海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

グローバル

2009-11-30 | 日記
11月29日、日曜日。

取引先の方から入場整理券を頂いていた講演会に行ってきました。
講師はチベット出身の声楽家、バイマー・ヤンジンさんです。

入場整理券は2枚頂いていました。
誰かご一緒してくれる方はいないかな~、と考えて誘ったのが親友・Mちゃん。
「講演会のあと、お茶しよう♪」が口説き文句でした(^^)


チベット。
以前、チベットに関する本ばかり読んでいた時期がありました。
チベットに行ってみたい!!と思っていました。
(実行されてはいませんが・・・)

標高4200mはあるという厳しい大自然。
冬はマイナス30度になるといいます。
そのような環境で育ち、必死で勉強し大学を卒業されたヤンジンさん。
彼女の言葉は、胸に響くものばかりでした。

日本は恵まれている国です。
自然は豊かだし、食べ物に困らない。
ものが溢れています。

この贅沢なまでの幸せを、今の日本人はどれだけ実感しているのでしょう・・・。

「今の日本があるのは、頑張ってくれた先人たちのおかげ」
「将来の日本を作るのは、今の若い人たち」
この言葉の意味をしっかりと受け止めなくては―。

トークのあと、チベットの歌と日本の「里の秋」を歌ってくださいました。
お父さまを思って歌われた「里の秋」。
心に沁みました・・・。



会場をあとにしながら、「来てよかったね。聴けてよかったね。」と、
同じ感想のMちゃんと私。
本当に有意義な時間を過ごさせてもらいました。
入場券をくださったMさんと、喜んでご一緒してくれたMちゃんに感謝です。



そして―。
約束どおり、お茶をしに一路“井原”にある珈琲店へと。
「是非一度行ってみては!だぶん気に入ると思う」
こんな風に、あるお仲間さんから教えて頂いていたお店です。

この方からの情報はすごくありがたくって。
良いお店を見つける度に教えてくださるのですが、どこも気に入るところばかり。
いつも嬉しい情報に感謝しています♪


写真は、道中にある天神峡です。
朱塗りの橋と野山の紅葉が美しい。
思わずMちゃんと途中下車してしまいました(^^)
しばし休憩。
川のせせらぎが何とも言えない風情でした。


さて、たどり着いた珈琲店ですが。
丁寧に入れられる珈琲のおいしさはもちろんのこと、
奥さまの手作りケーキも美味でした。
どちらも香り高く味わい深かったです。

お店の空間自体がこだわりの世界で、ずっと長居をしてしまいそう・・・(^^;)
ちなみにこちらのお店は雑誌の表紙を飾ったことがあるんですよ。


珈琲、ケーキ、空間。
どれもある程度予想していたので、それは納得の喜びでした。
が、予想外の嬉しい出来事も待っていたのです。

このお店には作り付けの本棚がありまして。
そこに収まっていた本が、何と、私の本棚にあるものと随分重なっていたのです。


 星野道夫、藤原新也、植村直己、野田知佑、夏目漱石、武田百合子、小川未明、
 レイチェル・カーソン、へミングウェイ、パウロ・コエーリョ、マイケル・ドリス、チェ・ゲバラ
 サン=テグジュペリ『星の王子さま』、ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』、
 ボリス・ヴィアン『日々の泡』、岩合日出子『アフリカポレポレ』
 雑誌『NATIONAL GEOGRAPHIC』、『coyote』、『NUTRAL』


ザーッと見て「あっ!一緒」と思ったのがこれくらい。
絵本もたくさんあったので、今度じっくり眺めに行こうかなと思っています。
読書の趣味が同じ人がいるというのは、何とも嬉しいものですね♪


私はまとまった休みを取るのが難しくって、遠くに旅行することがまず無理。
だからか、脳内だけでも広い世界を感じられるようなものを好んで読みます。
上記の本たちもそう。
こちらの珈琲店の本棚には、本当に大きな大きな世界が広がっていますよ!
おいしい珈琲を飲みながら世界を感じる。
おすすめの過ごし方です。

店内には穏やかで落ち着いた時間が流れています。
そんな時間を持ちたい方は、ぜひ三村珈琲店さんへ。


Mちゃんはグァテマラ、私はケニア。
帰りの車中は、購入した珈琲の良い香りで満ちていました。


玉島での講演会~井原の珈琲店。
世界を感じた小旅行。
たくさんの良い刺激を頂きました。

 
  大きな視点で、志を高く。
  大切な心は忘れずに。



素敵な一日をどうもありがとう!


