グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

ザルツブルク旧市街 その2

2013-05-26 12:01:03 | 中欧

旧市街では一番賑やかなゲトライデガッセ通り、色々なお店が隣接しくっついているので、横道は建物の中を通過する造りになっていて、そこには狭い中庭のようなスペースがあったり。
ゲトライデガッセ通りに面したモーツァルトの生家。4階です。(因みに1階はスーパー)

中は撮影禁止。3部屋ほどあって狭く天上も低い。台所の釜戸が当時のまま。
自筆譜や、身につけていた指輪などの装飾品、家族の肖像画などが展示。
他の階には楽器や家具などが展示されていたよう。

この通りにあった楽器屋さんのウインドウ。

赤いフルートに、青いピッコロ!

オケでこれ使ったら顰しゅく買うだろうなぁ。

この通りに来る前に通過したカラヤンの生家。


ザルツブルク祝祭大劇場、もの凄く大きい。

毎年夏に行われる全世界注目の音楽祭、一度はその時期に訪れてみたい。

ザルツブルク旧市街

2013-05-25 07:47:27 | 中欧

ミラベル庭園を出た後は橋を渡って旧市街へ。
川の向こう側が旧市街、丘の上にホーエンザルツブルク城が見えます。


橋の上では。


柵には沢山の鍵! ここに鍵をかけたカップルは別れないんですって~


ザルツは塩、ブルクは城という意味で、ザルツブルクは岩塩の交易で栄えた町なんですね。
塩の専門店がありました。


青空マルシェをやっていて、野菜・果物・チーズ・ハムソーセージ。
そしてパン屋さん(トップ画像)、プレッツェルがいっぱい!
自由時間に買いに行くと、きっかり17時で店じまいしていて買えなかった。。。
観光客はまだたくさん歩いているのに、お国柄ですね。



ザルツブルク大聖堂、17世紀初頭に完成。


レジデンツ広場。


広場で。

ミラベル宮殿と庭園

2013-05-24 07:55:15 | 中欧

ハルシュタットを後にしてバスで約1時間半、ザルツブルクへ到着し旧市街を観光。

この門をくぐるとミラベル庭園が。


ミラベル宮殿は17世紀初頭大司教ヴォルフ・ディートリッヒが愛人サロメ・アルトのために建てた宮殿。
司教が政治権力まで握り、しかも愛人を持ち、堂々と宮殿まで与える…
宗教界が腐敗した時代の産物ですね、これは。
2階には大理石の間があってモーツァルト親子がそこで演奏したことも。
現在はザルツブルク市長公邸となっていて、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の撮影場所としても有名に。

向こうに見える「ペガサスの噴水」はドレミの歌を歌った場面に出てきます。


この階段にカーテンで作ったお揃いの服を着たマリアと子供達が座っていました。


階段の上から。


西洋菩提樹、葉っぱはまだ。


桜は満開だけど、チューリップもまだ蕾(トップ画像)

マス料理とハルシュタット散策

2013-05-24 07:50:47 | 中欧

予定表には昼食はマス料理となっていた…川魚の悪いイメージが頭を過ぎる。
湖畔から少し山側に入った蔦の絡まるレストランにて。


2階で。天井が低く家庭的な趣のある造り。


我々の他、日本人ツアーがもう1グループとアジア系外国人グループ1つで満席。


かなり待たされて出てきたポタージュが美味しい!


続いて出てきた問題のニジマス↓塩焼きでした……これが美味しいの何のって!! 
添乗員さんが気を使って醤油を持って各テーブルを回っていたけれど、全然必要なし。
新鮮な素材はシンプルな味付けで充分美味しい。

さて尾頭付きをフォークとナイフで食べるのは、高校卒業近くに受けたテーブルマナーの講習以来。
まさかウン十年経ってハルシュタットで実践とは…それでも若いときに体験したことは身体が覚えていて、むしろ箸より綺麗に食べられた(フフフ)

