海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

ポンポンと

2007-08-30 | 花と樹と緑と

【ポーチュラカ】

この前植えたポーチュラカが、次々と花開いています。
ひとつ面白いことを発見しました。

中心から一本だけ伸びているのは雌しべ?
まるでその形は花火のようです。
この写真でお分かりいただけるでしょうか?
なんだか不思議ですね。

雲の切れ間から

2007-08-28 | 季節を感じて・節句

【雲の切れ間から覗く「部分月食」 20:40頃】

本日の天体ショー「皆既月食」は、悪天候のため観測できなかった地域が多かったようですね。
私はといいますと、曇り空に「もう少し晴れて~」と願いながら、19:20頃から夜空を眺めておりました。

「皆既月食」とは、月全体が地球の陰に入ってしまう現象。
この時の月の色は、普段見られる明るい輝きを失い赤銅色となり、とても神秘的な光景となります。

徐々に欠けていく月―。
それは、少しずつ赤みを帯びた色へと変化していきます。

私の住む倉敷の空は、ちょうどこの時間帯は雲に覆われていました。
それでも雲の切れ間から、月の変化を観察することが出来ました。

夜風を感じ、鈴虫の鳴き声を聴きながら過ごしたゆっくりとした時間。
夏の終わりに、素敵な体験ができました。
8月の満月に“どうもありがとう”。

今宵、天気になぁ~れ♪

2007-08-28 | 季節を感じて・節句

【8月28日 PM4:30の空模様】

8月28日(火)。
今宵、全国で「皆既月食」が観測できます。
今回の月食は20時前後と早い時間帯なので、子供たちも一緒に楽しめそうですね。
夏休みももうすぐ終わり。
ご家族揃って天体ショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

全国各地の天文台で「インターネット画像中継」が計画されているようです。
天候の関係で見られそうにない方は、ネットでどうぞ。

でも、やっぱり―。
出来ることなら、生で観たい!

今宵、天気になぁ~れ♪


輝く笑顔と、演奏と

2007-08-27 | 音楽
今年も行ってまいりました!金光学園音楽部吹奏楽団の定期演奏会に。
(去年の定演の記事はこちらから)

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金光学園音楽部吹奏楽団 第35回定期演奏会

日時 8月26日(日)午後の部15:00開演
場所 里庄総合文化ホール《フロイデ》

【PROGRAM】
ハリウッド万歳   
はてしなき大空の賛歌
MONUMENT第六の幸福をもらたす宿
<休憩>
オーメンズ・オブ・ラブ
THE MUSEUAM ~World Music~
カーペンターズ・フォーエバー
かっぽれFUNK
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中学1年生から高校3年生まで、総勢138名の大所帯。
こぼれる笑顔に、スイングする体。
彼らは何て楽しそうに演奏するのでしょう!!

二部構成で後半は生徒達が企画したものだそうです。
演奏はもちろんのこと、アカペラコーラスあり、全員による手話付き合唱あり、日舞、寸劇あり。
「THE MUSEUAM ~World Music~」では、様々なジャンルの音楽を聴かせてくれ、琴と三味線の演奏までありました。
本当に盛りだくさんのプログラム。

涙がぽろりと流れる感動のシーンもいくつかありました。
高校3年生は定期演奏会を最後に引退するのです。
毎年恒例となっているようですが、後輩から3年生へレイのプレゼントがありました。
そしてプログラムが全て終了しアンコールまでの間には、顧問の先生から学年ごとのメンバー紹介があります。
先生からの生徒たちへのメッセージ―。
“一年、一年、大きく成長していくのだなぁ”と、聞きながら感動しておりました。
自分自身の高校時代の部活動を振り返りながら。

