海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

れんげと、藤と。

2010-04-29 | 日記


朝から嬉しくなるくらいの快晴だった今日。
私、備中国分寺周辺で行われている「第25回 吉備路れんげまつり」に行ってきました!
風は強かったけれど、気持ちが良かったですよ~。

主役のれんげですが・・・。
咲いてはいるのだけど、例年よりまだまだ咲きそろっていない感じがしました。
もっともっと濃いピンクに一面覆われるはずなんだけどなぁ。
れんげウィークが終る頃(5/5まで)には、今より一段と素晴らしい景観になりそうな予感。



国分寺はれんげだけでなく、他の花も楽しめます。
今回目を奪われたのが、白い藤!
「えっ?!こんなところに?」という場所で迎えてくれます。



藤棚なんてなくったって・・・。
ほら、ご覧のとおり!
水際で咲いています。
辺りには甘~い香りが漂っていましたよ(^^)




午後からは場所を移して、和気町の「藤公園」へ。
何と。
こちらも主役の藤がまだほとんど咲いていなくて・・・。
咲いていれば入園料が必要なのですが、本日無料でございました。

和気の藤公園を訪れたのは初めてだったのですが、植えられた藤の数の多さに驚きです。
151もの場所から集められているんですね。
倉敷からは「阿智の藤」が植えられていましたよ。
(ちなみに倉敷市の市の花は「藤」です!)
これらが満開になったら、さぞかし壮観だろうなぁ。

かろうじて咲いている花を見つけては、カメラに収められていた皆さん。
これもまた良い思い出ですね♪



れんげと、藤と。
花を愛でるのはもちろんのこと、今日はふたつの場所に共通する目的がありました。
それは―。
太鼓の音色を楽しむこと♪でした。


【れんげまつりで、ステージを楽しむ大勢のお客さまたち】


【藤公園での“太鼓合戦”ののぼり】

歯を食いしばりながらの気迫のこもった演奏。
こぼれる笑顔。
躍動感あふれる動き。

どのチームも、どの曲も。
“心を込めて”打っているのが伝わってくる演奏でした。

元気をありがとう。
楽しませてくださって、ありがとう。
感謝です。


それにしても、吉備路も和気も長閑な風景だったなぁ。
ゆっくりと時が刻まれているみたい。
わが町はもちろん大好きだけど、こういうところで暮すのもいいなぁと思う素敵な町でした。


ご一緒してくださったUさん、ありがとうございました(^^)
さ~、明日もガンバルぞ!


【おまけ写真】

吉備路ではバニラのソフトクリームを。
藤公園ではフジのソフトクリームを頂きました。

写真は藤公園でのもの。
色がちゃんと出ていなくて分かりづらいですが・・・。
紫色なんですよ♪

― 地球のたからもの ―

2010-04-28 | 芸術・文化


風薫るこの季節。
水辺の風景は特に気持ちが良い。
晴れ渡る空の下、こんな清々しい景色を眺めながら、
ぐんぐんぐんぐんと高梁川沿いを北上しました。
目指すは、高梁市成羽美術館


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 「岩合光昭写真展 ―地球のたからもの―」
会 期 : 2010年4月24日(土)ー7月4日(日)
時 間 : 午前9時30分~午後5時
     (入館は 午後4時30分まで)
休館日 : 毎週月曜日
     (ただし5月3日は開館し6日に休館します。)
入館料 : 一般800円、高校・大学生・65歳以上600円、小・中学生400円
(20名以上の団体は2割引)
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県内で岩合さんの写真展が見られるなんて!!

この写真展の存在を知ったときから、絶対に観に行く!と決めていた私。
それも早い段階で行くつもりでした。
会期がまだあるからと安心していて、結局行きそびれたなんてことになると、
後悔しますからね。

今日は朝からなかなかハードなスケジュール。
配達して、子育て広場に行って、昼過ぎにお客さんのところへ伺って。
会社に一度寄ってから、成羽へGO!

