らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

日本晴れ

2020-08-03 | 雑学

関西地方は7月31日に梅雨明け宣言があり、長い梅雨が漸く明けました。
梅雨が明けると途端に真っ青な清々しい青空が見られるようになりました。

日本には空に一点の雲もない好天気を「日本晴れ」という言い方があります。
この言葉は秋空に相応しい言葉のようですが、季節には関係なく使用できるようです。
大阪・熊取では梅雨が明けたその日に、その言葉がぴったりするような青空が出現しました。

・自宅から南の方角の空です。


でも何故、雲のない青空のことを「日本晴れ」というのでしょうか?
今日はその語源について調べました。

・雲一つない自宅の真上の空です。


「日本晴れ」
先ず、日本晴れとは、広辞苑によると、①一点の雲もない好天気。②疑念などの全く晴れること。
と説明しています。

「日本晴れ」と言えば広々として清々しい大空を思い浮かべると思いますが、このような空は秋に出現することが多いようです。
秋になると太平洋高気圧が去り、大陸から移動性高気圧が張り出してきます。
それが日本の上空に雲一つない快晴をもたらすのですが、このことを「日本晴れ」または「秋晴れ」と呼んでいるのです。

・西の方角の空です。


「語源」
でも、なぜ、天気に「日本」という限定された呼び名が付いているのでしょうね。
「日本晴れ」という表記が登場する最古の文献は室町時代ですが、その語源にはいろいろな説があります。
一説には、雲一つない空にぽっかりと太陽だけ浮かんでいる様子が日の丸を連想させるからだという説。
また、室町時代の「日本一」「天下一」という流行り言葉が「極めて良い天気」という意味で使われるようになったのではないかという説。
更に、江戸時代には庶民が大きいものや豪勢なものをはやし立てるときに「日本○○!」などと掛け声をかける風潮があり、そこから最上級の誉め言葉として天気にも用いられたとする説。

いずれにしても、「日本晴れ」の語源は「日本(最高、最上)+晴れ」ということであり、最高の天気を表している表現ということです。

自宅から北の方角の空です。