それにしても演奏した曲数はどれくらいあったのでしょう?
凄い数でした。

校長先生がコンサートパンフレットに文章を寄せておられ、その中にこんな一文がありました。
「 ブラスバンドの年間の総練習量は、どれほどになるのでしょう。
 高校野球部やバレーボール部と比べてどちらが練習量が多いのでしょう。
 ふとそんなことを思ってしまうほど部員たちはよく練習をしています。」

あの演奏は、並々ならぬ練習量と努力の賜物です。
礼儀正しく、清々しく、それぞれが感謝の言葉を口にする部員達。
今年のテーマ「絆」を随所に感じることのできたコンサートでした。
一生懸命に何かに取り組むことのできる中学・高校時代って本当に素晴らしいなぁ。

ご一緒してくれた“なおちゃん”、いつもありがとう。
来月のなおちゃんが出演するコンサート、今から楽しみにしています♪


<お知らせ>
金光学園音楽部吹奏楽団 第35回定期演奏会の福山公演の残席がまだ少しあるようです。
興味のある方は是非!

9月2日(日)ふくやま芸術文化ホール《リーデンローズ》にて
午前の部 11:00開演/午後の部 15:00開演
指定席(1000円),自由席(800円)

残暑お見舞い申し上げます

2007-08-23 | 季節を感じて・節句

【ポーチュラカ】

今日は「処暑」。
これから段々と涼しくなっていく、暑さも終わる、という日だそうです。

しかし―。
肌で感じるこの暑さ。
天気予報を見ていても、まだまだ残暑は厳しいそうです…。
皆さま、どうぞお体ご自愛くださいませ。

  

先日、仕事場の花の植え替えをしました。
ホワイト、ピンク、ローズ、クリーム、イエロー、オレンジ。
6色のポーチュラカを植えました。

この花、燦々とした日差しを浴びないと咲きません。
太陽の光をいっぱい浴びると、パッと花開くのです。
暑くたってへっちゃら!です。
私もポーチャラカに負けないぞ~♪



つい最近、“下の子気質”だなぁと実感した私。
そういえば周りには長男・長女、そして年上の方が多いのです。
いつも甘やかして頂いて、どうもありがとうございます。

後楽園たきぎ能

2007-08-18 | 芸術・文化

【おかやま後楽園内特設能舞台】

8月17日。
人生初の体験をしてきました。
それは「たきぎ能」です。
今まで行ってみたい!と思いながらも行ったことがなかったのです。
仕事を終え、急いで会場の後楽園へと向かいました。

開場時間より早めに到着したのですが、何と既に長蛇の列!!
皆さんとても楽しみにされておられたのでしょうね。
暑い中、うちわや扇子で扇ぎながらじっと並んで待っておられました。

演目は、

狂言《和泉流》  鈍太郎(どんたろう) 野村萬斎 他

狂言《大蔵流》  空 腕(そらうで) 茂山千作 他

能 《金剛流》  半 蔀(はしとみ)<立花供養> 金剛永謹 他


萬斎師の朗々と通るお声に聴き惚れ、人間国宝・千作師の科白の絶妙な「間」に感嘆。
狂言の笑いの世界に引き込まれました。

そして最後は、能「半蔀」。
「源氏物語」に登場する女性・夕顔を描いた作品です。
来年は「源氏物語」が生まれて1000年目。千年紀です。
記念すべき年にこの作品を観劇できた巡り合わせに、感謝。

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京都・紫野の雲林院に住む僧が、夏の安居(座禅修行)も終わりに近づいたある日、夏の間毎日供えた花々を供養するための立花供養を行う。夕暮れ時になると、どこからともなく若い女が現れ、美しい白い夕顔の花を手向けて花の陰に消え失せる。僧が女の言葉に従って五条あたりを訪れると、半蔀に夕顔の咲く家があり、その戸を開けて夕顔の精が現れる。女はかつての光源氏との恋物語を語り、舞を舞う。やがて東の空が白み始めると、女の霊は僧にさらなる回向を願い、半蔀の内に姿を消す。それらはすべて僧の見た夢であった。
(パンフレットのあらすじより)
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題に「立花供養」の小書が付くと、能舞台正面に実際に生花または作り物の立花が出され、僧がその前で回向を行います。
今回の立花は、池坊岡山県連合支部が立てられていました。