突然のお誘いにのってくれたMちゃんに感謝。
動物好き、アフリカ好き、「ナショナルジオグラフィック」好きのあなたなら、
きっと惹かれる世界なのでは?と思ったの。
楽しんでもらえていると嬉しいな。



さて。
写真展の感想を少しだけ。

著書『スノーモンキー』の表紙を飾る、雪玉を抱えたニホンザル。
あの大好きな写真が大きく引き伸ばされてあったのを見つけたときには、
すごく感激しました。
モデルのニホンザルの実物大くらいじゃなかろうか?

こちらをジッと見つめるその瞳を眺めていると、
まるで目の前に、そこにいるかのように、錯覚を覚えました。


写真展のポスターになっていた4頭のライオンたち。
目を瞑り何ともいえない表情のホワイトライオン。
今まで抱いていたライオンのイメージが大きく変わりました。

実は私、ライオンよりもトラの方が凛々しく緊張感があって格好良い!
と昔から思っていたのです。
それが―。
今回の写真展で、ライオンにはライオンの良さがあるなぁと思えたのです。

「百獣の王、ライオン」
彼らの風格は、やっぱりキングです。
王様です。
何なのでしょう、あの存在感は・・・。



写真集で眺めるのもいいけれど・・・。
やっぱり写真展での大きなサイズで拝見するのは格別ですね。
動物の美しさ、躍動感、崇高さを堪能させて頂きました。

オススメの写真展です。
ぜひ、皆さんにも大自然の息吹を感じて頂ければと思います。



写真は、美術館の入り口へと向かうスロープです。
高梁市成羽美術館は、建築家・安藤忠雄氏の設計によるものです。
まさに建物自体が芸術作品。
展示作品だけでなく、建物もじっくりとご覧になってはいかがでしょう?
(建築物を見るのも好きな私です。)


有意義な一日でした。
また訪れたいなぁ。

Sちゃん

2010-04-25 | 日記


何年ぶりだろうか。
昨日、中学・高校時代の部活の後輩に出会いました。
実家のお母様と一緒に、職場に買い物に来てくれたのです。

どうやら、私が働いていることを知らなかったみたい(^^)
私の姿を見つけるなり「先輩っ?!」と、
驚いたような嬉しそうなような表情で声をかけてくれました。
隣には可愛らしいニコニコ笑顔の小さな姉妹。
幼い方の女の子は、小さな手をキュッとお母さんと繋いでいました。

昔から、勉強もスポーツも音楽もできる才色兼備だった彼女。
大学以降の彼女がどうしていたのか全く知らなかったのだけど、
昨日の、以前よりもやわらかで穏やかな表情を見て思いました。
本当に幸せなんだなぁ、と。
こちらまでその幸せオーラが伝わるくらいに。

「もうひとりいるんですよ。」
と紹介してくれた、小学生のお兄ちゃん。
何と、魚が大好きだそう。

お父さんと釣りに出かけるだけでなく、
「好きなものを買っておいで」とおつかいを頼めば、魚を選んでくるらしい。
さらには料理もするのだとか。
ビックリしました。お刺身まで造るというのだから。

お母さんがちゃんと料理を作っているんだろうなぁ。
その姿を見せているんだろうなぁ。

5人だったかな?6人だったかな?
大勢の兄・姉に囲まれた末っ子だったSちゃん。
部活の合宿でホームシックになるくらい家族が大好きだったSちゃん。

新しい自分の家族もとっても大切にしていますね。
素敵なお母さん、お嫁さんになったんだなぁ。
そんな風に感じられたことが、とても嬉かったです。


久しぶりに会った後輩から、幸せな家族の姿を見せて頂きました。
Sちゃん、ありがとう。

さ、私も頑張らなくっちゃ♪


本日ハ晴天ナリ

2010-04-25 | 日記


今日は朝から見事な青空が広がっていました。
こんな日にはウォーキングを♪
といっても、私の場合はお散歩かも・・・。

普段は大股でスタスタ歩くんですけれど、
(以前、いつの間にか写真を撮られていてびっくりした事があるくらい)
カメラを持っていると、あっちで止まり、こっちで止まり。
一向に前に進みません・・・。

