グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

クランツ・クーヘンとパン・カマド

2014-05-28 20:01:53 | パンとお菓子作り

今月の研究科は、

クランツ・クーヘン(冒頭画像)

直径18cmのエンゼル型で焼成、バターを折り込んでいるので、断面はデニッシュのよう。

砂糖も15%入り、殆どケーキのようなカロリーの高さで、作業中から憂鬱に…

そして、試食タ~イム!!

なんて美味しいのだ!!

思ったよりも甘くない、フィリングのオレンジピール・レモンピール・レーズンが良い仕事をしている。

これは、近いうちにウチでも作りたい。

もう一つはパン・カマド。

名前が和的だけど、スペインでよく食べられているパンだそう。(直径12~13cm)

メレンゲを乗せて焼成、火山に見立てた格好、生地に割れ目が出来て雰囲気出てるでしょ(フフ)

卵と砂糖が多めのブリオッシュ生地に似て、これも美味。

 

お楽しみメニューは黒糖ゼリー。         コンデンスミルクベースのシロップをかけて。

  

黒糖好きにはたまりませぬ。


パン・ド・セグルとエンザイマダス

2014-05-28 11:37:00 | パンとお菓子作り

先月の研究科の記録です。

パン・ド・セグル(冒頭画像丸型の方)とパン・オ・セグル

ライ麦がたっぷり入った本格的なライ麦パン。発酵種を作るため二日掛かり。

ライ麦の美味しさを更に実感。 試食タイムではクリームチーズと一緒に。

 

もう一つはエンザイマダス。

スペインの代表的なパンだそうで、甘い生地にラードを塗って巻いて焼成。

ところが、とても不味くて、食べられない!!

原因はラード。

こんなに不味いラードがあるのだ。 品質?…と疑ってしまう。

食べ物は最初の出会いが肝心、私はこれを二度と作らない。

いや、もしかしてラードをココナッツオイルに替えたら、かなりいけるかも。

でも、この名前には豚脂という意味が含まれているのよね~。

 

お楽しみメニューは「カトルカール・ユズ」

  

ゆずピールとチョコをいれたケーキ。


詩とファンタジー No.26

2014-05-27 23:38:00 | 

詩とファンタジー No.26 春生号

投稿詩とイランストレーション

かまくら春秋社

特集:やなせたかし「わかれのごあいさつ」

 

前号に引き続き、発行されなかったやなせたかしの生前追悼号に載せるはずだったご本人のいくつかの詩が。

ちょっと、くどい気がしないでもないけれど、ぱたっと影がなくなるのも寂しいし。

寂しいといえば、毎号楽しみにしていた「足みじかおじさんの旅」まで載らなくなったのが残念しごく。

 

夢だらけ

  いけだかなこ

出会いは見えぬアミダクジ

予期せぬ事が幸運だったり

あんたと出会って話していたり

右や左に曲がりながら

右や左に突き当たり

それでも此処でこうして居るから

ハズレクジなど無いのかも

 

あんたと出会って当たりだもん

色々あって当たりだもん

 

アミダクジはまだまだ途中

偶然・突然・この先分からず

右や左につまずくことも

右や左に流れることも

それでも前みて進んだら

ハズレクジでも笑えるし

当たりと思えば当たりだもん

 

絵・建石修志

 

たんぽぽは飛ぶ

  木崎よしお

わたし たんぽぽ ふわふわ体質

このまえは本当に運がよかった

この野原に舞い降りて

土の上に花を咲かせられたから

 

花が綿毛になったら そろそろ旅立ち

もしも今度 風が吹いたら

ここから舞い上がらないといけない

行き着く先もわからないいまま飛ぶのです

 

無事大地に根付けるだろうか?

無常のアスファルトではないだろうか?

綿毛の数だけ不安はあるけれど

わたしはこう思うことにしたのです

 

たんぽぽの本質は咲くことではなく

飛ぶことにあるのではないかと

咲くから たんぽぽなのではなく

飛ぶから たんぽぽなのですよ

 

だから風は強く吹くほうがいい

そして高く高く もっと遠く遠く

飛び続ける そのときを楽しみたい

わたし たんぽぽ ふわふわ体質

わたし たんぽぽ ふわふわ体質

 

絵・奥田あきこ

木崎さんの作品は波長が合うというか、いつもビビっときます(フフ)

詩集が出たら真っ先に買いたいな。

 

「ほんの三行詩」も楽しいものがたくさん。

カラーリング

  吉田さおり

髪が伸びると

昔はプリン

今は富士山

 

pm2.5

  河野文

仙人も

食いたくなかろう

この霞

 