デザートはアップルパイ、これも美味しかった~。


オーストリアのレストランで出される水は飲んでも大丈夫。


レストランを出たところには小さな雑貨屋さんが並んでます。


食後の自由時間は湖畔沿いの道を散歩。
教会同士が隣接、右手前がプロテスタント、中央奥がカトリック。

こんなに近くに建っているのは世界でも珍しいそう。



立ち寄ってみたくなる小さなお店がいくつも。

ハルシュタット湖

2013-05-23 07:21:05 | 中欧

ウィーンを出発して約4時間、ザルツカンマーグート地方の山奥にある湖、ハルシュタットに到着。
ハルはケルト語で塩、シュタットはドイツ語で場所の意。岩塩が採れるんですね。
人口千人の小さな町、家々が斜面にへばり付くように建っています。

こんなに風景を見て感動したことがあっただろうか。。。
青い空、残雪を抱えた山々、写し出す湖面、澄んだ空気、心地良い陽差し、静寂。
「きれい」を連発しながら何十回もシャッターを切る。
ぼ~と一日居られたら、どんなにいいだろう。
















ウィーンからハルシュタットへ

2013-05-22 08:42:58 | 中欧

中欧5カ国巡り後半に入った5日目はウィーンのホテルを朝7時半に出発してハルシュタットへ向かう。
全行程の移動はデラックスVIPバス。

3列で、座席の前後左右ゆったりの大型バス、そして一行は16名だけ。
だけど私にとってはちっともVIPじゃない、つま先すら床に届かないのだ(ついでに大抵のトイレも高く、便座は大きい!)。
ショルダーバッグを前にぶら下げて、足を乗せてみる…う~ん、これぞVIP!

一日最低3時間、最長8時間のバス移動は、見えてくる景色が新鮮で居眠りなんて勿体ない。

7日間お世話になった運転手のチャバさん、ブダペスト出身。

寡黙だけどとっても紳士、ステップの高いバスを降りるときは先に降りて必ず手を差し伸べてくださる。
初日プラハ空港からホテルまでの、とんでもない運転手さんとバスとは違います。
コーヒー好きのチャバさんは途中休憩の時、コーヒーを注文するとカップがタダで貰えるドライブインに行程中何度か停まってくれました。

ドライブインでも普通のコーヒーがホイップクリーム入り。
苺が美味しそうだったので買ってみると、野性味たっぷり酸っぱ~い!
持ち帰ったカップ↓据わりが良く洗いやすいので、思いの外気に入ってます。

飲む度に貰っていては荷物が増えるので二つだけに止めると、不思議がっていたチャバさん、きっと彼の家はカップだらけです。

車内で売っていた水(1ユーロ)と、ドライブインで買った炭酸水(16コルナ)。
そして、ガイドさんの声が離れていてもよく聞こえる耳太郎(全員に無料貸し出し)。



ウィーンの森を後にして暫くすると、アルプス山脈が遠くに見えてきました(トップ画像)

ハルシュタットに近づくに連れ綺麗な湖がいくつも。車中から。

本場でザッハトルテ

2013-05-21 10:18:41 | 中欧



シェーンブルン宮殿を見学後、街に戻りカフェで本場のザッハトルテをいただく。

ザッハトルテといえば、バレンタインデーのチョコと並んで鎮座するホール状のチョコケーキが思い浮かぶ。
ホイップした甘味のない生クリームが好きなだけケーキに付けられるように沢山入った器がテーブルに一つ置かれた。
運ばれてきたコーヒーには頼んでもいないのにホイップクリームがたっぷり乗っていて、これぞ日本でいうウインナコーヒー。
ケーキは見た目よりあっさりしているけれど、食べ終わる頃にはやはり甘~い!

