読書の秋に
2009-10-27 | 本
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/f5/2e550b345c3561ff0d353c021d093d85.jpg)
本日、10月27日は「文字・活字文化の日」です。
そして読書週間初日!
会社から帰ってみると、頼んでいた本が届いていました。
冒頭の写真がそれです。
『魚食スペシャリスト 検定3級に面白いほど受かる本』(中経出版)
『Q&A 食べる魚の全疑問 魚屋さんもビックリその正体』(講談社)
魚に関する仕事をしているので、少しは知識がある“つもり”なのですが・・・。
まだまだ知らないことも多く、勉強しないと!
そして最近感じるているのが、消費者の方と業界人との思いのズレ。
一方からではなく、多面的にトータル的に物事を見つめなければいけないなぁと思う今日この頃です。
それには現状を、実態を“知る”ことなんでしょうね。
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いま、日本の魚食は、かつてない重大な危機を迎えています。若者は魚を食べなくなり、家庭からは魚を調理するための包丁などの器具やスペースが消えて、魚の目が怖い、ごみの処理が大変、臭いといって、魚を避ける人も増えました。
しかし、世界では、日本とはまったく逆のことが起こっています。魚が健康食や流行として、大いに見直されているのです。
(中略)
魚に関するすべてを総合的に、体系的に知ることによって、1つひとつの事柄がこれまで以上に深く、はっきりとわかってきます。
そしてなにより、魚食スペシャリストの資格を取ることによって、日本の魚事情と海について理解が深まり、いま、日本が直面する「魚が食卓から消えるかもしれない」危機に対して、よりよく理解し、日本の魚食文化と海を守るために行動することが可能となります。
『魚食スペシャリスト 検定3級に面白いほど受かる本』
「はじめに―監修の言葉に代えて」より
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(赤字に変えてあるのも本文の通りです。)
資格を取る取らないは別にして・・・。
まずは【今の現状を「知る」】ことが必要だと思っています。
食に関心のある方、魚に興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
とても分かりやすい本ですよ。
それから―。
魚に限ったことではなく・・・。
安物合戦はそろそろ考え直さないと大変なことになりますよ、日本国。
自らの首を絞めていると感じているのは私だけでしょうか・・・。
今日、老舗の大きな魚屋さんがお店を閉めるというお話を聞きました。
直接関係しているわけではないのですが・・・。
すごく淋しいお話です。
教えてくださった業者さんもかなりお寂しそうで・・・。
厳しい時代になりました。
流れに乗って変化していくのも大変ですね。
周りを変えるのではなく、
自分が変わらないと。。。
大きな視点を持って、ね。
読書週間初日。
いつになく考えごとをしながら夜が更けていく一日でした。
さて皆さんは、この秋何を読むのでしょう?
素敵な秋の夜長をお楽しみくださいね。