二千円札

  下野栄子

これほど

存在がなんだったのか

というお金は珍しい


佐渡裕が語るPMF

2014-05-21 10:49:04 | 鑑賞

楽器店にてフルート・クリニックを受けたあと、地下歩行空間を通っていると、ちょっとした人だかり。

佐渡裕が語るPMF ~佐渡裕×玉木正之対談~

ですって。

ふ~ん。

係りの人が「演奏が最初にあるので、それだけでも聴いていってください」と私に言う。

人垣の隙間から、譜面台がいつくか見える。

「誰が演奏するの、まさか佐渡さんじゃないでしょ(佐渡さんならフルートだ、でも絶対違う)」

係りの人「金管の何人かで、3曲くらいします」

なんと大ざっぱ。

 

まぁ、ガヤガヤした中では、金管が相応しい。

急ぎの用事はないので、演奏だけ聴くことにして、ステージがなんとか見える所に立つ。

前の方には椅子席があって、勿論埋まっている。

と、近くで叫び声「誰かー!!」

人が倒れたのだ。

一時騒然、AEDという人も。

数分後、自力で立ち上がる、ただの貧血だったみたい。

人が集まる所では、開催者が色々な事態を想定しておかなければならない、大変だ。

200人くらい集まったかな。

 

そして、いよいよ開幕、演奏者入場。

あらら、先頭はウチのオケで一昨年トランペットコンチェルトをしたS氏、トロンボーンが前日の名曲コンサートのエキストラさん、今回の総練習ではソリストの代吹きがとても上手だった方。

金管5重奏で3曲、10分で終了。

折角だから、ナマ佐渡さんを見てから離れようと思い、ちょっとだけ留まることに。

先にスポーツ兼音楽ライターの玉木さん登場、そして佐渡さん、デカイ!

ご自身の指揮者コンクール出場や外国にいてイエスしか言えなかった辛い時代、バーンスタインとの出会い、一年目のPMFそして今後など脱線もしながらのトーク。

大型スクリーンには、バーンスタインがPMFを立ち上げたときの挨拶やそのオケを指導される様子が映し出された。言葉による表現もとても上手で、人の心を惹きつける方だったんだと思う。

一番印象に残る指揮はとの問いに、世界一流のオーケストラの名が出ると思いきや、青少年によるオーケストラだったそうで、PMF立ち上げに合点がいく。

一年目の本番は札幌市民会館で観客が6割だったそう、ピクニックコンサートも前の方だけ。近年の盛況ぶりからは程遠い。

オーディションの一次はテープ審査、世界中から送られてきた千人分!を聴いていると、国と男女が7割方当たるそうで、ヨーロッパはアンサンブル系、アメリカはソロ系が多く、中間がアジアただし某国は激しい(笑)

 

気がつけば2時間経過、予定外の楽しいひと時。 

バーンスタインは開催された年に亡くなられたけれど、意志は生きづつけ今年で25年目、正直よく続いたと思う。

さて、自分はこれからどう音楽と関わっていこうか…

 

結局この日は昼食抜きで4時間立ちっぱなし+歩きっぱなし…元気だな自分、反動が怖い。


フルート・クリニック

2014-05-20 09:11:00 | 音楽活動

名曲コンサートの翌朝は年に一度メーカーの技術者によるフルート・クリニックがあって札幌へ。

去年はいつもの楽器店から案内の葉書が届かず、どうしたのだろうと思っていたら、お店がいつの間にか無くなっていた

ゴールデンメンバーズカード会員で長い付き合い、葉書一枚で結構、閉店のお知らせがあって良さそうなもの。そんな余裕もない急な閉店だったのだろうか…

違う楽器店で、同じリペア・クリニックをしているのを知り、ほっと。

なので、2年ぶりのクリニック、調子のイマイチな部分(画像)を吹き方の問題かもしれないと言いながら診ていただき、注油・バランス調整完了、メーカーの会員なので無料。

20分程度の作業中、楽器に関する会話の中で、ちょっとした学びや情報を得られるので、倍嬉しい。

さっ、楽器は快復、次に向かって練習だ!