カフェを出たところ、向こうに写っているのはホーフブルク宮殿の門。
この方はクロスさん、ウィーンで二日間お世話になった日本語ガイドさん。
観光案内だけでなくウィーンの生活感溢れる話や冗談もお上手、奥様は日本人と聞いて納得。


お茶の後は夕食まで自由時間。

夕食。ここのメニューには日本語も書かれてました。


ヨーロッパは生野菜はあまり出ないという予備知識だったけれど、ホテルやレストランでは結構出てきました。


ターフェルシュピッツ、ほうれん草のソース添え。ヨーゼフ1世が好んだ牛肉の柔らか煮。

ハプスブルク家は親族結婚が多かったために早死や障害児が多く、不正咬合も特徴的で単に固いものが食べられなかったのではと推測。

デザート。アイスだ~!

シェーンブルン宮殿にて

2013-05-20 23:21:15 | 中欧

超過密な一週間(仕事の山場、パン作り研究科、オーケストラ本番、準備、もちろん主婦業も)が通り過ぎた、昨日今日の開放感がたまりませぬ。(フフ)

 先日びっ○○○○キーでハンバーグを食べて、精算の時「おろしそばは○○○円です」と言われたので「お蕎麦は食べてません」と言ったら、
大根おろしと紫蘇の乗ったハンバーグを名付けて「おろしそバーグ」ですって!
最近は省略形が多くてついて行けません。。。

さてさて、中欧巡りで千歳空港を早朝飛び立ったのは3月20日、記憶を留めるために記しているのに一ヶ月も経ってしまうと、怪しくなってくる。。。

2連泊したウィーンの二日目、ベルベデーレ宮殿の後はシェーンブルン宮殿へと。

トップ画像は門の前で、モーツァルトと書いてるから分かる金ぴかのモーツァルトが厚い衣装に厚化粧、炎天下でご苦労なことです。
一緒に写真を撮って、置いてある箱に心付けを入れるとキスされちゃった。

門。鷲ですね。ハプスブルク家の紋章は双頭の鷲。


シェーンブルン宮殿。

左側のポスターの一つが本日のコンサート案内。





18世紀、マリア・テレジア時代に現宮殿の形に。
6歳のモーツァルトがマリア・テレジアや娘マリーアントワネット達の前で演奏したのはここ。
ウィーンを占領したナポレオンはここを居城としたことも。失脚後はヨーロッパ中の王侯貴族が集まったウィーン会議の場所に。
第一次世界大戦で敗北したハプスブルク家最後の皇帝カール一世はここで退位文書に署名、650年続いたハプスブルク家の幕引き。

建物の横側。


建物の中は撮影禁止、リュックサックも禁止。

建物の向こう側。


バルコニーの真ん中に立って広いお庭を眺め、マリア・テレジアに思いを巡らしてみる。


ウィーンの街で夕食後、再び戻って20時半開演のミニコンサートへ。
入口。

シェーンブルン宮殿でのコンサートと謳われていたのに別の建物。
添乗員さんに確認すると「シェーンブルン宮殿です!」
確かに敷地内だけど、どうも腑に落ちない。。。

前から2列目をゲット。入場者数は観光客中心で200名くらい。


プログラム。

シェーンブルンの専属オーケストラ。
この日は弦1,1,0.5,0.5プルト、木管各1、ホルン、トランペット、パーカッション各1。
ソプラノ、バリトン。バレーダンサー数名。

ジーパンで入場していた外国人が結構いた。
どう言うこと?わざわざスカート買ったのに…

ミニというので、30分程度と思いきや、1時間半のしっかりしたコンサート。
オケだけの演奏と歌手またはバレー入りを交互にして、飽きないように寝てしまわないように(?)配慮されたプログラム。
前半は「フィガロの結婚」や「コシ・ファン・トゥッテ」を中心に、後半はワルツやポルカが中心で、締めは「美しく青きドナウ」を省略形で。
アンコールはラデツキーマーチ。
A席65ユーロ(約8500円、旅費込み)にしては、プロオケだから厳しく言うと大したことがなかった。(プロとは、当たり前のことだけどそれを生業としている人であって、たとえ専門教育を受けても生業として成立させられなければプロとは言えない)
歌手とダンサーの素晴らしさで持ったコンサートでした。

ベルベデーレ宮殿

2013-05-15 10:00:40 | 中欧

ウィーン楽友協会を後にして向かったのはベルベデーレ宮殿。
ハプスブルク家の家臣で多大な功績を挙げたプリンツ・オイゲン公の夏の離宮。
オイゲン公は戦術に長けていただけでなく、美術や書物への造詣も深く、トップ画像の上宮ではクリムト中心の美術品、下宮では書物が保管されている。

バスを降りてから門までの距離が長い!


