退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

好きにしていいのよ

2007-06-07 00:23:04 | Weblog
快晴。また暑し。

「宮台真司ダイアローグズⅠ」を拾い読む。

今のところ上野千鶴子との対談
「近代の性規範からいかに抜け出すか」が最も面白い。

「攻め」の上野に「受け」の宮台。
「漫才」のように楽しめる会話になっている。

「リスクなしの自己決定」を子どもたちに用意するためには
「自分自身のセクシャリティを解放すること」が必要だと。

お父さん方お母さん方
力を抜いてそれぞれに楽しく。
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それもまた

2007-06-06 00:26:34 | Weblog
快晴。今日も暑し。

東浩紀「ゲーム的リアリズムの誕生」を読む。

「物語内の虚構と物語外の現実を繋げる」
「感情のメタ物語的な詐術」というのが面白い。

ヤクザ映画を観た後で
「肩で風を切って歩く」のは古いのだろう。

分析をしたくなくなるのが
「面白さ」だと思いもするものの

分析して面白いなら
それもまた楽しからずや。
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大人になれなくて

2007-06-05 00:55:28 | Weblog
快晴。暑し。

斉藤環「『負けた』教の信者たち」を読む。

全共闘世代=他者に出会えば何かが変わると信ずる=「超越的他者への欲望」
新人類世代=出会えたものはもはや他者ではない=「超越論的他者への欲望」
団塊ジュニア世代=他者など関係ない=「超越論的否認」

という「敢えてする」世代論がやや面白いけれど
この人の文章はいつもどこか食い足りなさを感じる。

「現状を否定することで、より高い理念の側にプライドを確保する」のが
「『負けた』教の信者」らしい。

要は「負けず嫌い」で
すでにある「土俵」を拒否したいということなのだろう。

それはわたしがよく遊ぶ「子ども」の態度であり
程度こそ違うもののわたしの態度でもあるので可笑しい。
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失望と希望の灯

2007-06-04 00:32:30 | Weblog
くもり。相変わらず風強し。

ロバート・シオドマク「らせん階段」を観る。
ややゆるいヒッチコック。

小林信彦「映画が目にしみる」を読む。
昭和7年生まれの著者は今年で75歳。

長澤まさみと堀北真希をチェックできる感覚よ。
何度か読み直すとさらに凄さがわかるコラムの質の高さ。

タイトルはもちろんスタンダード・ナンバー「煙が目にしみる」から。
死んじゃったらどうしようと思う
数少ない作家のひとり。

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町は人の土壌

2007-06-03 00:56:24 | Weblog
晴れ。やや涼し。

小ざっぱりとした外観にもかかわらず
朝夕の決まった時刻にしか人気がなく

隠れ家も居場所もないまま
人間関係の網目だけが張り巡らされ

プライベートな噂が
それぞれを牽制しつつある町。

家にいたくない子どもたちはヤンキーになり
家にいるしかない子どもたちはひきこもりになる。

ところでそれってあなたのいる町?
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資産

2007-06-02 00:09:27 | Weblog
晴れ。風また強し。

国の借金は現在770兆ほどあるらしい。
http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock.htm

国が資産運用をプロに任せないのはなぜなのか。
単純な疑問なのだが。

個人的には運用する資産などありはしない。
他人の財布の中身に興味もない。

貨幣より大切な資産は人間である。

それとなくあたりを見回すものの
資産らしい資産は見当たらない。
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