やーし


23(前のエントリーから続きます)

 WatsuさんのDeggaというマンガ(どういう意味だか全く不明)は、たしかにスタイルは日本マンガですがこの回の内容は「闘羊」(このエントリーをご参照ください)で、全くアルジェリア的ですね。

 だけどマンガだから、男の子が相手の象みたいに大きな羊めがけて、自分の羊を手づかみにして投げちゃうんです、

"COTON" BAZOOKA !!!

と叫んで。

 あっと思ったのは、投げたところでその男の子が、こぶしをぎゅっとにぎって「や~し」って、ひらがなで言ってる(つまり、書いてある)ことです(↑)。

 どうみてもこれ、「よーし」の変形ですが、どこかの日本マンガで読んだ(見た?)ひらがなをなぞったのかしら。それにしては見事に書けてますね。
 だいたい、これを読むアルジェリア人はみなこのひらがなが「読める」んだろうか????????   ああああ分からない!

 この雑誌の最後(というか右の方ですね)には、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」(タイトルだけは立派に日本文字)というのがありますね。

 そして「今月の漢字」Le Kanji du moisコーナーに「切腹」Harakiri ou Senppuku(ママ)というのが載ってて、手足毛むくじゃらのおっさんがドス持ってなぜか畳の上に置いた手紙みたいなの読んでる昔の絵が載ってます。なんなんだこりゃ。うおぉ。

 というわけで、どうみてもこれ、日本紹介誌を兼ねてますが、しかしまあ、世界は驚異に満ちてますなあ・・・


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アルジェリアン・マンガ!


22 あるんですよ、立派に(↑)。

 この「ラ~ブストル」って、ちゃんとカタカナでタイトルが書いてある雑誌、「100% Algerien」と銘打ってあります。月刊誌ですね。ホテルの売店にありました。

 マンガのほかに「11年の不在をこえて、ドラゴンボールZ再び来る!」という記事(雑誌の真ん中に悟空のポスターが入ってます)とかビデオゲームの記事とか。
 
 面白いのは、右から左に読むマンガと左から右に読むマンガが共存していることです。アラブ文字のはなくてフランス語の、アルファベット表記のマンガだけなんですけど。

 たぶん、右から左の日本マンガと左から右のフランスマンガ、それに右から左のアラブ語の表記法とかが頭にあって、どっちでもいけてしまう感覚がアルジェリア人にはできあがっているんじゃないかと思います。(つづく)

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