グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

循環呼吸

2007-08-31 08:15:46 | 音楽活動

フルートは音にならないで外側へ出て行く息が結構あるので、演奏中息が足りなくなって苦しいときがある。(ちなみにオーボエはその逆で息が余って苦しくなるらしい)ましてや、容積の小さい私は息の配分やブレス位置をしっかり意識していないと、とんでもないことになる。意識していても、足りなくなって、最後の音が萎んでしまったり、オーケストラの中では、吸ってはダメなところで、実はこそっと吸ったりしている。
フルートメーカーから届いた今回の季刊誌に「循環呼吸の練習方法」が載っていた。
循環呼吸とは息を出している最中に息を吸うこと、つまり音を切れ目無く出し続けることができる。テレビで10数年前だったか、水の入ったコップにストローでブクブクといつまでも息を出し続ける循環呼吸の実演には目を見張った。その時は、頭では理解しても、身体は無理でしょと思った。
ところが今回の練習方法で使う道具は正にそれ。駄目元でトライしてみたら、息を出している最中に鼻から息を吸えている。アレッ、出来てるじゃない一発で。我ながら凄いと思い、調子に乗って直ぐに楽器でトライ。
出来ない!音が貧しくて使えない!
そりゃそうです、直ぐに出来れば誰だって使ってます。
世の中、そんなに甘くはありません。

ブレスは大切、循環呼吸を身につけたとしても、ブレスするべき所でしなければ音楽にはならない。それは勿論吹奏楽器に限ったことではない。



白菜のサラダ

2007-08-29 09:01:33 | 内食
のち
新鮮な白菜の白い部分は生でも美味しいと新聞に載っていたので、早速作ってみました。初めてなのでかなりの薄切りにして、あとは冷蔵庫にあった玉ねぎ、キュウリ、水菜それからハムを混ぜてみました。ごまもパラパラと。
ドッレッシングはポン酢+オリーブオイル+ごま油+ラー油です。
白菜はサクサクした歯ごたえが良く、クセがないので、もっと割合を増やしても良かったと思います。余ったのを冷蔵庫に入れて、翌朝食べたら全体にしんなりと味が浸みていてそれはそれで美味しかったです。お試しあれ~

二百年の子供

2007-08-28 09:00:50 | 

大江健三郎 中公文庫
シイの木のうろ(千年スダジイ)が夢見る人のタイムマシンになっていて、それは童子しか乗れない。三兄妹が江戸時代の逃散で活躍した少年に会いに行ったり、近未来の同じ場所がどうなっているのか見に行ったりする中での友情や、細やかな兄妹愛が表現されている。この三兄妹(兄、妹、弟)とその親、叔母、祖母は他ならない大江健三郎の子供達と、自身と妻、姉、母である。互いの存在や個性を認め、大切に思う子供達の心を上手に育てたのだなぁ、さすが大江健三郎だと思いながら読み進めたが、「あとがき」で自分は親として良い教育者ではなかったと書いている。

[逃散]
年貢米の取り立てが厳しすぎて、生活できなくなった農民がみんなで逃げだし新しい土地に移ろうとすること。

*ヴァレリーという大詩人が、私の生まれた年に、母校の中学生に公演してるのね。ヨーロッパのいくつかの場所で、国家につかえる国民を作ろうとしている。計画し、仕込み、ひとつ方針の教育をして、社会の仕組みや経済にそのまま着いてくる国民を育てている。…精神の自由と、繊細な教養が、子供への押しつけで壊される。私はそれを恐れる、とヴァレリーはいうんだ。
いつの時代にも、政治の世界や実業界や、マスコミで権力を握る連中は、この種の「新しい人」を作ろうとするんだよ。
そして、こういう「新しい人」がつかえて繁栄した国家は、いつの時代にも長続きしなかった。周りの国々を悲惨なことをした上で、滅びた。ヴァレリーの時代では、ナチス・ドイツがそうだった。この国も私が十歳の時、戦争に負けるまでそうだった。ところが今また、もう一度やろうとする連中が出てきているんだ。
私がきみにいいたいのは、こんな型にはまった人間とはちがう、ひとり自立しているが協力し合いもする、本当の「新しい人」になってほしいということね。どんな「未来」においても。

