今年は、国内においてもまた海外においても、食の安全が脅かされた1年となった。
それを象徴するかのように、今年1年の世相を表す漢字1文字が、「偽」の文字で、本日発表された。
大阪の高級料亭の船場吉兆による牛肉を始めとする各種の産地偽装、「赤福」、「白い恋人」や「ミートホープ」にみられる消費期限の改ざんや偽装牛肉など、我々消費者を馬鹿にしている企業、経営者が目立った年であった。
日本人の誇りとする礼節と実直な心はどこにいったのでしょうか。
さて、私も産地偽装ではないが、丹波黒豆を今年はじめて栽培した。
昨年お向かいのご主人に丹波黒豆を頂いたので、その一部を今年植えてみたところ、順調に育ち、今月収穫したところである。
(この豆は10月頃に枝豆として食べると大変おいしくいただけます。)
写真は乾燥させているところであるが、この後、黒豆を取り出し、正月の「祝い肴三種」の一つとして、煮豆にする予定である。
ところで、大阪府在住の私がこの黒豆を「丹波黒豆」だと言って販売したとすれば産地偽装となるのでしょうね。
しかし、もし私が経営者でもそのような表現はしないでしょうね。
目先の利益とその大きなリスクを比較すれば、自ずと結論が導き出されると思いますから。
ともあれ家庭菜園ではどこの種であっても、収穫できればそれで充分なので気が楽ですね。
(一言メモ)
黒豆の原産地は中国で特に黒龍江省産が良質とのことです。
日本では篠山市の丹波黒が有名で高級品とされています。
レシピは煮豆、黒豆ご飯などありますが、やはりお正月にいただくお節の「祝い肴
三種」の1つである黒煮豆がよく知られていると思います。
ちなみに「祝い肴3種」とその言われ
・「田作り」 片口イワシが肥料に使われていたことから、豊作を願う
・「数の子」 卵の数が多いことから、子孫繁栄を願う
・「黒 豆」 黒には魔よけの力があるとされていることから、まめに(勤勉)働き、
まめに(健康)に暮らせることを願う