グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

今月の演奏2022.10

2022-10-20 14:10:53 | 音楽活動

すっかりご無沙汰してしまいました

寒くなりましたね。

今月の初めには雪虫を見かけましたから、そろそろ初雪が降ってもおかしくない時期となりました。

例年11月にしていた鉢を屋内へ取り込む作業、今年は少し早めに取り掛かりました。

木枯らし吹く中での作業は、年々辛くなり。。。

植えっぱなしでは死んでしまう球根を掘り起こそうとしたら、待ったがかかりました。

再び咲き出したダリアです、トップ画像。

殺風景になった庭に華を添えてくれて(正に花!!)これからだんだんピンクに変化していきます。

寒風の中、がんばれ~!!

 

さてさて、文学館でのミニコンサート記録です。

1.R.ボクサ/夜想曲
2.日本の秋メドレー
   岡野貞一/紅葉 海沼実/里の秋 小林秀雄/まっかな秋 
3.C.ドビュッシー/小舟にて
4.   〃    /月の光(ピアノソロ)
5.C.シャミナード/星のセレナーデ

6.H.マンシーニ/映画「ひまわり」より (リクエスト曲)
7.   〃   /映画「ティファニーで朝食を」よりムーン・リバー
8.R.ロジャース/映画「サウンドオブミュージック」より私のお気に入り
9.A.メンケン/映画「アラジン」よりホール・ニュー・ワールド

アンコール
F.メンデルスゾーン/秋の歌

入場者約25名

1、2,3,5がフルート+ピアノ、4がピアノソロ、6がフルートデュオ、7以降の4曲がフルートデュオ+ピアノによる演奏。

前回、ハンガリー田園幻想曲を取り上げたお陰なのか、ドビュッシーもシャミナードもそれほど恐れずに、むしろ楽しんで演奏出来たことが収穫でした。

前半が秋に関係した曲、後半が映画音楽。

6のひまわりは前回、来場者からリクエストされた曲で「次回、必ず来ますので」と言われて、手持ちの楽譜の中からようやく見つけた譜面はフルートデュオ用だったため、以前一緒に演奏していたフルート仲間に協力していただき、その流れで映画音楽を3人でするプログラムにしました。

やはり後半はお馴染みの曲ということもあり、1パート増えてその分賑やかになったこともありで、受けが良かったようです。私も正直、人数が増えた分、楽でした

肝心のリクエストされた方は…いらっしゃいませんでした。。。

 

鉢替え作業終了後の空。


今月の演奏2022.6

2022-06-25 16:03:38 | 音楽活動

昨日は暖房を入れ、今日は窓全開、極端な天候の動きに、こちらの動きは鈍くなり…

さて、文学館での演奏記録です。

フルートとピアノで。

1.E.A.マクダウェル/「森のスケッチ」より野ばらに
2.A.ルナール(編曲:安田芙充央)/「さくらんぼの実る頃」によるポエム
3.梁田貞(編曲:野田暉行)/城ヶ島の雨
4.P.チャイコフスキー/アンダンテ・カンタービレ(ピアノソロ)
5.B.バルトーク/「ルーマニア民俗舞曲」より1.棒踊り
6.  〃   /      〃      2.飾り帯の踊り
7.F.ドップラー/ハンガリー田園幻想曲1楽章
8.ウクライナ民謡(フルートソロ)
9.ウクライナ民謡/キーウの鳥の歌
10.安田芙充央/天上のフルート~遠くの空へ
アンコール
大中寅二(編曲:野田暉行)/椰子の実

入場者数約30名

前回はリハーサルまで進んだところで、コロナ蔓延防止のため中止となり、8ヶ月ぶりのコンサート。それに加え、今回は難易度の高い曲を入れてしまったので、前日から緊張状態。。。

プログラムは1~3が6月に、4~9が東欧に関した曲。日本歌曲はいずれも野田暉行の、私にとっては難しい編曲で、練習のし甲斐があったということでもあり。椰子の実はいきなりカデンツァから始まります。「ちむどんどん」で歌子が何度も歌っていましたが、プログラムを組んだのはドラマが始まる前! ピアニストが「持ってるね」ですって(フフ)

2はシャンソンを代表する曲の一つ。ジブリ映画「紅の豚」で加藤登紀子さんが歌い、最近ではCMで夏木マリさんが歌っています。

2月24日以降、東欧から目が離せない毎日。表現者の端くれとしてはその土地で生まれた音楽に取り組みたい発信したい思いがありました。8のウクライナ民謡はウクライナのヴァイオリニストがソロ演奏をSNSで発信したところ、世界中のヴァイオリニストが共感して、再びリモートで一斉に演奏された曲です。

