海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

ピアノの音色に包まれた日

2007-09-30 | 音楽


ピアノバー主催のコンサートに行ってきました。
いつもはジャズが流れている店内ですが、今回は少し雰囲気が違います。
第2回目となるピアノバー主催のコンサート。
今回は、岩本咲子さんと窪田直子さんによるクラシックのピアノコンサートでした。(第1回目はマリンバだったそうです)

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―プログラム―

【岩本咲子(ピアノ)】
「Lullaby Of Birdland」  G.D.WEISS G.SHEARING
「タンゴ」  アルベニス            
「春に寄す」  グリーグ             
幻想曲「さくらさくら」  平井康三郎     
「夢」  ドビュッシー             
【連弾】         
「ハンガリー舞曲 第1番」  ブラームス     


【窪田直子(ピアノ)】   
「アラベスク 1番」  ドビュッシー      
「アルビノーニのアダージョ」  アルビノーニ 
「樅の木」  シベリウス         
「インベンション 8番」  バッハ      
「主よ人の望みの喜びよ」  バッハ        
【連弾】  
「めぐり逢い」   アンドレ・ギャニオン   

【アンコール(連弾)】
「You Are The Sunshine Of My Life」   スティービーワンダー
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曲紹介をお聞きしていると、お二人とも考え抜かれた選曲だったようでした。
今年没後100年というグリーグの「春に寄す」。
その後、“春”繋がりの「さくらさくら」。
ご本人は「季節はずれですみません」と言われていましたが、今まで聴いたどの「さくらさくら」よりもドラマチックで素敵でした。
花が咲き始めた頃、満開、そしてはらはらと散っていく様が脳裏に浮んでくるようでした。

阪神大震災に会われた方がとても癒される曲として挙げられていたのを知り、譜面を探されたという「アルビノーニのアダージョ」。
心に沁みました。
大好きな曲「主よ人の望みの喜びよ」を聴けたのも、とても嬉しかったです。


それにしても、連弾の息の合ったことといったら!
何と、一ヶ月前に始めて会ったばかりというお二人。
どうしたらあんなにピッタリと音や間が合うのかしら?と思うくらいでした。
練習の賜物なんでしょうね。(きっと相性も良いのですね)

プログラム最後の曲「めぐり逢い」のゆるやかな美しいメロディに包まれながら、お二人の演奏をあの空間で聴けたことに幸せを感じました。
私が聴かせて頂いていた場所は鍵盤の真横の特等席。
指使いが全て見える位置です。
床に着けていた足からはピアノの振動が伝わってきて、全身で音を楽しむことができました。

演奏してくださったお二人、企画してくださった店長さん。
素敵な時間をありがとうございました。



P.S
直ちゃん、お疲れさまでした。誘ってくれてどうもありがとう。
楽しかったです♪

さかな、さかな、さかな~♪ マイワシ編

2007-09-30 | さかな、さかな、さかな~♪

【マイワシ】
体に黒い点の模様が7つ前後あることから東北では“ななつぼし”と呼ばれています。

【旬】
8~10月。この時期のマイワシは脂がのっていて美味!!

【目利き】
ウロコがはがれやすい魚なので、ウロコが決め手です。
ウロコがついているもの、目が澄んでいて、腹がしっかりしているものをお選びください。

【栄養】
ビタミンDが豊富。骨や歯を強化してくれます。
青い背の部分にはビタミンB2が含まれており、細胞の再生やエネルギーの代謝を促してくれます。
EPA、DHAも豊富。血栓症や動脈硬化の予防になります。

【料理法】
活きがよければ断然お刺身がお薦めです!
塩焼き、煮付け、揚げ物、何でもOK。

煮付けの場合には、梅やショウガ・酢などお好みのものを入れて―。
ちなみに、我が家では酢入りが定番です。

紫式部も好んで食したと伝わるイワシ。
アレンジもしやすく、美味しい魚です。
旬のこの時期、丸々太ったイワシをおいしく召し上がれ♪


(我が家でのイワシ話)
私、イワシのいいものが入荷すると“ちょっと多め”に買って帰ります。
まずはお刺身。
次に煮付け。
そして、つみれ汁!

イワシのつみれ汁には、他の具として大根を一緒にいれます。
イワシ料理でよくメディアに登場されていたお店のつみれ汁が大根入りと知り、マネをしています。
我が家の皆の人気メニューです。

本日の朝市(9/28)・ワタリガニがたくさん!

2007-09-28 | 本日の朝市

【ワタリガニ(大)】

ワタリガニが連日入荷しております。
身の入りもまずまずといったところ。
今の時期、お薦めはオスです。
メスにはまだセキ(子)が入っていませんからね。

  
【ワタリガニ(小)と茹でワタリガニ】

朝市では茹でたワタリガニも店頭に並べています。
奇麗な赤色に目を奪われますね!

