退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「分類」について

2011-10-13 02:33:50 | Weblog
晴れ。おだやか。

三中信宏「分類思考の世界」を読む。

収集した標本の数が増えすぎて手に負えなくなって以降
それらを「いかに分類するか」という「問題」が生まれた模様。

「種」をいろんな基準で分けるのもいいけれど
そもそも「種とは何なのか」という定義が実は難しいらしい。

たとえば「雌雄を掛け合わせて子が生まれるか」という基準にしても
雌雄もなく「体細胞分裂」する生物を無視してしまうことになったり。

その当時の「流行」に従って
数式ですべてを説明してしまおうという時期も。

個人的には「いろんなヤツがいる」で何の問題もなく
仮に分類するにしても「とりあえずの基準」で十分のように思われるのだが。

たとえば中越典子と武井咲は「似ている」と思うものの
それを「誰もが認めること」にしようとは思わない。

賛成も反対もあってよく
ただ「自分なりに確信を持ってそう思う」だけでいい。

若い頃の乙羽信子と長澤まさみも「似ている」し
淡谷のり子と中島美嘉も「似ている」。

もちろん同じ「似ている」という言葉を使いはするが
厳密に言えばその「中身」は違うわけで。

敢えて言えばそうした「似ている」に対しての「リアクション」がどう出るのかということ。
そこから「始まる」ものが楽しければそれで満足。

「位相幾何学(トポロジー)」においては
「ドーナツとコーヒーカップは同じ形」というのも有名な話。

おそらくあとはそのことを「面白い」と思うかどうかだけだろう。
コメント
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