日はとっぷりと暮れ、空には星が瞬き、月が浮んでいました。
その夜空に吸い込まれていくような笛の音と、鼓の澄んだ音。
優美、幻想的に舞う「夕顔」。
幽玄の世界を堪能させて頂いた、夏の一夜でした。



上演中は写真撮影禁止。
写真は始まる前と、観客が殆ど帰った後に写したものです。
少しは雰囲気が伝わるでしょうか?

帰りはピアノバーへ。
店長さんの優しいピアノの音色に合わせ、歌われたサッチモの「この素晴らしき世界」。
伸びやかな女性ヴォーカルの声が心地よく、癒されました。

ご一緒してくれた直ちゃん、どうもありがとう。

想像と実行

2007-08-15 | 思い、想う
 わたしが一番きれいだったとき  茨木のり子

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆発っていった

わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手先ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった

だから決めた できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのように
                  ね
              



8月15日、終戦記念日。
先に記した茨木のり子さんの詩「わたしが一番きれいだったとき」を、この日になるといつも思い出します。

茨木のり子さんは戦後詩を牽引した日本を代表する女性詩人です。
そして私の尊敬する方。
作品から感じられる考え方や生きる姿勢は、私にとって指針となってます。


この詩に出合ったのは、教育実習の研究授業の題材としてでした。
高校2年の国語科の教科書に載っていたのです。
数ある茨木のり子さんの詩の中でも、特別な思いを持って接する作品となりました。

それにしても、最初にこの作品が題材だと聞かされたときには悩みました。
きちんと教えられる、否、伝えられるだろうかと―。

私自身、特に詩は“感じるもの”だと思っています。
文法や言葉の意味、背景を教えられはしても、その先はそれぞれの想い次第。
この作品を読むことで、彼らの心に<何か>が芽生えてくれていたならば、と今でも思うことがあります。
戦争というものに対して少しでも考える時間となったならば、と。


何かを感じ、考え、そして想像する。
想像できれば、あとは実行に移すのみ。


世界中、ほとんどの人たちが「平和」を願っていると思います。
そして「平和」な世界を想像していると思います。
でも。
いきなり大きなところに目を向けると「何から始めたらいいか」「どうしたらいいのか」と思うこともありますよね。

まずは自分の周りから。
家族を大切にすること。それから親戚、友人、ご近所さん。
仕事仲間や買い物先で出会った店員さん等、普段出会う人たち。
みんなが、みんなに“笑顔”で“ありがとう”の気持ちで接することが出来たならば。
そうすれば、きっときっと「平和な世界」が待っていると思うのです。

もちろん、腹が立つことや怒りを感じることはあります。
いつもいつも平穏な気持ちでばかりはいられません。
そんな時でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみる―。

想像しよう。そして実行に移そう。
今日のこの日、また自分自身の思いを新たにします!

お盆

2007-08-14 | 日記
今日から3日間、お盆休み。
でも食べることにお休みはないので、毎日誰かが動いています。
今日は私も朝から配達―。

車に荷物を積んでいると、「ピッ!」と車のクラクションの音が聞こえました。
ハッとして振り返ってみれば、にこにこ顔で通り過ぎていくSさん(お客様)を発見。
思わずブンブンと手を振りました。
数分後には車の窓を開け、「あ、mariちゃん!」と言いながら笑顔で去っていくTさん(お客様)発見。
ニコニコ顔で「Tさ~ん」と手を振りました。
お二方とも配達だったのですね。

早い時間に配達を終えたので、贅沢にもモーニングコーヒーを楽しみに喫茶店に行ってきました。
で、驚き。
朝の8時というのに、お客さまが30人くらいいらっしゃいました!
レジのお兄さんに聞いてみたところ、“お盆だから”だそうです。
普段はそんなにいらっしゃらないそうです。