カニの旨味の主成分は、グリシンというアミノ酸とぺタイン。
一般にメスよりオスの方がエキス分が10倍も多く、おいしいそうです。

選ぶポイントは、手に持って重量感のあるものを。
茹でる際に脚が抜けていると水が入ってしまうので、脚が揃っているものがお薦めです。

<調理法>
「茹でるよりも蒸す。蒸すよりも焼く。」

一般的に茹でられる方が多いと思いますが、蒸したほうが旨味が逃げないので美味しく召し上がることができます。
さらに蒸すよりも焼く方が、旨味が凝縮されます。

茹でる際には、脚をゴムで縛っておくと脚がバラバラになりません。
二杯酢や三杯酢で、どうぞ。
味噌汁や、トマトベースのパスタ等にもよく合います。

ちなみに、“カニみそ”と呼ばれる部分はカニの何だかご存知でしょうか?
実は、「肝臓」なんですよ。


【シャコ】

活きたシャコもたくさん入荷していました。
シャコについては、以前の記事「さかな、さかな、さかな~♪ 蝦蛄(シャコ)編」をご覧になって下さいね♪

赤色のリレー

2007-09-27 | 空と海と大地と

【夕焼け空】

車を走らせていたら、目の前に美しい夕焼け空が広がっていました。

そして、その光景を見たほぼ1時間後―。
大きな赤い月が昇り始めていました。



【昇りはじめたお月さま】

中秋の名月(旧暦8月15日)は、二日前の25日でしたね。
でも月齢でいうと満月は今日。
ちなみに、
 25日 月齢13.6
 26日 月齢14.6
 27日 月齢15.6

満月ではありますが、旧暦8月17日の今日は「立待月」となるんですよね。
不思議。


今日もコンパクトデジタルカメラで撮影してみました。
嬉しいことに、今回はもしかするともしかして―。
月の表面の模様も映っているような気がします。

カメラは愛用のCanon「IXY DIGITAL50」。
(このブログに載せている写真は90%以上このカメラで撮影)
夜景モードで目一杯ズームを使っています。
フラッシュをたいてもきっと意味はないだろうな、と最初からOFFに。

あと、シャッタースピードを遅くしたらどうだろう?と試してもみましたが、こちらはダメでした。
「夜景モード」という機能の素晴らしさに感謝!です。


太陽から月へ、あるいは月から太陽へ。
バトンが渡される時間帯。
それは“毎日天から届けられる神秘的な光景のプレゼントだ”と感じた日でした。

猫に招かれて

2007-09-24 | 日記
ゆっくりと時間があったら情報収集とばかりにやっている、ネットサーフィン。
昨夜やっていたら、いろんな発見がありました。
その中のひとつに早速今日参加してきました。

(我が家での今朝の会話)
私 「お母さん、今日は用事を早めに片付けたら出掛けるわ!」
母 「何しに?」
私 「倉敷で“まねき猫まつり”を今日までやっとるんよ」
母 「そりゃぁ、ねこが招いとるから行かにゃ~いけんなぁ!」



2時半までに用を片付け、いざ倉敷へ―。
目指すは美観地区周辺。

最初に立ち寄ったのは、三宅商店。
入って右側の棚にたくさんの個性的な“招き猫”たちが居ました。
通路には事前に応募のあった招き猫の絵手紙。
奥の蔵では、招き猫の絵付け教室も開催されていました。



店内の猫たちを観賞したあと、
招き猫がたくさん並んだ棚のすぐ横のテーブル席に座り「ぶどうパフェ」を頂きました。
見た目はとても甘そうに見えますが、意外にもサッパリとしたおいしさでした。
グリーンの葡萄はマスカットではありません。
桃太郎ぶどうといって、皮までおいしく頂けるんですよ。
至福の時間でありました。

ちなみにパフェが来るまでの間、河合隼雄さんの『猫だましい』(新潮文庫)を読んでいました。
偶然にも、ここ何日間かカバンの中に入れていた本だったのです。
まさに猫尽くしの一日。

その後「ほんまち館ギャラリー」に寄り、猫のポストカードを購入。
美観地区をブラブラしながら日本郷土玩具館を訪ねて帰ろうと思っていたら―。
橋の方から太鼓の音が聞こえてくるではありませんか。

その方向に目をやってみると、法被を纏った方が数名と撮影隊を発見。
法被には「倉敷天領太鼓」の文字と書かれています。
偶然にも倉敷天領太鼓の撮影現場に出くわしたのでした。
撮影はいろいろな角度から行うようで、リハと合わせて何回も演奏を聴くことが出来ました。
何という幸運でしょう!!