9の「キーウの鳥の歌」は気持ちを丁寧に音に乗せることが出来、めったに無い充足感を味わうと同時に、客席からも何かが伝わってくる不思議な体験をしました。友人は涙が出そうになったとのこと。

5と6のルーマニア民俗舞曲は受け入れられるだろうか、7のハンガリー田園は吹ききれるだろうかと不安だったものの、コンサート終了後に、元教師でレコード鑑賞部の顧問だったという方に話しかけられ、「今日はバルトークとドップラーが聴けて良かった」と仰っていただいた。一人の言葉は千人力! 選曲は間違っていなかったと思いたい、ポジティブシンキングで行こう

練習の時のように出来なかったところが蘇っても、フルート吹き達の労いの言葉が栄養ドリンクのように(飲んだことないけど)ぱっと元気にしてくれました。

20代の頃、憧れて購入したハンガリー田園の楽譜は見ると真っ黒で、当然技術力も読譜力も及ばず、いつか取り組めたらいいなと思い、憧れのまま仕舞い込んでいました。それから20年以上経ってレッスンを受ける機会に恵まれるも、やはり難しさの確認のようなものでした。そこから10数年経った今、人前で演奏しちゃったのですから結果はどうあれ、ただただ(トライした自分を)褒めてやりたいと思います。

新年度の演奏はこんな調子でスタート出来ましたが、今年度はさらに1回減らすことを了承していただきました。フェイドアウトを進めます。

 

今回のコンサート中、一つ気になったことが……

演奏開始直前に「写真を撮っても良いですか」と後列からお声がかかる。

アットホームな感じのコンサート(私の緊張をよそに)なので、言いやすかったのでしょう。

突然だったので戸惑っていると館長がOKを出す。

写真については新聞社や館の人が時折撮影しているので「良し」としても、問題はその先。

何に使われるのか分からないことが嫌だなと。

で、「録音はだめです」とOKに追いかけて言いました。というのは

3年ほど前に別の企画で演奏したものが地方のラジオ局で流され、びっくり仰天!

本人の許可を得ないで勝手に流されたことがあったのです。

いとも簡単に、瞬時に無限に情報を流す事ができる現代にあって、

肖像権を改めて考えさせられました。

 

私もレストランのお料理画像をお店に許可をとらず、ブログにアップしていました。お店の宣伝にもなって良いんじゃないかという安易な考えでしたが、

だめですね。

盛り付けひとつをとっても肖像権。

食事どきの店の忙しさの中で許可を取るのは大変勇気のいること。

今後の外食記事アップは……

 

本日の画像は本番当日朝のホスタ、夜帰宅すると既に萎み始めていました一日花。 

生演奏も一期一会。


めげない!!

2022-01-27 21:09:36 | 音楽活動

案の定、来月の演奏は中止に。覚悟していたとはいえ、昨年の6月の演奏が中止になったときと同じように、仕上げの段階に入っての中止は、さすがにめげそう。

今日は楽器を出す気になれない。。。

 

いやいや、めげてたまるか!!

にっくきコロナ!!

落ち込むのは今日一日だけでいい。

明日は次回のプログラムを考えよっと


今月の演奏 2021.10

2021-10-31 22:27:51 | 音楽活動

文学館でのミニコンサート記録です。

1.J.S.バッハ/メヌエットト長調
2.J.S.バッハ/メヌエットト短調
3.バッハ・グノー/アヴェ・マリア
4.A.メンケン/ディズニー映画「美女と野獣」
5.A.モリコーネ&E.モリコーネ/映画「ニュー・シネマ・パラダイス」
6.E.モリコーネ/映画「ミッション」よりガブリエルのオーボエ
7.佐々木すぐる/月の砂漠
8.L.V.ベートーヴェン/月光ソナタ1楽章
9.安田芙充央/満月が戻ってくるとき
アンコール
海沼実/里の秋

入場者数約30名。2月以来8ヶ月ぶりのミニコンでした。実は6月の演奏は、練習が佳境に入るというときになって緊急事態宣言のため中止に。この企画がスタートした当初は毎月のように演奏していたものの、4年ほど前から2,6,8,10月の年4回に変更させていただき、昨年と今年はコロナ禍のため年2回に。それでもこの2年間、音楽活動が全く出来なくなり練習場所さえ失ったアマチュア演奏家達を思えば、2回でもラッキーなこと。