私の場合-。
体のためでなく、心のためのウォーキングといったところでしょうか。
リフレッシュ、リフレッシュ。


さて、冒頭の写真ですが。
とある花の“影”です。
晴れているから影もクッキリ♪


さて、何でしょう?
ヒントは、ボンボン状に咲くところ。



アップにするとこんな感じです。
うつむき加減に咲くから、光が足りないなぁ。



答えは、八重桜でした。
フリフリ、ボンボン。
可愛らしいお姿です。



遊具のある公園内でも咲いていました。
ちょっとしゃがんで写した景色。
子どもの見る世界はこんな感じかなぁ。

花木が植えてある公園っていいですね。



そしてこちらは、
先日、ソメイヨシノの花びらで覆われていた場所です。
新緑の景色へと変わっていました。

風にそよぐ優しい色の花。
青空と緑と、小鳥のさえずり。

目にする風景も、
心の情景も、
本日ハ晴天ナリ。

『いのちをいただく』

2010-04-22 | 


先日ふらっと立ち寄った書店での出来事―。
題名に惹かれ手に取った本をパラパラと読みながら、
不覚にも・・・、
ボロボロと涙を流してしまいました。
(誰にも気付かれていなければよいのだけれど)

涙したわけは、単に悲しいとか可哀相というものではなく―。
根源的な、罪意識とでもいうような悲しさと、あらゆるものに対する感謝の気持ちとが混ざった
複雑なものでした。


さて、その本とは。


『いのちをいただく』(西日本新聞社)
文  内田美智子
絵    諸江和美
監修  佐藤剛史
原作  坂本義喜


著者である内田さんは、2500人以上の赤ちゃんを取り上げられてこられたという助産師さんです。
ご自身が講演準備をしているとき、彼女とは違った立場から語られる「いのち」についての話を耳にします。
食肉加工センターにお勤めの坂本さんのお話です。

著者は、坂本さんの話に聴き入り、たくさんの人に知ってもらいたく本という形にされました。
それが『いのちをいただく』です。
形にしてくださったことに、本当に感謝いたします。


この本は絵本形式で語られる坂本さんの話に基づいたお話の他に、
監修・佐藤氏の文と写真で語られる「いただきますということ」という章があります。

************************************
 私たちは食べ物を食べて生きている。生きることは食べること。すべての食べ物は命だ。
肉も魚も野菜も米も、すべてが種を残そうとする生命体だ。
 人が生きるということは、命を頂くこと。殺すこと。
 私たちの命は、多くの命に支えられている。それを実感したときに、食べ物のありがたみが分かる。
食べ物を粗末にしてはならないと分かる。
              「いただきますということ」より
************************************

現代に暮す私たちは、誰かが育てたり獲ったりしてくださった“命”を頂いています。
捌いてくれた肉や魚を食べています。
お店に並ぶ“商品”となった“命”たちが、どのように私たちのもとへ届けられているのかを、
ともすれば忘れがちになっているのではないでしょうか。


この本では、農業に携っている方・水産業に携っている方、
「知育、体育、徳育の根元に食の教育がある」を信念に保育されている園長先生が紹介されています。
生きるということの、命の、とても近くに寄り添っている方たち。
彼らの言葉も、とても深く心に響きます。
この本が伝える大切なことを、心の真ん中できちんと受け止めたいですね。

機会があれば、朗読や読み聞かせをしたい本だなぁ。
そんな風にも思っています。
いつかきっと―。



大人から子どもまで。
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。
学校の先生方、食に関係している皆さん。
そして、未来を担う子ども達。
ぜひ、多くの方に読んで頂きたい本です。




「追記」
過去に“いのちをいただく”ということについて、何度か綴っています。
これからもこの気持ちを忘れないように。何度でも原点を見つめようと思います。
私たちの命を支えてくれる命に、ありがとう。
命を私たちの元へ届けてくださる方に、ありがとう。
料理を作ってくださった方に、ありがとう。
そして、今ここに在ることに“ありがとう”を。

2006.10.04「食べる」ということ
2008.07.02「いただきます」とは?
2008.07.05「“いのち”を頂いているから!!」

薄墨色の世界

2010-04-21 | 日記


この写真、モノクロで撮ったものではありません。
カラー写真です。
今朝6時過ぎくらいの職場から撮った景色です。



太陽が出てもこんな感じ。

心配性の家族たちからは、
「ライトを付けて車の運転をするように!」と・・・。
了解しております!!



