海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

みどりの日に

2006-04-30 | 日記
4月29日、山、山、山に囲まれた伯父の住む町に行ってきた。
見渡す限りの山々は新緑のやわらかな緑色に、ヤマザクラ・ヤマツツジ・山吹といった花々の色が所々に浮かびあがりとても奇麗。

ポコポコと緑で生い茂った情景を見ていて、「あぁ、よく山を描いた作品を見るけど、この感動を表したかったのかなぁ」とふと思いました。
ちなみに私は遠景の山の絵よりも、自分が森の中にいるような近景の絵が好きです。
それかヒマラヤ系の絵。

今年の「みどりの日」はしっかり「緑」を堪能させて頂きました。

四月の読了本

2006-04-30 | 
『生きる悲しみ』山田太一編(ちくま文庫)
『ナイン』井上ひさし(講談社文庫)
『古風堂々数学者』藤原正彦(新潮文庫)
『月光の夏』毛利恒之(講談社文庫)
『いま生きているという冒険』石川直樹(理論社)
『さびしさの授業』伏見憲明(理論社)
『いのちの食べ方』森達也(理論社)
『幸福論』須藤元気(ネコ・パブリッシング)
『孫が読む漱石』夏目房之介(実業之日本社)
「ピアノの森 1~12巻」一色まこと(講談社)

「ピアノバー」 2

2006-04-30 | 音楽
いや~、楽しかったです「ピアノバー」。
お店にはグランドピアノとジャズベースがあって。

細身で格好いいマスターが、自ら作詞作曲をした曲をピアノで弾き語りをして下さいました。お店に勤めている可愛いお嬢さんのジャズベースの演奏も格好よかったし!!
マスターの作った「桜」という曲、本当にメロディも歌詞もよかった。そしてヴォーカルスクールもしているというマスターのお声が、何よりもとてもとても素敵でした。録音してくれないかなぁ…。
それから、「もう一曲スタンダードナンバーから「LOVE LETTERS」を歌うね」と聴かせてくれました。歌う前に「この曲、知ってる?」と聞かれたんだけど、知っているも何も家を出る前に聞いた最後の曲がパティ・ペイジが歌った「LOVE LETTERS」。
「さっき聞いてきました」とも言えず「知ってます!」とだけ答えたのですが、友人に帰り際にこの話をしたら「うわっ、鳥肌が立った」と言われてしまった。

それにしてもやっぱり生演奏、生歌はいいですね!
友人はリクエスト通り「アメイジング・グレース」「月光の第1楽章」「トロイメライ」「めぐり逢い」を弾いてくれました。「めぐり逢い」は初見だったのにも関わらず、素敵に弾いてくれ大感激。どうもありがとう。また聴かせてもらいたいなぁ。

そして帰りの電車。
案の定、見知らぬ人に声をかけられてしまった。酔っ払い…。
満員電車の隅っこで立って本を読んでいたら、前に立っていた女の子にその酔っ払いがやたらと声をかけていて。陽気な酔っ払いだったから「大丈夫だろうな。ま、何か変な動きがあったら止めよう」と思っていたら、私に向かって「目、悪うなるよ。0.5くらい?何、読んどんの?西村京太郎?邪馬台国はどこにあるか?」などと話をふってきた。
「特攻の話です」と言う気にならず「目は1.0以上あります」とだけ答えておいた。
いろんなことがあった一日だったな~。


「ピアノバー」 1

2006-04-29 | 音楽
今日は待ちに待った友人と「ピアノバー」へお出かけの日。12時をまわってしまったから厳密には昨日ですね。(ちなみに「ピアノバー」というのはお店の正式名称です)
リクエスト用の譜面、アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」、「アメイジング・グレース」、ベートヴェンの「月光」、シューマンの「トロイメライ」を持って行きました。

私、特別な日はいろいろ演出してしまうんですよね。自分の気持ちを盛り上げるために。
出掛けにはジャズバーだからジャズのCDを聴いて行こうとか、久々に電車に乗るから電車の中で読む本を吟味していこうとか。
(電車に乗る時用に常に何冊か積読本を用意してある私。一人で電車に乗る時は余程疲れていない限り、立って本を読むことにしているんです。どういうわけか見ず知らずの人によく声をかけられるので(それもベラベラと…)、自分の世界に入りたいときは本を読みながら外の世界をシャットアウトするという苦肉の策!?)