今回もギリギリになって中止になる可能性を踏まえ、練習がなるべく無駄にならないように、次回にも回せる1~6を選曲。

この夏はバッハという名前を度々聞くことになったことにちなみ、まずはヨハン・セバスティアン・バッハ?の3曲。長い間バッハの作品と思われてきた1は近年の研究で同時代に活躍したクリスティアン・ペリツォートの曲である説が有力に。また同時期に作られた短調との比較も面白いと思い続けて演奏。当時のメヌエットは貴族が宮殿で踊った曲の一つなので、優雅さを心掛ける。

3はバッハの作品「平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調プレリュード」に19世紀になってシャルル・グノーがメロディを後付けした曲。

4,5,6はスクリーン・ミュージック。7月に楽器のリペア・クリニックで札幌の楽器店を訪れたときに入手した映画音楽曲集を使用。3人の若い?編曲者の作り方が新鮮で、練習がとても楽しかった。

次は中秋の名月にちなんで月関連の3曲。7はしっとりした編曲に加え、皆さんご存知の曲なので、じっくり聴いてくださっているのがこちらに伝わってきた。後に友人からのメールで「涙が出た」のだそう…琴線に触れてしまった?!

8はピアノソロ。

9はフランスと中国の合作映画のエンディング曲を作曲者自身がフルートとピアノ用に編曲されたもので、フルートの素朴さを活かしたというコメントがついていました。聴いたことのない曲だったけれど、音符をなぞってみて直ぐ大好きに。

アンコールの「里の秋」は野田暉行編曲の古い曲集に入っていた楽譜を使用。ピアノとの合わせが難しくて一番の緊張だったけれど、最終的にはお互い納得できて、良い経験でした。

さて、次回は2月。コロナ第6波はどうなっているか…


消毒スプレーと虫よけスプレー作ってみました

2021-08-08 17:11:35 | 音楽活動

先月のフルート・リペア・クリニックで教えていただいた消毒スプレーの作り方です。

そもそもはサーズのときに使い始めたものの、手指の跡がきれいに落ちるという思わぬ利点があって使い続けていたとのこと。

この暑さでは、楽器も手もすぐにベタベタになるので、早速作ってみました。

と言っても、無水エタノールと精製水を1:1で混ぜるだけ。両方ともドラッグストアで売ってます。

ついでに虫よけスプレーも作ってみました。

数年前、気管支喘息を患ったときに使っていたユーカリ油(グロブルス)がたくさん残っていて、しかもいつなんのために買ったのか覚えていないハッカ油も使いました。

興味のある方は→ 参考にしたレシピ

スプレーは百均で、オイルOKの方を選ぶと良いそう。

消毒スプレーはクロスに含ませて使用、楽器に直接かけるのはNG。

虫よけスプレーのほうは、マスクの表側角にちょっと噴霧しても、爽やか~~

 

蛇足です。

庭で桔梗の萎んだ花を切り取っていたら、元気な花まで切っちゃった

机上に置いてみると、キリッとした色に気分はシャキッ


フルート リペア・クリニック2021

2021-07-18 13:40:16 | 音楽活動

お暑いですね~

現在の室温、熱中症注意の表示が…初めて見たかも。

暑い暑いと言いながらダラダラ過ごすのは、実はどこか気持ちが良い。1週間もすれば涼しくなるのだから。

ちょっと涼しい画像を。6月16日撮影、雨上がりの桔梗です。

さて、表題のフルート・リペア、今年は診ていただくことができました。

年に一度札幌で行われる、東京のメーカーの技術者による無料点検は田舎に住んでいる者にとっては、とても貴重。

20数年間当たり前のように受けてきたことが昨年は中止になり、今年も最初に設定された日は、緊急事態宣言によって中止になり、ようやく実現した次第。これも1日ずれていたら、再びの緊急事態宣言で中止になるところでした。

楽器は特に気になるところは無かったけれど、調整していただくと最低音と最高音が楽に出てびっくり!

