過去に「不眠に悩む人は寝る前に酒を飲むと良い」と聞いたことがありますが、本当なのでしょうか?
私は殆ど毎日、寝る2~3時間前に、3倍くらいに薄めた焼酎のお湯割りをコップ一杯飲んでいますが、これが私の睡眠導入剤となって寝つきがとても良く、睡眠時間も十分取れています。
河島英五が歌った「酒と泪と男と女」の歌詞に「飲んで飲んで飲まれて飲んで 飲んで飲み潰れて眠るまで飲んで やがて男は静かに眠るのでしょう」があるように、酒は睡眠を助けるようですね。
しかし、だからと言って、寝酒は余り体によくないようですよ。
ある雑誌に載っていましたが、寝酒を飲んで不眠解消をしようとするのは、実は逆効果なのだそうです。
確かにアルコールには催眠作用があるため、飲むと寝つきがよくなりますが、寝酒が習慣になると次第に脳に耐性がつき、飲む量がどんどん増えていき、その結果、アルコール依存症になる危険があるのだそうです。
また、厚生労働省の調査によれば、睡眠中にアルコールが切れると眠りが浅くなり、何度も覚醒するなど睡眠の質が極端に悪くなり、更に、毎日続けていた寝酒を何らかの理由で飲まなかった場合、強度の不眠や悪夢に襲われる事もあるということです。
少量のお酒を楽しみながら飲むのは問題ありませんが、眠るために飲むお酒は止めた方がいいようですね。
不眠解消のために、寝酒が習慣にならないように注意したいですね。