退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「是非を問わない実験を続けるアメリカあるいは壮大なコントを続ける日本」について

2018-01-23 01:57:19 | Weblog
雨。夜になって止む。

渡辺靖「アメリカン・コミュニティ 国家と個人が交錯する場所」を読む。

NYやLAではないアメリカの姿がここに。
「コミュニティ」の意味をあらためて思った次第。

著者の観察によればいずれの場所をも貫いているのが
「資本主義と市場主義」らしい。

「しなやかな原理主義」「コミュニティの再生力」「ゲーテド・コミュニティ」
「かつての『典型的なアメリカ』」「連帯しつつ衰退へ向かう農牧業」

「メガ・チャーチ」「ディズニーが創った町」「複雑なサモア」
そして「テキサスの刑務所の町」など。

その是非を問う以前に「実験は行われつつある」のだという印象。
良くも悪くも「未来」を感じさせる内容。

普段われわれが見ているつもりになっている「アメリカ」との落差を
具体的に味わっていただきたい。

さて。

仕事から帰宅後観ることにしている「NEWS ZERO」(この番組が好きなわけではなく)。

今宵はいつもの「編成」でなく「東京の大雪」ばかり。
同じ映像を繰り返し流し大して意味のない「現場中継」も同様に。

ほぼ「ローカル・ニュース」としか思えないような。
おまけに映像は雪国の人々からしたらバカバカしいようなことばかり。

これが「ニュース」なのか。
ここでも何か「圧倒的な勘違い」があるとしか思えず。

雪で困るくらいならマシで
河川が氾濫したら一気にすべての機能を失う「危険都市」であることも忘れ。

どうにも「現実」を観ていない感じが強く。
これを「標準」とすることになる後世の人々の「劣化」を推し進めるのみ。

「リアルのなさ」が夥しいことを「定点観測」で確認しているつもり。
やはりわが国では「壮大なコント」が行われているのだと思うしかない。

違った意味での「ディズニー化」だとでも思えばいいのか。
ならばせめて「ダンボが宙に舞う」くらいの仕立てがあってもいいのに。
コメント
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