表現

2009-11-29 | 思い、想う


あらわすこと。あらわれること。
最近、このふたつのことについてよく思いを巡らしている。

意識的に「あらわす」。
無意識のうちに「あらわれる」。
どちらも生まれてくる場所は同じ。


世の中は、ありとあらゆる「表現」で満ち溢れている。
話し言葉であったり、文章であったり。
音楽、絵画、書、写真、建造物。
スポーツもそうだと思う。

「表現」、それはその人自身を表す。
意識的なものであっても無意識のものであっても、
その人を感じるものなのだ―。




ブログを始めたばかりの頃、どういう文体で書こうかと迷っていたことがありました。
ある方に「どうしようかな~」とポロッと言ったことがあるほど・・・。
その方には驚かれましたけれどね。
「そんなこと考えてたの?」って。

確かに、大層な話じゃないんです。
「です・ます」体にするか、「だ・である」体にするかというお話。

キレのある文章を書きたいと思ってはみても、どうやら私には無理のようで・・・。
学生時代の論文やレポートでは「だ・である」を使っていたのにも関わらず、
普段の文章ではどうも書けない・・・。
書いていてもしっくりこないのです。
まるでサイズが合わない服を着ているように。


文章って面白いですよね。
その人によって、よく使う言い回しがあったり言葉があったり。
リズムもそう。

キレのある文章や、格式の高い文章。
ユーモアに溢れたものや、穏やかで温かいもの。
構成力に富んだもの。
映像が浮んでくるような文章もありますね。


昔から知っていて普段からよく話す方でも、
文章を読むといつもとは違う一面を感じることがあります。
真面目!と思っていた方が、茶目っ気たっぷりだったとか、
ふざけてばかりいる仲間が、クールであったりとか。

人って、本当にいろいろな面を持っていますね。
多種多様。奥が深い。
だから楽しい♪

それぞれに、それぞれのイメージがあって。
そんなことを考えていると、世界がどんどん広がって行くように感じます。


そうそう。
私、文体はなかなか変えることができないのですが・・・。
少し気を付けて話し方を変えよう!と思う出来事がありました。
すごく穏やかで優しい口調の方に出会ったのです。

仕事の関係で2ヶ月ほど前から定期的にお話する機会を得たその方。
話して安心するというか、癒されています(^^)

私の場合、仕事モードだと大声でチャキチャキ話すからなぁ・・・。
仕事柄それは多少しょうがないとして、
プライベートではもう少し優しくやわらか~く話そうと思います。
目指せ、やわらかな語り口♪




さて。
今日のあなたは、どのような表現をしていますか?
今見えているあなたは、どのあなたなのでしょう?


そして、私はどんな風にうつっているのでしょうね(^^)


色付いた桜の葉を眺めながら

2009-11-25 | 日記


春を彩る美しい花、初夏の瑞々しい緑、そして秋には色付いた葉。
季節ごとに違った姿を見せ、私たちを楽しませてくれる桜。
一年中魅了されます。


「子育て広場」に行ってきました。
写真は幼稚園の桜の木です。

子育て広場の年度始まりは5月なので、
残念ながらこの桜の木が咲いたところをまだ見たことがありません。
いつも緑の葉と、色付いた葉だけ。
来年は美しく咲き誇った様子を見に行ってみようかな。




この樹は、根元が苔生していました。
佇まいがあまりに素敵だったので、携帯でパチリ。
樹齢何年くらいでしょうね?趣がありましたよ。
それにしても、もう葉っぱが落ちる季節なんですね。
一年って早いなぁ。



来月に控えたクリスマス会の準備で、やることがたくさんあった今日。
楽しく過ごせました♪
クリスマス会の日が待ち遠しいです(^^)
子どもたちの笑顔にたくさん会えるといいな。


本当のクリスマスのころは、いつも仕事で気分的にいっぱいいっぱい。
昔から25日は知らない間に過ぎています・・・。
私にとってのクリスマスは、子育て広場のクリスマス会です。
皆さんより一足お先に楽しませて頂きま~す(^^)


さてさて、みなさんのご予定は?
これから年末にかけて、忘年会やらクリスマス会やらイベント盛りだくさんの方も
大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
体調を万全に整えて、楽しく過ごせますように―。

華ちゃん

2009-11-22 | 音楽
児島のあと(前記事参照)、一度家に帰り。
急いで出かけました。
いざ、ルネスホールへ!