*私らの大切な仕事は、未来を作るということなんだ、私らが呼吸をしたり、栄養をとったり、動きまわったりするのも、未来を作るための働きなんだ。ヴァレリーは、そういうんだ。私らはいまを生きているようでも、いわばさ、いまに溶けこんでいる未来を生きている。過去だって、いまに生きる私らが未来にも足をかけているから、意味がある。思い出も、後悔すらも…

*あたえられたイメージを、自分で作りかえるのが、想像力の働きだ


昨日はいつものオケ練習、残暑でまた家では練習が出来ないでいたので練習会場で予め個人練習しようと早く着いたら、夕焼け空がきれいだった。また帰りは途中で見える水平線に沢山の漁り火が、これまた美しかった。これだけでも出かけて良かったと思う。

ツユクサ

2007-08-26 09:44:43 | 動植物

この夏、突然生えてきました。3年ほど前、業者に土を入れてもらったので、その中に混ざっていたのでしょう、他にも名前の分からない小さな花々がいつの間にかはえて来ていて、雑草かも知れないけれど、かわいらしいのでそのまま大事にしています。
たかがツユクサ、されどツユクサ。
子供の頃は道ばたや野原にいくらでも生えていました。雑草の中にあって、小さいけれど、かわいらしい形と特に雨上がりの冴えた色には目を惹かれたものです。手を出すと「摘むと雨が降るよ」と言われた記憶があります。

【花言葉】小夜曲(セレナーデ)、なつかしい関係、尊敬

いや~ 捕まっちゃった

2007-08-23 08:35:09 | その他
風が冷たい
運転免許を取って18年。ペーパーだった時代もあるが、兎に角捕まったのは初めて、昨日の夕方のことである。

日差しが強かったので、多分早く帰り着きたいと思っていたと思うが、若いお巡りさんにこっちこっちと指図されたときは「エッ、私のこと?」と思ったくらい、直前の意識が無い。きっと、事故を起こすときもこんな感じでボ~としている場合が多いのかも。目が合って思わずニッコリしたら向こうもニッコリ。速度測定の記録紙を見せられ、「前の数字がそうですから」と言われ、後続車の一台も一緒に捕まったことに気が付いた。速やかに済ませたかったので、向こうの車に乗って(パトカーでないのが残念だった)、言われる前に免許証を出し、訊かれることにさっさと答えていたら、後続車の運転者も乗ってきてぼやく「あ~、仕事しなきゃよかった~」話しを聞いていると、工務店を個人で経営していて、仕事の帰りだとか。後ろの車には奥さんと息子さんと思われる人が乗っていた。なんだか、前を走る私が引っ張ったような気がして、ちょっと申し訳ない気分になった。
18キロオーバーで減点1、20キロ単位で1つ増えると説明してくれた。初めてだと無事故無違反が三ヶ月続けば加算されないということも教えてくれた。(親切なお巡りさん)

毎日のように通るこの道路、もっともっと、スピードを出していることもあったので、この程度で捕まったのは幸いなことなのだ。今まで捕まらなかったのがおかしいくらいで、やっぱり目立つ色の車に変えたせいかなぁ。目立つ色にしたのは広い駐車場に留めたとき、何処に留めたか直ぐ分かるようにするためだったのに…
家までの残り3分の道のりは妙にゆっくりになった。

喉元過ぎても熱さを忘れないようにしたい。
気持ちを引き締めるには良い経験!
あぁ~、でもね~、1万2千円かぁ…

写真:すすき 拡大

「千の風になって」に思う

2007-08-22 09:23:34 | 生と死
現在の室温30度、残暑ですね。

いくつになっても、親が亡くなるというのは悲しいもの。
スーパーで目にする食材を見ては作ってくれた料理を思い出し、好きだった花を見かけてはホロホロし…半年ほどのそんな時を経て、この本に出会いました。

1ページに1行、2ページに1枚の写真。
写真の大きな助けもあり、1行1行がスッと入ってきて、そうか、そうなんだと思うと、なんだか幸せな気分にまで変化したのです。
終わりに楽譜が載っていたけれど、それには全く興味がありませんでした。
自分の心を解放したのは詩と写真であり、音楽ではなかったから。

だから、それから2,3年後、秋川雅史が歌って大ヒットしても、私はあまり嬉しくない。

昨日はホスピスでこの曲がリクエストされた。
歌うわけにはいかないので、フルートで演奏しました。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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