海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

ふたつ、お姉さん

2022-08-03 | 思い、想う

病院の待ち合いで隣合わせた女性から声を掛けられました。「お母様はおいくつ?」と。
「誕生日が来たら84歳になります」と答えたら、「やっぱりお若いと思ったわ」とニッコリ笑顔を向けられました。
その方は母より2歳お姉さんでした。

今年手術をして入院していたこと。
同部屋だった方が、ひとつ違いとふたつ違いだったこと。
3人の年が近く、戦争経験者で話が合ったこと。
おひとりの方が「歌を歌ってもいいですか?」と仰り童謡を歌うので、3人で他の部屋に聞こえないように歌っていたこと。
おかげで孤独にならなかったこと。
いろいろ話して下さいました。

「母もよく童謡や唱歌を歌うんですよ。足(腰)が痛いから歌でも歌うか~♪と言って」
そう返すと、
「そうなの。痛くて塞ぎこみそうになるんだけど、歌を歌ったり聞いていたら前向きになれるのよね。あのお二人と同じ部屋でよかったわ。私が一番先に退院したから、その後、お二人はどうしていらっしゃるかが気になって。先生にお聞きしたいけれど聞けないのよね」と、同部屋だった方を案じておられました。
どうぞお二方も元気に過ごされていますように。

2時間近くの待ち時間のうちの幾らかを、母も笑顔で過ごすことが出来ました。
やはりコミュニケーションは大切ですね。

写真は頑張って病院に行ったご褒美のお昼ごはんです。
母よ、痛い時にはまた一緒に歌を歌おうね。
もちろん楽しい時にも、ね♪
(今日も車中で歌いました~♪)

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