日仏関係もいまがチャンスかと


 (二つ前のエントリーから―ちょっとだけ―続きます)

 ちょっと前のニュースですが(日経7月10日付)来日したファビウス新外相が日経の取材に答えた記事のなかで「『(フランスの社会党政権は)中国とは距離を置き、価値を共有する日本に接近する可能性がある』と外交筋は指摘する」と書かれていたのが注意をひきました。

 中国重視で日本に冷淡だったサルコジさんが敗れてオランドさんが大統領になり、フランスの世界政策の中での日本の扱いもたしかに変化するかもしれないと思います。
 日本側も最近かなり悪くなっていたフランスの扱いを改善するよい機会だと思います。旧態依然たるイメージのフランスではなく今のフランスの現実に基盤をおいた新しい付き合いを構築すべき時です。
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ケベック国民議会選挙に3人のアルジェリア系候補


 オリンピックのニュースをさがしてEl Watanをみていたら、なかなか面白い記事をみつけました。

 Djamila Benhabib候補はもとEl Watanのモントリオール通信員。イスラム原理主義に反対する著作がありますがその影響は、ケベックでは反原理主義と単なるイスラム忌避とは截然とはしていないらしく不明確。カナダの多文化主義に対してフランス流のライシテを推進、9月4日の選挙で現在野党のケベック党が政権をとれば大臣職が回ってくるかもしれないとのこと。与党ケベック自由党の強いTrois Rivieres選挙区からの出馬だがこの選挙区はよく傾向を変えるから勝機はある。
 
Rachid Bandou候補はカビリー自立運動Mouvement pour l'autonomie de la Kabylie (MAK)の活動的メンバーだが自由党の牙城と言われているAcadie選挙区で現職の文化大臣と争わなければならない。この人はla Commission de la citoyennete du Bloc Quebecoisとla Societe Saint-Jean Baptiste a Montreal(ケベックの愛国的組織だそうです)のconseiller。

 Farida Chemmakh候補は上記二人とは違い、与党ケベック自由党Parti liberal du Quebecから出馬。この人もケベック党の実力者のひとりBernard Drainvilleと戦わねばならないから大変である。

 こういう動きは日本の旧世代のひとはあんまり興味がないし、重要なこととも思っていないでしょうね・・・
 でも、若い人たちにはぜひ興味を持って欲しい。こういうところにこそ世界の未来が胎動しているはずですから。

 
 
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よかったよかった


 フランスがサッカーでなでしこに勝たなくて。
 ほんとにここでフランスが勝ってたら、ずいぶん日本人に恨まれたにちがいないです。
 試合自体は、見てません。すみません。

 ボクシングの方では、日本選手がアルジェリアのMohamed Amine Ouadahi選手に勝って44年ぶりのメダル確定だそうですしね(もっとも81キロ級でAbdelhafidh Benchabla選手が準々決勝に進んだのでアルジェリアもまあまあです)。

 ね、フランス語圏ってかわいいでしょ? みなさん、もっと可愛がってあげてくださいよ。
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