グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

リズム、メロディー、ハーモニー

2008-11-27 11:41:24 | 音楽活動
のち
音楽の三要素と言われる冒頭の三つについて、メロディーの立場から書かれた文章にちょっと面白いくだりがありましたので、その一部をそのまま載せます。
大嶋義実さん(フルーティスト)の随筆からです。
音楽の主導権を握っているのが旋律であることは誰しも認めるところだろう。にもかかわらず、リズムとハーモニーという他者の存在なしにそれは存在しない。
音楽の支配者でありながらも、リズムやハーモニーのように独り立ちできないのだ。その本質が他者を必要としているからだ。それは「他者の存在」なしに生きることのできない我々自身の生と重ね合わせることができないだろうか。主体的にみえる人間の生が実は他者の支えの中で営まれている事と、なんと似ていることか。
こう考えると、旋律を支える伴奏と称されるパートが決して音楽の付録物ではありえないことが分かる。あなたを支える家族や友人、どこかで繋がり会う人々を人生の付録などとだれが言えるだろう。彼らとの心の交流なしには、生きること自体が無意味なものとなろう。生きることの豊かさとは他者との関係の中に生まれくるのだ。
ひとは流れ行く己が人生を無意識に旋律と重ね合わせているのかもしれない。
これこそ、人類が旋律に魅せられながら今日まで生きてきた理由ではないだろうか。


「愛をうたおうとするとそれは悲しみになった。
悲しみをうたおうとするとそれは愛になった。」

シューベルトの残した言葉だそうです。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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