ほんの少しずつの狂いに知らず識らず慣らされて頑張って吹いていたことに気づく、やっぱり札幌へ出向いて大正解でした! 他都市間の不要不急の移動自粛が叫ばれているさなか、殆どトンボ返りでしたがお昼にかかったので、駅直結大丸デパート内の「栗原はるみのゆとりの空間」にて今月のランチいただきました。

きのこのクリームコロッケ、揚げナスの胡麻和え、トマトとタコのサラダ、白身魚と野菜の揚げ浸し、雑穀米、漬物、オクラ・ネギ・揚げの味噌汁(1テーブルごと両サイドにパーテーションが設置してあり、曇っているので隣が気にならず、そういう意味では良いなと思いました)

実は楽器と同じように、身体も気づかないうちに状態が悪くなっていて、春の血液検査ではこれまでになく色々な項目が基準値オーバーになっていて、「有酸素運動をして甘味は制限」の提案をされました。今回のお医者さんは感じが良かったので(これ、とっても大事…フフ)思わず「がんばります!」って言っちゃった

本当に頑張り続けて、先月の再検査ではびっくりするど、ギリギリではなく余裕の良い数値。帰りはお祝いに生クリームたっぷりのケーキを買おう…いやいや油断禁物と、このときは思いとどまったのでした。。。

血液検査なんて無意味という方もいるけれど、悪い状態になっているのに気づかず、正常値になっても自覚が無い自分は、時々チェックしたほうが良いと思う派です。


今月の演奏2021.2

2021-02-24 08:25:06 | 音楽活動

文学館での演奏記録です。

「バレンタインに因んだ曲を」というリクエストを受けて、ラヴ系の曲ばかりでまとめました。すると「バレンタイン スイートコンサート」というテーマまで付けられてしまいました

プログラム(全曲ピアノと一緒に)

1.E.エルガー/愛のあいさつ
2.N.ブロスキー/ビー・マイ・ラヴ
3.H.ラカジェ/アマポーラ
4.E.サティ/ジュ・トゥ・ヴ
5.G.レナード/あなたのとりこ
6.B.ゴーディオ/君の瞳に恋してる
7.B.K.フェルト/L-O-V-E
8.N.ロータ/ロミオとジュリエット
9.F.トーメ/かざらぬ告白
アンコール
F.レイ/白い恋人たち

来場者約45名。事前に地方新聞で取り上げられたことと、生演奏を聴く機会が無くなっている状況のおかげでしょうか、入場者制限40名を上回る人数でした。前回とは違い、ホールに戻ってのコンサートで、但しいつものテーブルを取り払い、従ってコーヒーの提供も無く、並べられた椅子は少し間隔が空けられていて、こちらに向けられた全員のお顔がマスク付き。見たことのない光景に内心「お~!」、そして緊張シイの自分が出てしまったのでした。。。

開演時間ギリギリに来場された我が家の近所のご夫婦は入場できなくて、申し訳ないなぁと思っていたところ、視界を遮られたカフェコーナーのテーブルに着席でき「コーヒーが提供されて音も聴こえてきてラッキーだったよ~」とのライン…ホッと。

コロナ禍の時世、この田舎で毎年開催されてきた歌や器楽のコンサートは全て中止の中、前回同様に文学館の強い引きがなければ、間違いなく実現しなかったでしょう。

「この短いひとときが少しでも気分転換になりますように願っております」とご挨拶してスタートしました。いつもの曲紹介も初めてマイクを使い、それには小さな扇子を添えました。

選んだ曲は、結果として明るい曲、リズミカルな曲が大半を占めていて、鬱々とした日々を一掃したい気持ちが無意識に働いたのかもと思います。

7曲目のL-O-V-Eは来場者に手拍子で後打ちのリズムを刻んでいただき、心身の刺激を…昔やっていた音楽療法ボランティアを思い出しました。

8曲目のロミジュリは疫病がクライマックスへ向かう重要な鍵、アンコールはグルノーブルオリンピックを題材にしたドキュメンタリー映画のテーマ曲と、たまたまタイムリーでした。

今回の特記事項は全曲をピアノと一緒に演奏できたこと。メロディの単純な部分はピアノが入ることで退屈しないし、和音一つで雰囲気も変わる。課題は音量・音程を含めたアンサンブル。要望を聞きあえる姿勢は同じなので、上手くやっていけそうです。

今回はポップスが多かったので、次回は違うジャンルの曲を増やしたい。

そのときにはいつもの客席に戻っていますように

 

本日の画像は今朝のミニシクラメン/サクラソウ科

花言葉:はにかみ、憧れ

 

外は真っ白、今日は真冬日。


今月の演奏2020.10

2020-11-01 11:42:00 | 音楽活動

昨日の満月は綺麗でしたね~。月明かりに照らされて屋根も海も光っていて、いつまでもカーテンを引けない夜、月の近くではオレンジ色の火星がまとわりつくように移動して「月と火星と私」で何かが作れそうでした(笑)

 