心に響く澄んだ音色。
生憎の曇り空でしたが、音が天まで突き抜けるようでした。

今日、観ていて「ああ、そうか」と納得したことがありました。
彼らの演奏する姿には、無駄な動きが全く無いんです。
切れがとてもいい。
正面はもちろんのこと、横から見ても、後ろから見ても格好いい。
だから奏でられる音も美しいのでしょうね。


実は一昨日から腰の状態に少々不安があった私。
(たぶん、腹筋と背筋のバランスが崩れているのだと思うのだけど…)
昨日は一日中、一歩も家から出ませんでした。
普段の生活で“切れ”がない動きをしている私って、情けないなぁ。
反省して、鍛えなおさなくては。

でも今日は動いてよかったです。
招き猫さんたちが、幸せをたくさん運んできてくれた一日でした。
感謝!

成長中

2007-09-24 | 金魚


今年の春、我が家で生まれたチビ金たちが、随分大きくなりました。
一番成長の早い子で、頭の先から尾っぽの先まで3cmはあります。

それぞれに色もはっきりと現れてきて、個性が出始めました。
無事元気に育ってくれて、ありがとう!!

円通寺参道を通って

2007-09-23 | 玉島ってどんなところ?
ここ数日、しきびや花を手にお墓参りをする人々を見かけます。
秋のお彼岸になりましたね。

私も昨日、仕事を終えてから行って参りました。
我が家の墓地は、良寛が修行した円通寺参道のすぐ側にあります。
以前は歩いてお参りしていましたが、今は近くまで車で行っています。
一緒に行く家族の年、体調を考えると…、ね。

急な坂が続くので、毎度のことながら運転しながら空を臨んでいる気分になります。
まだまだ夏の暑さが残ってはいますが、空は高くなりました。
秋を感じます。

墓前に手を合わせ、ゆっくりと祈ってきました。
その後はすぐ近くにある親戚宅(数件)と幼馴染の家の墓地にお参りです。
これもいつものコース。
ささやかなお供え物を手向け、手を合わせてきました。
帰りは、車を停めさせて頂いているお寺さんのご本尊に感謝のお祈り。

今、自分がここに在ることに「ありがとう」と改めて感じた日、でした。



さて、ここで私がちょっと気になっている特別展のお知らせです。

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「倉敷市」40周年記念 第19回全国生涯学習フェスティバル参加事業
特別展「良寛 ―生誕250年記念―」

日時:平成19年10月5日(金)~11月18日(日)
場所:倉敷市立美術館 第2・3展示室
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我が街、倉敷市玉島には良寛が修行した円通寺があります。
私にとっての良寛、円通寺とは―。

【良寛】
あのとても有名な禅僧の生き方を知る前に、その「リョウカン」という響きは幼い頃からとても身近なものでした。
私が所属していた子供会の名前が「良寛子供会」だったのです。
フットボールのユニホームの胸に書かれた、赤い「良寛」という文字。
直接的というか斬新というか・・・。

【円通寺】
円通寺公園は遊び場のひとつでした。(春の円通寺の様子はこちらから)
円通寺は曹洞宗のお寺さん。
我が家も曹洞宗なので、先代の和尚様はお盆・お彼岸ともに拝みに来てくださっていました。
このことも「良寛」「円通寺」をとても身近に感じる要因です。

上記の特別展ですが―
生誕250年を記念して、良寛終焉の地・新潟県長岡市の木村家から門外不出の良寛作品を中心に展示会が開催されるそうです。
ギャラリートークやワークショップも予定されています。

滅多にない機会。私も是非とも拝見したく思っています。
良寛をお好きな方、書の愛好家の方も是非!

ちなみに会場となっている倉敷市立美術館は、建築家・丹下健三が設計し建てられた、元・市庁舎本館です。

青の舞

2007-09-19 | 日記
「いつか獲ってきて見せてね~!」
と、ワガママを言っていた私。
このお願い、覚えていてくださったようで―。
嬉しいことに持ってきてくださいました。

それは1リットルのペットボトルの中にいました。
ジーーーッと目を凝らしてみて発見!

(へぇ、こんな形をしていたのか。小さいなぁ。)

2.5~3mmくらいの透明に近いその生き物の正体は・・・。
ウミホタル、です。

朝頂いたときには、海水の中を動き回っているのものが何匹もいたのですが…。
帰宅する頃には、殆どの数がペットボトルの底で固まっていました。
もしかして―。
とりあえず、夜が来るのを待つことにしました。

そして日が落ち、辺りがすっかり暗くなった頃。
ペットボトルをゆっくりと振ってみました。
すると。

見事な青の乱舞!
底にいたウミホタルたちもみんな、発光していました。
何とも神秘的で幻想的な青い光です。

近所の子ども達と約束をしていたので、早速持って行って観察。
みんなで感激。

真鍋島のMさん、ワガママを聞いて下さってどうもありがとうございました!



ついに!

2007-09-16 | 花と樹と緑と


頂いてからずっと育てていた「移動田んぼ」についに穂が出ました!
株は小さいけれど、一丁前です。

燦々と太陽が照りつける中で写真を撮ったら、こんなに明るい色に出てしまいました。
まぁ、光輝いているということで…。




そしてこちらは、穂が出たものを頂いた「移動田んぼ」。
既に頭を垂れています。
収穫が楽しみです。