グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

詩とファンタジー No.33

2016-04-30 09:47:23 | 

今年はいつになく早い開花宣言、それなのに今日は雪がぱらついて、行きつ戻りつが激しい春。

 

詩とファンタジー No.33

投稿詩とイラストレーション

かまくら春秋社

特集:小田和正の時を超えた歌

 

これまで季節ごとだった発刊が今号から年2回に。これを機にアップするのは止めにしようと思っていたのだけど…

残しておきたい一遍がありました。読み進める先が想像する通りで意外性はないけれど、しっくりきて、また情景も見ているかのように想像できる作品。

日常生活の中で、遠くにあっても色々な表情を見せる海を無意識に目にしている身としては、白波が立つと「今日はうさぎが飛んでいる」と思うのです。

 

海に放つ

   TAKAKO

無数のうさぎたちを

海に放つために

夜の浜辺に連れてゆく

砂防堤を越え

砂浜に下り立てば 彼らは

ためらいもなく波打ち際に走りより

沖に向かって泳ぎ始めるのだ

 

振り返るものはなく

引き返すものもいない

波間をさんさんと進んでゆく白い背中

まるで降り積もった雪のような水面(みなも)

やがて 海の向こう側へと

潮が引くように白い影は消えてゆき

海面は元通りの暗いほら穴になる

見送った風は

少しだけ年老いて戻ってくる

 

すべてのうさぎを解き放った私は

ただ

自分だけを解き放つことができずに

海の果てを見つめたまま

いつまでも浜辺から立ち去れないでいる

 

 

絵 Mogu Takahashi


なんてこと

2016-04-19 09:57:22 | その他

約束をすっぽかしてしまった。

その時間もテレビに見入っていて、お相手から電話が入っても瞬時に思い出せなかった。

大事な音合せの約束が完全に吹っ飛んでいた、我ながら信じられない、ありえないことが起きた。

それくらい九州の大地震は、遠く離れていても意識外の衝撃まで大きかったらしい。

あ~ダブルショック。

(地震のせいにしちゃって、認知症の始まりじゃないのって、誰?)

笑って許してくれた心広い方々、有り難い、逆の立場の時は自分もそうしたい。

 

本日の画像は昨日撮影のクリスマスローズ。

うつむいて居るところを他の枝で支えてなんとか撮影。

肉眼ではもっともっとジミ~な花姿、でもそれが良いんだなぁ。。。

花言葉:不安を和らげて。


ナッツ・リゾート・デュオでランチ

2016-04-06 20:25:01 | 外食

日本生命札幌ビル(赤れんがテラス隣り)1Fナッツ・リゾート・デュオ。

ランチセットの中からハンバーグとカキフライのセット1300円を選択。

手前はタルタルソースと中濃ソース、この他にライスが付いて、結構なボリューム。

ポテトサラダ。ドレッシングが選べる、これは和風。

 

デザートも選べて、ピーナッツバタージェラートに。 初めての味、意外や美味しい!

平日の昼とあって、主婦はもとよりサラリーマンで満席に。

外の光が入って明るい店内、読書などしながら長居したい心地よさ。


トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーンin札幌

2016-04-05 22:35:01 | 鑑賞

 

4月1日(金)19時 札幌コンサートホールkitara

[プログラム]

「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウイーン」のための前奏曲「イントラーダ」

ベートーヴェン/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲Op.43

プロコフィエフ/交響曲第一番ニ長調Op.25「古典」

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」

ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」

ピアノ:小山実稚恵

2管編成、弦は上から2.5 2 1.5 1.5 1プルト。

 

好きな曲と大好きなプレイヤーとあっては、聴かないではいられない。 

A席から

お隣のカップルの会話。

老婦人「指揮台、無いね」

老紳士「コンマスが代わりをするんだな」

老婦人「ふ~ん」

老紳士「指揮者って何なんだ」

老婦人「…」

 

イントラーダはチェロ以外の全員が起立しての演奏に、妙に感動、あ~聴きに来て良かったとすぐさま思う。

まずはこの人数でこれらの曲が出来ちゃうところが、さすがプロ。

少人数だからより澄んだ音になるのだけど、(聴き違いでなければ)僅かなズレも、またよく伝わってしまう。

もしかしたら大勢の僅かなズレは太い一つの音になって紛れてしまうのかもしれないことを思うと、まずは視覚で圧倒する人数を揃えるアマオケのやり方は正解なのかもしれない…などと思ったり。

 

「皇帝」では、ピアノのppにホロッ、真に感動させられるのはffではないと思っていると、終盤の突然のffの発音に心を掴まれる。

「田園」きっと数えきれないくらい本番で弾かれていると推測。シュミードルに至っては音価が甘く感じられた部分もあったけれど、存在自体に魅力のある方ではあるし、また大々ベテラン域ならではの表現なのか…若輩者にはわかりませぬ。

[アンコール]

シュトラウス二世「ウイーン気質」

本家本物のウインナワルツ! リピートありで、最終JR時間が迫る身にはハラハラワルツ。

終了時にはステージのヘリに全員が横一列になり頭を下げ、手を振りながら退場、クラシックコンサートでは珍しくアットホームな終わり方。

私はすぐさまダッシュ、中島公園を駆け抜け、地下鉄に乗りなんとか間に合った。。。


ブログ10年目

2016-04-04 11:07:09 | その他

我ながら信じ難いことだけど、ブログを始めて10年目に突入です。

ちょっとやってみようかなとドギマギしながらアップしてみたのが始まりで、とにかくなんでも良いから毎日アップを心がけた日々もあったことなどウソのような、最近の閑散ぶり。

肉体的理由としては、書くことが無くなったわけではなく、考えのまとまりやタイプに時間がかかるようになってきて、タイプミスも多くなり、それゆえ眼精疲労も余計増し、優先順位をつけるとブログはどうしたって最後の方に。まぁ年をとるってこういうことなのだ。

精神的理由としては、ストレスから気持ちをそらし美しいものへ着眼したことを残したかった…日々の強いストレスから開放(おかげ様で)されて気づいた次第。

これから?

風の吹くまま、気の向くままに。。。

 

最近の読み物の中で心にとどまった文章、

「他者と比べないのはもちろんのこと、過去の自分とも比べない」

つまり、過去はどうでもいい、これからどう生きるかが大切なわけで。

 

本日の画像は我家の庭の福寿草、1週間前撮影。

本ブログのスタートも福寿草でした。

黄色は元気を運んできます。


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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