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悔い戻る者たちの道しるべ【11】-(2)

2016年08月18日 | 悔い戻る者たちの道しるべ

そのようになるためには、ムスリム社会はその個々人を次のアッラーの御命令の方法で全ての罪から守る必要があります:

「おまえたちのうちやもめ(独身者)を結婚させよ」(御光章32節)

 

法学者たちは言いました:複数形での命令の場合、ウンマ全体に向けられた命令と解釈します。それぞれの社会は若者を(姦淫から)守る方策をとるべきです。つまり、住まいを確保したり、結婚しやすくしたり、真理確立のための協力、若者のための働き場の確保のための協力、彼らを守るための協力といったことが必要で、すべて社会の責任になります。

そのためこの命令はウンマ全体に向けられた命令なのです。またウンマに向けられた命令はウンマの統治者に向けられているということでもあります:「おまえたちのうちやもめ(独身者)を結婚させよ」(御光章32節)

 

「枯渇させる」という表現がありますが、私たちは罪の根源を枯渇させる必要があります。私は欧米全体のエイズ問題の取り組み方に困惑させられます。彼らは他の選択肢や薬についてのみ研究し、一秒でも罪や姦淫や理性に反した行為こそが人間とこのような病の間を隔ててくれるものであることを考えません。彼らは結果に取り組むだけで、その原因には取り組んでいません。

 

ある町に汚染された水があり、数え切れない病気が存在すると仮定します。町に関係している人たちは全員で医者や病院や器具を準備しようとしています。しかし汚染水のことは誰も考えていません。彼らが汚染水を堰き止めれば問題は終結するのにです。ですから罪の根源を枯渇させることは罪を犯した罪人たちを治療するよりも容易なのです。これらの社会に対して困惑を覚えます。罪の原因は可能な限りの美しさで存在しており、可能な限りの活発さを持っています。そして私たちは若者たちに「悔悟しなさい」と言うのです。ですから、社会全体が若者の道徳心を守っていき、彼らの結婚への道を容易にしてあげなければならないのです。30歳以降や35歳以降ででしか若者が結婚できないウンマはそれに応じて苦悩するのです。

 

司会:では結婚以外の例を挙げてみましょう。先生、ある人たちは利息を扱う銀行を使用することで生まれる罪に落ちてしまっています。この代替は何でしょうか?あなたがイスラーム銀行が代替だとおっしゃるとしたら、誰がその銀行がイスラーム法に則ってやってくれると保証してくれるのでしょうか?など。他にも人の周りにまとわりつく疑わしい新しい事項がたくさんあり、その中に落ちてしまうことで罪に落ちるのか、落ちないか、など。

 

先生:問題に真髄に触れましたね。今日、人間が悩む二つの問題があります。性の問題と、お金の問題です。今日の若者にとってお金を稼ぐことは大きな悩みです。続くのが性の問題です。性に関してはその罪に落ちてしまう可能性のある諸事について述べました。お金については、若者に仕事を提供することが必要です。教友ウマル様(アッラーの御満悦あれ)が総督に次のように言いました:おまえのところに盗んだり略奪した人が連れてこられたら何をする?(総督は言って)私のその手を切ります。(ウマル様は言って)では。おまえの臣民の中から腹を空かせている者や失業者が私のところに来たらおまえの手を切ろう。(ウマル様はまた言って)まことにアッラーはその被造物の空腹を抑え、彼らの恥部を覆い、手工業を提供しするために私たちを彼の代理とし給うたのだ。私たちが彼らにそれらを履行すれば彼らの感謝を得る。まことに手というものは仕事をするために創られたのである。服従の中に仕事を見出せないと、罪の中で数々の仕事なすことになる。だからこそ罪において(手が)忙しくなる前に服従において忙しくさせなさい。

英知ある言葉ですね。

 

どんな罪にも必ずそれを成す者には戦いがあるとアッラーが脅迫し給うたことにも注目しましょう。次の聖句は利息を貪ることに関連しています:

「それでもおまえたちが行わないならば、アッラーと彼の使徒からの戦いがあると知れ。」(雌牛章279節)

 

アッラーが利息を貪る者に戦いを挑むことは注目に値しないでしょうか。お金がお金を生むと少人数の手中にのみ収まり、多くの人の手には渡りません。すると不正や破廉恥なことが広がります。売春宿、盗難、詐欺などです。私たちはどうすれば良いのでしょうか?仕事がお金を生まなければいけないのです。お金がお金を生むのではなく。私たちは二つの道の前にいます。仕事でお金を稼ぐか、利息でお金を稼ぐかです。仕事でのお金儲けは若者に仕事の機会を与えます。どうか商業施設をオープンしてください。すると店員や運び人、乗り物を直す人、倉庫を貸してくれる人などが望まなくても必要になってきます。他人を使うどのような仕事でも構いません。利息による収入はその主一人だけのものになります。まるでお金は人々の間を巡るものだとアッラーがお望みになったかのようです。また私たちは結婚の要因を容易にすることで若者たちに結婚するよう奨励しましょう。住まいの確保、家具の確保など。利息ではなく仕事を通じた投資も奨励しなければなりません。つまり私たちは若者たちを姦淫から守ると同時に必要と貧困から若者を守ることで悔悟のきっかけを提供したことになるのです。

 

つまり罪を呼ぶことから遠ざかることは悔悟継続のため、悔悟が真面目で有効かつ定着するための適切な治療であるということです。

次回は真面目な悔悟を違う面から見ていきます。また悔悟継続の方法つまりイスティグファール(罪の赦し請い)の継続も扱います。これは真面目な悔悟定着要因の一つです。

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