目的は、待ちに待った華ちゃんのコンサート♪
何ともなれなれしく“ちゃん付け”で書いてしまいましたが、
華ちゃんとは、奥華子さんのことです。


温かな気持ち、切ない気持ち、楽しい気持ち、
たくさんの思いがいっぱいいっぱい詰まった、
優しさに溢れたコンサートでした。

CDや、ラジオ・テレビから流れてくる歌声ももちろん素敵ですが、
やっぱり生の歌声は格別ですね☆
ご本人の思いが込められた歌声、
奏でられるピアノとキーボード、
心地良かったです。
ピアノとキーボードも歌ってましたよ~♪

大好きな曲がたくさん聴けて嬉しかったです。
岡山限定「DREAM SONG」が聴けたのも最高でした。
(CD化、切に願っています☆)
それから、とても素敵な歌詞の「Birthday」という曲。
この曲のできたときのお話が印象的でした。

華ちゃんの綴った歌詞はどれも心に響きます。
ぜひ、みなさんに聴いていただきたいなぁ。
まだまだたくさん感じることがあったのだけど、
止まらなくなりそうなので・・・(笑)
この辺りで。


華ちゃん、素敵なコンサートをどうもありがと~~~♪
同じ空間にいらっしゃった皆さんも、ありがと~♪
幸せな時間をどうもありがとう。
元気を 勇気を ありがとう。


*****************************
人は出会い 人を想い 人の為に涙流して
愛を一つ 愛を一つ 誰かのため 届けるため
人は生まれ ここに生まれ 生きてゆくのでしょう
   奥華子4thアルバム『BIRTHDAY』より 「灯―ともしび―」
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太鼓橋より

2009-11-22 | 日記


あるイベントのため、倉敷市児島にあります「倉敷市瀬戸大橋架橋記念館」に行ってきました。
ここ数年、児島を訪れる機会がなかったのに、
どういう訳だかここ最近たて続けにご縁があります。
何だか懐かしい。

というのも、
前の会社では児島担当だった同僚と、何度も納品に訪れた地なのです。
テニスの試合でもよく来ていたしね。

し・か・し。
瀬戸大橋架橋記念館は初!!
それもこんな場所にあったとは気付きもしませんでした。
申し訳なかったなぁ・・・。


瀬戸大橋架橋記念館は、児島の街の中心部にあります。
外観もちょっと変わっていて、目を惹きます。
なんで今まで気付かなかったのかが不思議なくらいです。

冒頭の写真は、記念館の屋根の上から撮影したものです。
今、「屋根の上?」と不思議に思われた方、さすが!
この建物、本当に不思議でして-。
世界の橋の記念館として建てられたこの建築物は、
外観が日本の代表的な橋である「太鼓橋」の形になっているのです。
そして屋根が階段状に作られていて、何と、歩けるのです!!

この日、早く会場に着いた私は屋根のてっぺんまで上ってきました。
何だか不思議な気分。
ここで鬼ごっこをしたらスリル満点だろうなぁ。

記念館の中は世界各地を感じられるようなものが集められていますが、
道を隔てたお隣は和のお庭でした。
紅葉が奇麗でしたよ~。

この記念館、残念なことに今年いっぱいで閉館の予定だとか・・・。
平成23年には「仮称 児島市民交流センター」として生まれ変わる予定だそうです。
興味がある方はお早めに。
記念館のリンクを貼っておきます。→「倉敷市瀬戸大橋架橋記念館」




こちらは、建物の外にあったオブジェ?です。
違うポーズをしたものが他にも何体かありました。
本当に不思議がいっぱいの空間です。
恐るべし、児島!

ちなみに児島は、日本でのジーンズ発祥の地であります。
私、ほぼ毎日ジーパンを愛用しております。
ありがとう、児島(*^^*)



最後に。
今日もご一緒してくださったお仲間さんたち。
どうもありがとうございました。
お疲れさまでした~♪

地上の星

2009-11-21 | 日記
今日も夜空に星が輝いているな~~~♪
と、思いながら車を走らせていた帰り道。


  地上の星、発見!


国道2号線から少しだけ姿が見えたので、
折角だからと、全貌を拝みに寄り道してきました。


前回の記事でも書きましたが、
町はクリスマスへと向かっていますね☆


あと1ヶ月ほどで

2009-11-19 | 日記


ついこの前まで、ハロウィンのカボチャ一色だと思っていたら。
すっかり町はクリスマス色に染まっていますね。

我が家のシャコバサボテン(別名クリスマスカクタス)も、
クリスマスに向けて準備万端整っています。
(力仕事担当の私、随分前に屋外から鉢の移動を終えていました。
この鉢、重いの~~~!)