さて、文学館での演奏記録、10月分です。

10月から再開したい旨の連絡を頂いたのが7月、それまでのダラダラが急にシャキ~ンとなって、曲を選定、すぐに決まりました。演奏する機会があろうとなかろうと、家での練習に変わりはないと思っていた情熱はどこかへ行ってしまったのだろうか、小椋佳「しおさいの詩」の歌詞を思い出しました。

プログラム(全曲無伴奏フルートソロで)

1.J.S.バッハ/アリオーソ
2.J.マスネ/タイスの瞑想曲
3.イングランド民謡/グリーンスリーヴス
4.R.カーペンター/青春の輝き
5.C.フォックス/やさしく歌って
6.E.W.フェラーリ/歌劇「マドンナの宝石」より間奏曲第1番
7.A.ドヴォルザーク/ユーモレスク
8.H.シュテックメスト/「歌の翼」による幻想曲
9.F.F.ショパン/別れの曲
10.アイルランド民謡/ダニーボーイ

アンコール:海沼実/里の秋

来場者30名弱。今回はコロナ禍のため曲紹介のお話は出来ないと思い、簡単なプログラムを作成して持ち込みました。

相変わらずジャンルに拘らない選曲です。3,4,5は後半がジャズ風に編曲されているので、フラッター奏法を入れてみたり、物足りないところでは譜面に無い音を加えてみたり、一人演奏ならではの、間を入れて呟くような演奏にしてみたりと楽しみました。オリジナルは8のみ。9は前半の穏やかさと対比した後半がドラマチックな編曲になっていて熱が入りました。最後はこの企画がスタートした5年前、最初に演奏したダニーボーイで締めくくることにしました。

じつはいつものフルートデュオのお相手が楽器から離れてしまい、無伴奏ソロで演奏しなければならず、体力面から考えても、その形態はこれが最後と決めて引き受けました。

年齢は単なる番号に過ぎないという考え方もあるようですが、老化には抗えない、余力を残して引退か、限界まで続けるのか、選択が悩ましいところです。

コロナ禍なので、これまでのホールではなく、吹き抜けになっている2階部分の回廊を利用してのコンサートとなり、手すりの前での演奏はさながら教会のパイプオルガン席側から演奏しているかのようで、手すりの柵が来場者を適度に隠してくれたし(緊張シイの私にはありがたい)、細かなニュアンスを潰さない程良い響きが心地よくて(ホールのほうは響きすぎでPやPPの表現が厳しいのです)、2月以来8ヶ月ぶりながら、珍しくまあまあの出来、これが最後ならそれも良しと思える演奏でした。

ところがところが終了後に、一緒に演奏したいというピアニストが現れました!しかもその方とは10年ほど前に共演しているので、初対面の不安さが全く無い、本当に嬉しい申し出でした。

これでまた繋がりました。誰かに「まだ続けなさい」と仕組まれたようなタイミング……


持つべきものは友

2020-04-26 16:28:39 | 音楽活動

「こんなときだからこそ音楽の力が必要なんだよ。○○○さん(私のこと)のフルートで癒やされてきたんだから、時が来たらまた必ず始めてほしい、そのことを伝えたくて電話したの」

音楽療法に関わったことのある私としてはお株を取られちゃった格好だけど、気持ちを察したようなその話しっぷりに圧倒され…なんとも友達って有り難い。

 

画像は今朝の梅。開花は連休明けかな~。


演奏活動停止

2020-04-09 15:07:22 | 音楽活動

文学館からの新年度の演奏依頼に喜んだのも束の間、コロナ禍の収束が見えない中では、どう考えても中止にすべき。少なくとも私は辞退したい旨、申し出ると館側はする予定でいて、何でもかんでも萎縮していたら世の中がダメになる的な話しをされたものの、話し合って最後には納得していただいた。

奇しくもこの日の夜「夕張メロンオケ」も今年度は中止が判明。その前まではベートーヴェン生誕250周年を記念してシンフォニー5番「運命」が組まれていて、私はわくっとしたものの、中止は想定内でした。

なにか大きなコンサートが終わった後のような感覚で、いつものように一人バッハに戻り、モーツアルトもやって…だけど今度はインターバルが長い、もしかしたらずっとかも。

それはそれでいい。大作曲家との苦戦を楽しむ一人の時間だって、何事にも代えがたい充足感があるのだから。そして遅かれ早かれ演奏活動から身を引くときは必ずやって来るのだし。

アマチュアの末席にいながら30数年に亘り演奏の場が途切れなかったことは奇跡に近いと思う。

取り敢えず一区切り、幸せな音楽人生にカンパイ

 

本日の1枚は今日の福寿草。黄色に元気をもらいます。


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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