています。
ケールが初めて日本に伝えられたのは江戸時代中期頃のようですが、当初は野菜としてではなく、園芸用として栽培されたようです。
食用としては戦後間もない時期で、日本人の栄養補給を目的とした「青汁」の原料として普及させたのが最初です。

・畑のケールです。


「栄養素」
青汁の発売元「キューサイ」HPによれば、ケールは、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養素をしっかり補う「スーパーフード」で、特にカルシウム、β-カロテン、ビタミンCを多く含むのが特長だそうです。
その栄養の豊富さから美容にもいいと言われ、「食べる美容液」としても注目されているということです。

ケールは、健康ブームが高まるなか、青汁の材料として広く知られるようになった野菜ですが、少し前までは、葉がゴワゴワで苦みがあり、「体には良いがマズい野菜」というイメージでした。
しかし、最近では生でもおいしく食べられる品種がたくさん登場しているということです。
我が家のケールの品種は分かりませんが、それほど苦くないことから、最近の品種なのかも知れません。

・なかなか大きくならないケールです。


「まず~い、青汁のCM」
なお、冒頭に書いたCM「まず~い、もう一杯!」の青汁は、1970年代後半、キューサイ(株)創業者の長谷川常雄氏がケールの搾り汁を呑んで健康を回復した経験が開発のきっかけになったということです。
CMの「まず~い、もう一杯!」は「青汁健康法」を提唱していた医学博士の遠藤仁郎氏から「健康のための青汁だから余計なものを一切加えないでほしい」との言葉に従い、添加物は使用せずに作られた商品です。
そして、「まずさ」を包み隠さず表現して生まれたのが「まず~い」のCMだそうです。
このことが消費者の支持を得て知名度が広がり、市場に浸透していきました。

我が家のケールは夏に青汁にして飲む予定なので、その頃までには大きくなっていると思います。
その時の収穫を楽しみに栽培管理をしたいと思います。