退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

最後の砦=人という資源について

2011-03-20 02:08:15 | Weblog
晴れ。おだやか。

原発関連で少しだけ朗報なのは
5号機6号機の使用済み核燃料のプールの温度が下がったこと。

そして電源復旧もどうにかなるかもしれないということ。
もっともその結果冷却装置が作動するかどうかは別の話だとして。

一方でヒドイのは現場で放水作業にあたった隊長たちのマスコミによる記者会見。

放射能に晒された部下を案じて涙するのはわかるけれど
「危機的状況」そのものはまだまだ予断を許さないはず。

彼らを「英雄扱い」するのはかつての「軍神」と同じ。
「全体」を見ずに「特定部分」の「情緒」に訴えてどうしようというのか。

むしろ問題は彼らをそうした危険に追い込んだものについて考えること。
津波に襲われた時の原発の危険性は実は事前に指摘されていたことも忘れずに。

そうした「原発問題」のせいで
各避難所で起きている「厳しい現実」が伝えられなくなりがちになるのにも注意したいもの。

それにしてもこの「劣化」のどうしようもなさ。

敢えてそこに「希望」を見出すとしたら
「自分の住んでいる場所のあれこれの問題に関して誰かに『丸投げ』するのはダメだ」という「自覚」。

さらには原発を除いた上での「エネルギー政策の転換」が「リアルなもの」になり
電力の問題においてだけではなく「中央集権」より「地域分散」が「リスク」を軽減することなどについて。

「破廉恥な輩」というものは
こちらの想像を超える「悪行」を平然とやってのける存在だということも知っておこう。

その種の「貧しさ」は「経済的な貧しさ」とは異なるものだけれど
結局は「個々人の『豊かさ』」こそが「最良の資源」だと知るべきだろう。
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