一息ついて―。


今日は父方と母方と両方のお墓参り。
感謝を込めて、ご先祖様に手を合わせてきました。

母方はすぐ近くですが、父方は高梁市。
車を少し走らせます。


【松連寺と百日紅】

菩提寺は松連寺さんです。
本堂にある観音堂には、秀吉が文禄の役で朝鮮出兵の時の総督・岡山城主宇喜多秀家の御座船の格天井と舟戸があります。
(県指定重要文化財)

すぐお隣は薬師院。
「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」のロケ地となったお寺です。
今日初めて訪れてみました。

この隣接し合う二つのお寺の石垣は、とても迫力があります。
武家諸法度で城の新築が禁止され、修理も難しかった時代に、松山城の砦をして築かれたそうなのです。
城郭づくりそのままの石垣。素晴らしいですよ。

今日から16日まで、高梁では「松山踊り」が開催されます。
とても賑やかな盆踊り。
準備が着々と進められている中、家路に着きました。
また今度ゆっくり行けるといいなぁ。

本日の朝市(瀬戸内近海編)

2007-08-12 | 本日の朝市
本日(8/12)も元気に朝市を開催しました。


【ベイカ】
生きています!
動画じゃないので、模様が動いている様子がお見せできなくて残念なくらいです。
もちろんこの新鮮さならば、刺身でOK。

茹でて酢味噌、醤油で味付けしても美味です。


【ママカリ】

岡山といえばサワラと並んでママカリもよく食べることで知られています。
お寿司に使ったり、酢漬けにしたり。

ちなみに我が家では唐揚げも人気メニューのひとつです。
サイズが小さいもので一度試してみてくださいね。


【テンジクダイ(ネブト)】

おつまみに最適です。
暑い日にビールを飲みながら、ネブトの唐揚げはいかがですか?

カルシウムがたくさん取れるので、お子様のおやつにももってこい!
ネブトの唐揚げを食べ始めると「やめられない♪とまらない♪」状態になりますよ~。


【ヒイラギ(ケッケ)】

炊いてもよし。三杯酢に漬けてもよし。


【コノシロ、ダツ(スズクリ)、イシモチ(グチ)】

値札が見えますか?
何とこれだけ入っていて、500円。
なんでこんなに格安か?といいますと、「需要がないから…」であります。
コノシロは焼いて生姜醤油で食べたら、おいしいのになぁ。

この他、アナゴやハネ(スズキの子ども)、クロメバル、カサゴ、舌平目などなど
入荷しておりました。

今日のお客様は、夏休み・お盆休み中とあってか、ご家族連れが多かったように感じました。
この連休に帰省されている方も大勢いらっしゃることと思います。
皆さん、ご家族ご一緒に楽しいお盆休みをお過ごしくださいませ。

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明日(8/13)も朝市は開催します。
お盆休みは14日(火)~16日(木)まで。
次回の「マグロの解体」は25日(土)です。
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本日の朝市(山陰編)

2007-08-12 | 本日の朝市

【イトヨリ】


【サザエ】


【釣りのアジ】


【レンコダイ】


【釣りのサバ】

  
【シロイカとスルメ】


【イサギ】

朝獲れたばかりの魚たちを、山陰からMさんが直送してくださいました。
現在は島根にお住まいですが、元々こちらのご出身の方。
(高校の大先輩でもあります)
いつも新鮮な魚を届けてくださって感謝です!

漁師さんや農家の方がいらっしゃって、販売してくださる方がいて、食卓においしいものが並べられる。
生産者も販売者も、買ってくださるお客様がいらっしゃるからこそ生活できる。
みなさんに、ありがとうの気持ちを―。

それにしても、色艶が良くっておいしそうでしょう~♪