門の上には百獣の王ライオンがこれ見よがしな格好でお出迎え。


中に入ると広いお庭に大きな池。宮殿は更に向こう。




建物の中は撮影禁止でした。なぜかリュックサックも禁止。

建物の向こう側がまた広いお庭、そのずっと向こうにオイゲン公の住居だった下宮が。

さらに向こうはウィーンの街、左側にはシュテファン大聖堂のとんがりがかすかに見えます。
ベルベデーレとはイタリア語で美しい眺めの意。

昼食はウィーンの街で中華!? またこってりかと思いきや…あっさり薄味でとんでもなく美味しかった!




白ご飯! 麻婆豆腐?をかけちゃう人も。






可笑しかったのは、大皿が目の前に置かれたのですぐに取り皿に取った途端、間違いだったと持って行かれ、別のテーブルにそのまま運ばれていったこと!
良いんだろうか、しかも私だけ一品多く頂いちゃって…

ウィーン楽友協会

2013-05-15 00:11:50 | 中欧


                                     

今旅行の楽しみの一つ、ウィーンフィルの本拠地ウィーン楽友教会の内部見学です。
毎年お正月に全世界に配信されるニューイヤーコンサートの会場。
間近で見られるなんて夢のよう。本当はウィーンフィルのコンサートが聴けると最高なんだけど。
因みに翌年のニューイヤーコンサートのチケット申し込みは本年の1月2日から始まり抽選だそう。値段は10数万円~数千円(立ち見)
一方、奏者側としても是非出演したいコンサートだそうで、イタに上がれなかった人は同じ報酬が貰えるらしい。

入口、意外に狭い。天上が素敵。              横の入口。
  

トップ画像の大ホールに入り着席して説明を聞く。
ステージでは何処かのオケがリハーサル前で各人音出し中。
全体は狭い印象だけど、立ち見を入れて2千人ちょっと入るそう。
木が中心、床下は空洞になっていて共鳴するように造られている。
良い音が隅々にまでしみ込んで年季が入り、更に良い響きを醸し出すような入れ物。
と、感慨に耽っていたら、「ここでクイズ!、上方にある音楽家の胸像は誰々でしょうか?ヒントこの建物が建てられる以前の人」
顔は見えないので、取り敢えず古典派以前を言ってみると…スミマセン、一人当てしてしまいました。。。

小ホールの名前は「ブラームスザール」。ブラームスの楽友協会での功績を称えたもの。
最近は本場ヨーロッパでも若い人たちのクラシック離れが進んでいるため、子供のうちから馴染ませようとステージと客席の間に子供を座らせる空間を設けたコンサートが積極的に開催されているそう。

ステージ裏からヴァイオリンとチェロのアンサンブル練習が聞こえていました。

この他、近年造られた小ホールが4つ。そのうちの2つを見学。
メタル・ホール。まずはここでコンサート、上手になって大きなホールへと。


グラス・ホール。至る所ガラスで出来てます。


ロビーや階段途中など、あちこちに胸像がある中、唯一女性のが。
クララ・シューマン                    ヨハネス・ブラームス
   
並べちゃった、ごめんねシューマン。

見学後、トイレに寄ると男女一つずつしか無く、女性のほうは行列、男性のほうは空いていたので、オバサン得意の男性の方も利用しようと見張りをしながら(フフ)二手に分かれる。
ガイドさんが間違って出演者用のトイレに案内してしまったことが後で分かり、私は嬉しくなった。
もしかしてシュルツさんが使ったかもしれないトイレ。。。(フフフ)


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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