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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

秋の七草(その3)「フジバカマ(藤袴)」

2010-10-16 | 
今月7日以来の秋の七草シリーズです。今日はその3回目として「フジバカマ(藤袴)」をご紹介します。

「フジバカマ(藤袴)」はキク科フジバカマ属の多年生植物で、原産地は中国といわれています。
日本には、奈良時代に香料として唐から渡来し、その後、野生化して日本各地の河原などに群生していましたが、現在ではその数を減らし、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。

・開きかけたフジバカマの花です。


フジバカマ(藤袴)の学名はEupatorium fortunei(  ユーパトリアム  フォーチュン)と言い、 Eupatorium(ユーパトリアム)は、紀元前1世紀の小アジア地方の「ユーバトール王」の名前にちなんだものです。
また、fortunei(フォーチュン)は植物採集家のフォーチュンさんの名前だそうです。

(参考)
小アジアとは、別称アナトリア地方とも言われ、地中海とエーゲ海、黒海に挟まれた西アジアの半島地域。現在のアジア・トルコの大部分の地域を言います。  

・開花したフジバカマです。 


藤袴は10月~11月にかけて小さなピンク色の花をたくさん咲かせます。
名前の由来は、花の色が藤色で、花弁の形が袴に似ているところからつけられたといわれています

・畑に植えているフジバカマです。


藤袴は、生木には香りはありませんが、刈り取った茎葉を半乾きの状態にすると、桜餅のような甘い香りがします。
中国では花の一枝を女の子の簪(かんざし)にしたり、香り袋として身につけていたようです。
日本でも、平安時代の女性はこれを干した茎や葉っぱを洗髪に利用したり、香り袋に入れて十二単にしのばせたりしたそうです。


薬草としての藤袴」
蕾をつけた藤袴を採取し、2~3日干して乾燥させたものが生薬名の蘭草(らんそう)と言われています。
それを煎じたものを、1日数回お茶代わりに飲むと糖尿病の予防に有効といわれています。
また、適量の蘭草(らんそう)を布袋に入れて、鍋などで煮出してから風呂に入れて入浴すれば、入浴剤として保温、肩こり、神経痛に有効といわれ、皮膚のかゆみがあれば布袋でこすると効果があるそうです