退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「昔言葉に遊ぶことと『身の程』を知ること」について

2020-11-28 01:46:40 | Weblog
晴れ。おだやか。

正岡容「明治東京風俗語事典」を半分くらい読む。

案外知っているものがあることを知るといった趣き。
もちろん知らないものもたくさん。

「あたじけない=ケチな、しみったれた」がないのが不思議。
とはいえこの「世界」に浸るのは愉しい限り。

いちおう明日読了予定。
じっくり味わうことにする。

ジャン・ルノワール「黄金の馬車」(’53)を観る。

カミーラのアンナ・マニャーニの姿を久方ぶりに観る。
当時45歳の彼女の魅力はその「笑い声」か。

舞台はスペイン支配下のペルー。
なぜかそこにイタリアのコメディア・デラルテの一座がやってきてというお話。

「演劇」の中でしか輝けない女優の姿にふむふむ。
総督や闘牛士らを「手玉」に取りつつ。

ちょいと逡巡しながら「自分の『持ち場』」を確認する格好。
いずれ好きにすればいいだけなのだけれど。
コメント
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