名曲コンサート終了

2014-05-19 11:31:07 | 音楽活動

名曲コンサートが無事?終了。 

何か、一つひとつが終わっていく感じです。

近年は団員数の減少で、通常練習はパートがいつも欠けた状態、つまりアンサンブルの練習が満足に出来ず、時間をかけて練習するというアマチュアマインドが損なわれてきて、良い時代を知っている者としてはそこが葛藤の一つに。

本番間際になって初めて聞こえてくる音に戸惑い、まずは音程それから音量・ニュアンスの順で心配り、残念だけどニュアンスまで至らないことが多く、緊張度が以前より増しているのはそれらのせいかも。

リハーサルで口の中が乾くという初めての現象。

タンギングの度に唾液が出すぎて困ることはよくあったが、乾くというのも辛いもの。

本番、譜面台に隠れながら水を飲むことを考え、ペットボトルを買い、ストローを用意してもらった。

でも、隠れきれないし、オケコンサートで、そのような光景を見たことがない。

控え室で大騒ぎの結果、ステージ裏にボトルを置いてギリギリまで飲むことに…まるで力水。

でも息を吸うたびに乾くのだから、効力はなかった…

何かよい方法は?今後の課題です。

演奏自体はなんでもない箇所の指が回らず悔しい思いも。

いつものことでございます、本番は生もの、何が起こるかわかりません。

でも、有難いことにエキストラさんや聴きに来てくれた友人たちがヨイショしてくださり、素直に受け取り、ちょっとだけ木に登らせていただきました

感謝感謝

 

私の席から、記念に一枚。

客席は7、8割埋まりました。


簡単スペイン料理2種

2014-05-16 21:12:32 | 内食

このところまとまって降らなかったので、嬉しい雨でした。

TVでやっていた簡単スペイン料理の食材が、冷蔵庫にあったので早速実践してみました。

そのスペイン人シェフのモットーは「最低限の調理で素材本来の味を楽しむこと」

同感! 家で作るのはそれが一番。 

[トマトのオーブン焼き](冒頭画像)

材料:赤いトマト、塩・胡椒、オリーブオイル

作り方:横半分に切り、表面に碁盤の切り込みを入れ、塩・胡椒、そしてあればハーブ(オレガノやバジルなど)をふりかけ、最後にオリーブオイルをかけ、170~180度20分程度で出来上がり!

冷やしても美味しい。塩ではなく蜂蜜などで甘くしても美味しそう。

 

[ナスのにんにく炒め]

材料:ナス3、4個、にんにくひとかけみじん切り、パセリ、粗挽き塩・胡椒、オリーブオイル

作り方:ナスを大きめの一口大に切り、油で揚げる。フライパンでにんにくを炒めたところへ油切りしたナスを入れ一緒に炒め、火を止める間際にパセリ・塩・胡椒を加えて出来上がり!

ナスの柔らかさに粗挽き塩のつぶつぶ、たまりませぬ。

簡単、おすすめ料理2種、お試しを!

 

今回使ったオリーブオイル              粗挽き塩、マチュピチュ土産の頂き物。

   


名曲コンサート

2014-05-15 22:48:48 | 音楽活動

ご無沙汰していました。

この二十日あまり、色々なことがいっぺんに重なり、優先順位をつけると…ブログは最後。

40代のころは、5分横になれば、なんとか次のことへ移行できたものだけど、近頃はそれどころか病気を招いてしまう…

それでも、ここに来て一息ついた感。

 

自分が出るコンサートなど、ここでは殆ど宣伝して来なかったけれど、珍しく載せちゃいます。

名曲コンサート/室蘭音楽協会市民オーケストラ

5月17日(土)開演18:30 室蘭市民会館

入場料:前売り800円、当日1000円

[曲目]

ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲

フェルディナンド・ダヴィッド:トロンボーン小協奏曲変ホ長調(ソリスト:山下雄輔、札響首席奏者)

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲

ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩「禿山の一夜」

グノー:歌劇「ファウスト」よりバレエ音楽

 

ダヴィッドは19世紀の作曲家(ヴァイオリンの名手でも)ながら、この曲はもっと古い時代を感じさせる美しい曲で、ソリストとの初合わせはなんと当日!

山下さんはこの2、3年エキストラで参加して頂いている方で、この曲はオケとの絡みが複雑でないこともあり、不安よりも楽しみが大きい。

「魔笛」序曲も意外や意外、当オケでは初めての取り組み。 20年ほど前に希望して却下された曲でもあり、今更だけどちょっと嬉しい。

禿山の一夜は、最後の最後にフルートソロが7小節ほど出てきます。

大昔、師から渡されたエチュードは師の師が手書きされたもので、最後にこのフレーズが書かれていて、題名や表現(多分)の文字が小さくグニュグニュしたドイツ語なので、意味のわからないまま、なぞって吹いてみると、なんて綺麗(暫くしてから禿げ山だということが判明)、時々吹いては癒されていたメロディ。

いざ人前でとなると、ああでもないこうでもないと拘りは尽きない。。。

ファウストも出番が多く、気力体力勝負のコンサートになりそう、大丈夫か自分


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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