退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「消費者」でない「読者」であること

2010-11-16 03:37:33 | Weblog
くもり。夜に手がかじかむ。

斎藤美奈子「ふたたび、時事ネタ」を読む。

07年から09年までのあれこれ。
「やらせ」「国民投票法」「食の安全」「朝青龍」「ミシュラン」「橋下知事誕生」

「コンプライアンス」「裁判員制度」「秋葉原事件」「田母神俊雄」
「オバマ大統領」「検察の暴走」「足利事件」「のりピー事件」「仕分け」など。

いわゆる「左翼の旧弊」を言う著者はやや「新左翼の旧弊」がありはしないか。
デビュー当時のキレがなくなっているのが残念。

いろんなモノを切っているうちに
誰しも自分の刀がなまくらになるのは仕方のないことかも。

というより
ただ単に読者は「もっと違う切り口を」と思っているだけかもしれない。

さらには「自分というフィルター」に「合うもの」をちょうだいと言っているだけなのか。
もっともその「フィルター」がどれほどのものかは知れたものではなく。

時々刻々興味も移り変わり。
いたずらに尊大な「消費者」にはならないよう気をつけておくことにする。
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