それから1時間ほど経つと、視界も段々とクリアになってきました。
いや~、全く・・・。
視界40~50mくらいだったんじゃなかろうか?
世界が墨絵になったのかと思った朝でした。

皆さまのところはご無事でしたか?
霧が濃いときにはお気を付けくださいね。

ボンゴレ♪

2010-04-18 | 食べること


ここ数ヶ月の間に、幾人かのイタリアンのシェフとお知り合いになる機会がありまして。
もともとイタリアン好きなのですが、何だか余計に気になっています。
先日も本屋さんにて雑誌「一個人 eats」を購入。
特集が「男のイタリアン入門」だったから。

“男の”とありますが、性別は関係ないですよ。
料理ですもんね。


さてさて。今回驚いたことがありました。
ボンゴレに使うアサリの量が・・・。

 「一人前200gもあれば、おいしくできます。」

レシピには、スパゲティ80gに対してアサリ(殻付き)250g!!
頭の中で、アサリを思い浮かべてみて・・・。
結構な量だな、と。
5人分だと1kgですもんね。

 「ケチってパスタの量を多くしてしまうから、ソースとのバランスが悪くなる。
  多すぎても少なすぎてもダメ。全体のバランスが大切なんです」

料理をするとき、いつも量は適当だったものだから。
改めて納得した次第。
(あ、お菓子作りだけは分量を守っています。)


で、作ってみました。
今が旬のアサリを使って♪
大体、パスタとアサリの割合はこれぐらいになりました。
(上記のように書きつつ、今回もはっきりとは計っていない私・・・。)
アサリのだしがしっかりと出ていて、おいしかったです。


今回、オイル系のパスタを作った理由ですが―。
イタリアンのシェフに、おいしいEXオリーブオイルをご紹介頂いたから。
イタリアで料理修業をされ、現在も毎年のようにイタリアを訪れているシェフ。
その現地での彼のご友人が作られているオリーブオイルなんですよ。
フレッシュ且つフルーティなオイルでした。
ごちそうさまでしたっ(*^^*)


職業柄、ありがたいことに料理人さんたちと出会う機会に恵まれています。
和・洋、ジャンルに関係なく日頃から勉強熱心な皆さま方。
いつも良い刺激をありがとうございます。感謝!

好きなものは。

2010-04-18 | 記念日


花は、サクラ。 (やっぱりね。国花だしね~♪)

石は、ダイヤモンド。 (持ってないでしょ?プレゼントしたことも・・・?)

数字は、1か8。 (私は3だ!)

果物は、イチゴ。 (甘いもの好きだから、練乳をかけるんだよね。)



本当に、本当に、分かりやすいっ!

好きなものを集めてみただけで、どれだけ自分自身のことを大好きなのか察しが付くよ。

生まれた季節、4月が好きなんだよね。



我が兄へ

今年も周りを信じて、自分を信じて、

素晴らしい1年になりますように―。


2010.04.18

お誕生日おめでとう!!



春に寄せて

2010-04-14 | 思い、想う


やわらかな青空と、暖かな日差し。

 

鳥のさえずりや、風の音。



花は色とりどりに咲き誇る。



そんな優しい世界に包まれた春という季節。



けれど、それは限りない切なさをも含んでいます。



言葉にならない思いを大切に生きていきたい。

物語にちりばめられた行間のような―。



人生という物語をどんな風に綴られていますか?

私は、どう綴っているのだろう。

これから先を、いかに綴っていくのだろう。




最後の1ページまで、精一杯書き込むことができたなら。

精一杯咲き誇ることができたなら。



きっと誰かの心の片隅に、

小さな種を残していけるような気がします。



2010年、春。
今年も桜を愛でることができたことに感謝しつつ。