今日選んだ本は毛利恒之『月光の夏』(講談社文庫)。
これが何と、読み始めるまでは大好きなベートーヴェンの「月光」にまつわる話だと知らなかったんです…。題名に「月光」とあるのにねぇ。
何故この本にしたかというと、今朝会社でのお客さまとの会話がきっかけ。

お客さま 「この前、呉に行ってきたんよ」
わたし   「大和を見に行かれたんですか」
お客さま 「それもそうじゃけど、慰霊に。4月7日は大和が沈んだ日じゃろぉ」
(このお客さまは戦時中海軍に所属していて、戦艦大和の乗組員の中にも友人やお知り合いの方々がいらっしゃたのです。そういえば毎年呉にお出かけになっていました。お酒を持って慰霊に行かれていかれていたんですね。)

第二次世界大戦時の特攻に関する『月光の夏』、私も慰霊のために読ませて頂きました。
それにしてもここでも「月光」。繋がりっぱなしです。

あ~、「ピアノバー」について書こうと思っていたのに。話がずれてきた。
次回に持ち越します。

「月光」

2006-04-21 | 日記
ここ最近、ピアノ曲ばかり聴いている。
一色まことの『ピアノの森』を読んだことが大きく影響していると思う。我ながら感化されやすいなぁ…。

小説や漫画を読んでいて無償に音楽を聴きたくなることがあるんですよね。
書籍から知ったという曲も結構あって。寮美千子さんの『星兎』(パロル舎)を読んでいたときなどは、作品中でとても印象的な使われ方をしていたバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」の中の「シャコンヌ」をどうしても聴きたくなり、CDを買いに走ったほど。
あと「のだめカンタービレ」を読むときは、オケもの(大抵ラフマニノフ・チャイコフスキー・ベートーヴェンのピアノコンチェルト)を聴いてますね。

で、今ハマっているのはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」。
その時の気分でバックハウス・ホロヴィッツ・キーシン・ルービンシュタインのCDを取っかえひっかえしながら聴いています。
(映画『戦場のピアニスト』でも「月光」が使われていましたよね。それもとても心に残る場面でした)

こんな生活(ピアノ曲漬け?)を毎日送っていたら、久々にピアノ教師をしている友人Nちゃんからメールが届きました。「以前から一緒に行きたいね~って言ってた“ピアノバー”に行かない?」と。
このお店、ジャズバーで週に何回かライブがあるのですが、出演者がいない日に行ったらNちゃんもピアノ演奏をさせてもらっているそうなんです。
何でも弾いてあげるというので数曲リクエストしておきました。楽しみ!!

しかし、何かにはまっている時は「呼ばれる」というか「繋がる」ものですねぇ。
Nちゃんとは年に3回は会うかな~という感じなんです。凄いタイミングで驚きました。
ちなみに学生時代の部活を共にした友人なので、会う機会は少なくても心の距離は近いんですよ。
あっ、学科で専攻した時代も一緒だった。精神的に近いものがあるんでしょうね。きっと。





『いま生きているという冒険』

2006-04-18 | 
会社で「どんな人がタイプ?」と聞かれ「“生きる力”の強い人」という何とも抽象的な答えをしてしまった私。少し(否、かなり?)言葉が足らなかったようで、聞いた人達は「???」という表情をしていました。
<失敗しても落ち込んでもへこたれても、どーしようもなくなっても、それでも立ち上がる強さがある人>ってことだったんだけど。

今日、注文していた石川直樹くんの『いま生きているという冒険』(理論社)が届きました。巻末に掲載されていた「谷川俊太郎さんからの四つの質問への石川直樹さんのこたえ」にしびれてしまった。二つだけ紹介します。
 
 「何がいちばん大切ですか?」
    それでも生きることじゃないでしょうか。
 
 「誰がいちばん好きですか?」
    いちばん好きな人には、いちばん好きと伝えてあります。 


やっぱり格好いいなぁ、生き方が。




花見

2006-04-09 | 季節を感じて・節句

満開の桜が咲き誇る中、友人とその子ども達と一緒にお花見に行ってきました。
子ども達がまだ小さいので安心して遊べる場所がいいと思い、近所の公園にお弁当を持っていってゆるゆるとした時間を過ごしました。お天気も良かったし最高!!

で、途中から近所の子ども達もやってきて一緒に遊ぶことに。
「鬼ごっこをやろう!」なんて誘われて、真剣に付き合ってしまいしたよ…(^^;)
すべり台にジャングルジムにも上ったし。
おかげさまで全身筋肉痛です。あ~~~、運動不足を実感。
でも、すっごく楽しい一日でした。