別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

寒の内

2014-01-09 | こころ模様

 厳かに万象寒の内にあり   風生

  寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃  楸邨

  寒くても平気   風の子がたくさん遊んでいる

 

   一切の行蔵(コウゾウ)寒にある思ひ   虚子

  意を決して立ち向かう  試練のときだ

   そんな中に ガザニアがまだ咲いている

 


 

 公民館ロビーにグループの絵をかざった。 
 作品にサインがなかったEさん、持ちあわせのルージュを使い画布の隅に描き入れた。 油彩画は瓶にさすピンクの百合の花。 艶のあるルージュが花色に呼応して作品に息吹を与えた。 額の中の花が俄かに生気を取り戻す瞬間だった。

 

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