義理母が逝った。
そく、葬儀の段取り。
あのお坊さんは呼びたくない!!
(具体的には書きませんが、お坊さんも色々なのです)
本人には友人もいなければ近所付き合いも無し、親戚は高齢でしかも遠方なので来られない。
となれば、家族葬が最良というのが、近くに住む親族4人全員一致の結論。
ひとり暮らしをしていた義理母の家は長い間空き家状態だったので、取り敢えず病院から我が家に連れて来た。
その流れで、葬儀も我が家ですることに。
今や装束も棺も進化(?)、迷うほどの種類があり、女性なので少しでも華やかにしようと、紅葉の葉をあしらった装束とピンクの棺を選ぶ。
喜んでくれたかなぁ。
翌朝はみごとな晴天で、陽光さす棺の中へたくさんのお花を入れて、我が家から出棺。
人が亡くなっているというのに、満たされた感情が漂う。
新聞のおくやみ欄には載せないようにしたので、訪れる人もなく、しっとりと落ち着いた葬儀ができた。
最初、希望の形を話すと「えっ?!」という表情をした経験豊かな葬儀社の人が、最後には「自分もこのように送られたい、出棺の光景がすごく綺麗だった」ですって(フフ)
95歳で逝ったゴッドマザーが残したのは「儚さ」。
そう思うと、あらゆるこだわりが嘘のように消えていく。
本日の画像はクリスマスローズ。
今朝、カーテンを開けると一面の雪景色、それも夕方までには儚く消えるでしょう。
ついでに紫陽花。 こんなになっても、また美しい。