正月の3日間、ブログを休ませていただきました。
今日から再開しますのでよろしくお願い致します。
今年の大阪地方の正月三箇日は暖かくて穏やかでしたが、皆さまのお住まいの地方では如何でしたでしょうか?
晴天に恵まれた正月は新年の最高のスタートですが、しかし、雨や雪などが降ったとしても怨む必要はありません。
昔から正月三箇日に降る雨には特別な意味があると言われているのでご紹介します。
正月三箇日に降る雨や雪は「御降(おさがり)」と言って天からの授かりものとされており、この御降(おさがり)があると「富正月(とみしょうがつ」となり、その一年が豊作になると言われているのです。
「御下がり」を広辞苑で調べてみると、
①神仏の供物の取り下げられたもの。
②客に出した食物の残り。
③目上や年長の者などからゆずられた使い古しの衣服・物品。
④都会から地方へ行くこと。
⑤(御降と書く)正月三箇日に降る雪または雨の忌み詞
と説明しています。
この「おさがり」は俳句では新年の季語になっています。
「まんべんに 御降(おさがり)受ける 小家哉(こいえかな)」 小林一茶
なお、正月三箇日にはしてはいけない事もありますが、ご存じだったでしょうか?
正月三箇日が終わってから書いても遅いと言われるかもしれませんが、敢えて書くと、それは、「掃除」と「水仕事」そして「料理」だそうです。
まず「掃除」ですが、三箇日には歳神様をお迎えしているので、そんな時に掃除をすると家から追い出すことになることから、掃除を控えるのが望ましいということです。
次に「水仕事」ですが、水を流すと歳神様も一緒に流れてしまうことになるので、洗濯や台所仕事などはできるだけしない方が良いそうです。
そして「料理」は、竈の神様が帰ってきている間は火を使わない方が良いそうです。
更に、三箇日にお金を使いすぎると一年間お金が貯まらなくなってしまうとも言われています。
昔からの言い伝えですが、念のために書き添えました。