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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

赤の他人

2017-10-10 | 雑学

日常会話の中に出てくる慣用句に「赤の他人」があります。
会話の中では、例えば、「あの人は全く縁もゆかりもございません。赤の他人でございます」などと使用されます。
皆さまもお使いになったことがある言葉だと思いますが、この「あか」とはどのような「赤」なのでしょうか?

そこで調べてみました。
光文書院の「漢字に強くなる本」の中にその語源が次のように説明されていました。

「赤の他人」の慣用句の「他人」の前にに付いている「あか」はどんな「あか」か?
この問いに対して、一説には、梵語の「閼伽(あか)」が語源とする説としています。
この「閼伽(あか)」は仏に供える水のことで、水のように冷たい関係の他人の意味から出たとする説です。

他には、「あか」は「明(あか)」、即ち、「明らかな」という意味で、名詞を強調している「赤」とする説があります。

更に、中国の古い書物「漢書(かんじょ)」には、「空尽(くうじん)にして物無きを赤(せき)という」とあり、「赤脚(せっきゃく:素足のこと)」、「赤手(せきしゅ:素手のこと)」などの熟語からも分かる通り「赤(せき)」には何もない、と言う意味があり、そこから「何も関係がない」と言う意味で「赤(せき)」の訓で「あか」が他人の上についたとする説もあると言うことです。

この辞書には有力説は記載されていませんが、ネットの語源由来辞典では「明らかな」という2番目の説を支持しているように書かれています。
いずれにしても、明らかに自分とは関係ない人、他人であると言うことを強調して「あか」という言葉が付いているようです。