植物って、本当にすごいですね。
自分の咲く時期をちゃんと分かっているのですから。
毎朝夕、必ず一度は眺めるこのピンクの蕾に元気を貰っている今日この頃です。
ありがと☆



さて、今日はクリスマスの話題をもうひとつ。

素敵な案内状を頂きました!
「夢空間はしまや」さんで行われる朗読会です。

この案内状を眺めているだけで温かい気持ちになれるようですね。
素敵!



『a prelude to Christmas vol.3 ~即興ピアノで朗読を』と題されたこの朗読会。
「夢空間はしまや」にて、12月5日(土)18:00開場 18:30開演です。
演目は、
『森の鼓動~小さな冒険者』ファークラフト作家・石原路子さんオリジナル作品。
『ひだまり』池田智恵美さん(壁天エッセイグランプリ 優秀エッセイ賞 受賞作)

朗読は、倉敷ケーブルテレビメインキャスター・金森千裕さん。
即興ピアノは、ピアニストでありFMくらしきパーソナリティーとしてもご活躍の朝田恵利さん。


同時開催として、石原路子さんの作品展『森の動物たち』も開催されています。
期間は12月2日(水)から5日(土)まで。
朗読の演目にある『森の鼓動~小さな冒険者』は、
“ストーリー性のある作品づくりをしたいとの思い”から生まれたそうで、
どんな空間がそこに生まれるのか楽しみですね♪

もうひとつの演目『ひだまり』。
こちらは私、読ませていただきました。
とても心に響く作品です。
ぜひ多くの方に知って頂きたいエッセイです。


朝田恵利さん、金森千裕さん、お二人のコラボは最強です!
ぜひ、お時間がある方は足をお運びくださいね♪
(詳しくは、やもりんさんこと朝田さんのブログにてご覧になってください)




あと1ヵ月ほどもすれば、クリスマス。
そしてお正月。
やりたいことをやりのこさないように。
でも、無理はせず。
有意義な時間を過ごせますように-。

寒さが段々と厳しくなってきました。
みなさん、お体にはお気を付けくださいませ☆


しし座流星群

2009-11-19 | 日記
今朝の山陽新聞の朝刊を眺めながら「もう8年も経ったのか・・・。」と、
想いを巡らしました。
「夜空にキラリ」の見出しで、しし座流星群の写真が載っていたのです。


2001年の11月19日、浴びるほど降り注いだ「しし座流星群」。
あの日の光景を、私は一生忘れることはないでしょう。


そして、あの日星空に還っていったあなたのことも-。
今宵は夜空を仰ぎながら、あなたとお話をしましょう。
心でお話をね。

今日の景色

2009-11-15 | 日記


お弁当持参で行ってきました。
一日缶詰の講習会に・・・。
久々にじっくり座って聴いた講義、少々お疲れモードです。

今月は毎週日曜日に外せない用事が入っていて。
頑張らねばなりません~!

というわけで、遠出の紅葉狩りにはいけそうにないなぁ。
しかしながら遠くでなくても、身近にも美しい景色はたくさん存在するわけで。
そんな景色を今日も堪能してきましたよ♪

早めに講習会場に着いたので、近所にあったイチョウを見に行きました。
写真はその時のもの。
まだ木にたくさん葉っぱが付いていましたが、足元の風景に惹かれました(^^)
奇麗な黄色。
元気が出ますね♪



今日は七五三でしたね。
七五三を迎えられたお子さまたち、ご家族の皆さん、
おめでとうございます。

今日の晴れ着のことや、目にした風景。
忘れられないでしょうね。
素敵な思い出になったことでしょう。

どうぞ健やかに成長されますように―。


子どもの宇宙

2009-11-11 | 日記

【山陽新聞 2009.11.11】

今朝読んだ新聞記事が頭から離れない-。
そんな状況で出掛けた今日の「子育て広場」。

目の前には、
無邪気に泣いたり笑ったり怒ったり。
元気に飛び跳ねる子ども達の姿がありました。

彼らの素直な感情表現が、ずっとずっと守られますように。
子ども達の安心できる場がありますように。
そう願わずにはおれません。



今日のワーカー仲間たちとの会話の中で、ある方の言葉が重たく響きました。
「いつまでたっても自分の“子育てが<成功>した”とは思えない。
それは最期まできっと分からないものだと思う。」


吉田修一さんに『日曜日たち』(講談社)という著書があります。
5編が収められている作品集で、それら全てを繋ぐように幼い男の子の兄弟が登場します。
吉田作品の中で、私がとりわけ好きな『日曜日たち』。
何故ならそれは、
最後に大きな“救い”が待っているからです。


小説の中だけでなく、現実社会でも“救い”があったならば…。



世界中の子どもたちにとって、
かつて子どもだった人たちにとっても、
どうか、世界が温かで優しいものでありますように-。